箱根駅伝のここがヘン!芸人のキングコング・西野亮廣さんが改善策を提案

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お盆休みが終わり、世の中は少しずつ秋モードに。涼しい季節がやってくると、いよいよランニングシーズンの到来。ランニングの風物詩といえば、箱根駅伝。今回の大会も、近年、結果を出し続けている青山学院大学がどのような戦い方をするのか、楽しみにしている方は多いでしょう。

選手の自主性を重んじる同大学では、2015年「ワクワク大作戦」、2016年「ハッピー大作戦」、2017年「サンキュー大作戦」と、毎回、ユニークなキャッチコピーをつけて大会に挑んでいます。

そんな指導の中心にいるのが原晋監督。選手が自主性をもって行動し、自分の武器を発掘することで、社会人になっても活躍できるようにと、中長期的な視点で選手を育てています。原監督は、本気で陸上競技を稼げるスポーツにしようと考えており、自著『勝ち続ける理由』では、実業団のニューイヤー駅伝の関西開催を提案。

「徳川家康が総大将の東軍と石田三成が指揮を執った西軍が天下分け目の決戦をした岐阜県不破郡の関ケ原からスタートして京都に入り、大阪の御堂筋を通って、大阪城前でゴールする。このコースであれば、箱根駅伝のドラマ性に十分対抗できるはずだ」(同書より)

また、日本選手権でも、こうアイデアを出しています。

「東京オリンピックまでに完成する予定の新国立競技場で開催される日本選手権に、AKB48や嵐などの人気グループも招いて、観客席を5万人の陸上ファンで埋め尽くすというのはどうか。大観衆の声援を受けて、出場選手は120%のフルパワーで試合に臨むに違いない」(同書より)

現状のマラソンレースには、旧態依然のまま続けられているものが多く、様々な改善点があるというのです。

また、箱根駅伝に関しても、ユニークな改善を提案している人がいます。お笑い芸人であり、絵本作家、俳優としても活躍するキングコングの西野亮廣さんです。

西野さんは、自著『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』の中で、箱根駅伝の改善点について言及しています。

現在の箱根駅伝のもったいないところは、時速20kmで走る選手のスピードが、TVを観ている人にはほとんど伝わらない点です。現地で応援されている方は、目の前をものすごいスピードで駆け抜ける選手の風圧を感じることができるので、感動が伝わるかと思いますが、やはり、TVだとそれがありません。

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というのも、箱根駅伝の放送は、基本的には真正面から選手を映します。その方が、微妙な表情の変化などが撮りやすいかため。ですが、カメラを乗せた車は選手と同じスピードで走っているので、そのスピード感がほとんど伝わりません(時々、横から映してくれます)。これはTV番組の制作の上で、ある程度仕方がありません。

西野さんが指摘しているのは、カメラワークではありませんでした。

「箱根駅伝のランナーのスピード感を殺し、箱根駅伝自体の面白さを殺している犯人は、カメラとランナーの間にいる白バイのオッサンだ」(同書より)

本来、最高速度200km以上出る白バイからすると、時速20kmなんて余裕のスピード。むしろ、ゆっくり走ることの方が難しそうです。ランナーの前に同じ早いものを置くと、確かに、どれだけ選手が速いのか、伝わりにくくなりますよね。さらに、西野さんは、白バイの方の表情が常に余裕の表情だったり退屈そうなので、ここを解決すべきと指摘します。そうすることで、ランナーのスピード感がより伝わり、箱根駅伝がもっと面白くなると。

そこで、西野さんの提案です。冗談のようで、確かにそうすればランナーのスピード感が浮き彫りになる策です。

「白バイのオッさんには、白バイを降りていただき、代わりにママチャリ(お母さん専用自転車)に乗ってもらおうではないか。自転車といえど、時速20キロで足るのは至難の業だ。しかもそのペースを維持しなければならない。当然、白バイのオッサンあらため、ママチャリのオッサンは、汗をほとばしらせ、鬼の形相になる。それでいい。それがいい」(同書より)

ママチャリが唯一の解決法ではないかもしれませんが、素晴らしい大学生の脚力を感じるためには、それが引き立つような演出があっても良いということですね。確かに、箱根駅伝で選手のスピードを実感できるのは、沿道を並走する一般人がバテバテで、ものすごい形相で走っている時だったりしますもんね。

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