チュート・徳井が選ぶ美女アスリートの1人、関東インカレ3連覇・福内櫻子さんの“葛藤と本音”

2017年2月、一人の元アスリートが、勤務先の大手外資系スポーツブランドを退職。半年後、『ランニングアンバサダー』として活動を開始し、イベントやテレビで活躍し始めています。

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大学陸上界で華々しい実績を残した福内さん(写真:本人提供)

活動開始時、本人のブログにはこう記されています。

「ファッションとスポーツの架け橋になりたい」

元アスリートの名前は福内櫻子さん。

『チュートリアル徳井が選ぶ美女アスリートランキング』にも出演し、ランニング業界ならず、メディアの注目を集める彼女。双子の妹も学生時代陸上の世界に足を踏み入れるも本格的に競技を続けたのは彼女だけ。「とにかく負けず嫌いなんです」この言葉に彼女の原動力が詰まっています。

2016年度まで大東文化大学陸上競技部に所属し、関東インカレ5000メートル3連覇、1万メートル連覇、ユニバーシアード競技大会ハーフマラソン7位を始めとした実績を残します。大学陸上の第一線で活躍を見せたのち、卒業と同時に競技を引退。その後入社した企業も約1年で退職しています。日本の陸上競技における慣例で言えば、実業団に所属し、競技を続ける道もあったはず。

なぜ、彼女は現在の道を選択したのか。本人にインタビューを試みました。
(撮影:倉島周平)

ユニークな肩書き。広がる可能性

ランニングアンバサダー。
聞き慣れない言葉かもしれません。アンバサダー(Ambassador)は直訳すれば〝大使〟という意味ですが、SNSの普及によってコミュニケーションの範囲や形態が広がった今、ブランドとファンの関係性を表す、マーケティングにおける一つのキーワードにもなっています。しかし、福内さんの場合、特定のブランド名ではなく冠に付くのは〝ランニング〟というワード。どこか余白や可能性を感じさせる肩書きにも見えます。

「チュート・徳井が選ぶ美女アスリートの1人、関東インカレ3連覇・福内櫻子さんの“葛藤と本音”」の画像「『どんな活動をしていくんですか?』と結構訊かれるんです(笑)。最初は、〝アドバイザー〟とか〝インストラクター〟という肩書きも考えていたのですが、それによって仕事の領域が限られてしまうのではないかと思って。もっと自分を表現していきたいという思いで決めました」

学生時代の経験を踏まえた教える立場としての余地も残しながら、「もっと色々な人、スポーツに馴染みがなかった人にも見てもらいたい」という思いから生まれた選択でした。

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魅力あるアスリートへの志向。生まれる疑問

意思の萌芽は学生時代。トラックレースで実績を残し始めた頃です。

「速く、可愛く、強い選手をずっと目指していて、レースの時もお洒落でいたかったんです。競技は見られるものだから、そのほうが見ている人も楽しいじゃないですか。『あ、あの選手イイね!』って。そういう存在でいたいと強く思っていました」

海外の陸上競技では、プロアスリートとしての活動と並行して、モデル等、他領域の仕事を兼業している選手も多く存在します。彼ら、彼女らはSNSを通じて自身の今を積極的に発信しながら、スポンサードするメーカーのシューズやウェアをさりげなく写し込んでいます。

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「そんな選手になりたい、と現役時代もずっと思っていました。別の分野でも活躍出来ているからこそ、応援してくれる人も増える。自分を表現することで、陸上競技を知らなかった人が見てくれる。そんな機会も多くあると思うんですけど、日本の陸上競技はまだそういった風潮にはなりきっていないと感じています。大学陸上という雰囲気が凄く厳しくて、もっと色々なことに挑戦していきたいのに、と思っていました。SNSも禁止でしたが、それだとメーカーがシューズを履かせる意味はあるのかな…。試合でももちろん履きます。でも今は会場に足を運ぶよりSNSで見ている人の方が絶対に多いんです。だから影響力を持っている人に企業もシューズを提供する。契約をする。その意味で、日本の陸上競技はどこかもったいないな、とも思います。アメリカのエマ・コバーン選手(※)も、代表ユニフォームはNike製ですが、シューズ契約がNew Balance。世界陸上で優勝した時も、カメラに映るように肩にシューズをかけてウィニングランをしていました。そういうプロ意識は、今はわかりませんが、日本の選手には少なかったのかな、と」

※エマ・コバーン(Emma Coburn):米国の陸上競技選手。17年世界陸上競技選手権ロンドン大会の女子3000メートル障害で優勝。16年のリオデジャネイロ五輪は同種目銅メダル。

拭えないモヤモヤ。最後は吹っ切れて自分らしい道へ

大学時代から温めていた考えを、卒業後1年のブランクを挟んで実行に移した福内さんですが、葛藤もありました。大学陸上界で突出した実績を残したことで、周囲の期待は高く、競技引退に際して反対や、引き止めもあったといいます。その後の就職先でも、悶々とした日々がありました。

「最初に『卒業後は就職せずにこんな活動をしていきたい』と打ち明けたら、めちゃくちゃ反対されて、『もう嫌だ!』と思ってしまって。

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