スペイン在住・廣瀬花がフランスのバスク地方で早朝ラン
Aug 03, 2017 / SPOT
Apr 26, 2019 Updated
こんにちは。ライターの廣瀬花です。
今回休暇を利用して西フランスのバスク地方へ旅行をして来ました。バスク地方は4つのスペイン領と3つのフランス領の合計7つからなっていて、海・山に囲まれた地形からウォーターアクティビティやトレイルランなど多くのスポーツを楽しむことが出来ます。
色とりどりの家がとってもお洒落なフランスバスク
フランスバスクの中心はサン・ジャン・ド・リュズやビアリッツ、バイヨンヌなど。どれもスペインバスクに比べると建物がピンクやブルーのパステルカラーだったりととってもお洒落な雰囲気です。
ビアリッツは特に高級リゾート地としても有名で、毎年多くの人がバカンスに訪れます。建物もなんだかお城の様。
私は今回車での旅行だったので、宿泊もホテルではなく車中泊。サン・ジャン・ド・リュズの近くのビーチ「Lafitenia」に泊まりました。初めての車中泊だったのですが、なかなか快適に過ごせました。
朝日と共に目覚めて、いざ早朝ラン!
車中泊やキャンピングの良いところは、自然を直に感じられるところ。朝は車の中に差し込む朝日で、いつもより少し早めに目覚めました。ドアを開けると目の前には朝日によってオレンジ色に染まる海!こんなに贅沢なことはありません。
フランスバスクのビーチ沿いにはキャンピング場がいくつもあり、たくさんの人が宿泊しています。朝になるとサーフボードを担いで海に向かう人、ランニングに出かける人をたくさん見かけます。ヨーロッパの人はバケーションでものんびり過ごすというよりは、体を動かすのが好きな人が多いような気がします。特に私が今回訪れたところはランナーも多く、私もすぐに駆け出したくなりました!
さあ、さっそく私も朝ランに出発!
ビーチからゲタリーの村まで往復5kmのコース
走ったコースは、泊まっていたLafiteniaのビーチから、近くにある小さな村ゲタリーまでです。片道2.5kmなので、往復でちょうど5km。朝のランニングにはちょうど良い距離でした。
ゲタリーは昔クジラ漁を行っていたそう。村のあちこちにクジラをモチーフにした看板などがありました。クジラを引き上げたという漁港では、今はたくさんの観光客が日光浴を楽しんでいます。
でも朝はまだ観光客もいないので、静かな漁港をのんびりと眺めることが出来ますよ。
コースは基本的にビーチ沿いを走ります。
上り坂のところも何か所かありますが、車の通りもないので安心して走れるコースです。
道中にはロバもいました。白・茶・黒と3匹のバリエーションがなんだか面白く感じました。3兄弟なのかな?
自然に溢れたランニングコースです。
詳しいコースは西フランスで海岸ランニングを見てくださいね。
ランニングの後は、そのまま海に飛び込みたくなります。が、バスク地方の海はかなり冷たいのです。ザバッと肩まで入ったらシャワーへと一目散。とくに朝だとまだ寒いので、私は長く海には浸かっていられませんでした。
地元の人たちは水着で悠々と冷たい海の中を泳いでいたりします。さすがです。
ランニングの後は海を眺めながら朝ごはん!幸せです。
フランスバスクはスイーツ天国!
せっかくなのでフランスバスクのおすすめ名物もご紹介しましょう! サン・ジャン・ド・リュズはマカロン発祥の地と言われ、ルイ14世の結婚式に献上されたというマカロン秘伝のレシピが今も代々受け継がれています。
また街の通りにはお土産屋さんがたくさん並んでいて、街歩きをするのがとっても楽しいです。マカロンの他にもフランスバスクにはパステル・バスコというケーキがあり、こちらもおすすめです。スペインではカスタードクリームが主流なのですが、フランスバスクではタルト生地の中にサクランボジャムが入っているものもあります。個人的にはサクランボジャムのほうが、味にアクセントがあって好きでした。
海岸から内陸のほうへ少し入ったところにあるビアリッツの街は、チョコレートがフランスに1番最初に伝わった場所だと言われています。そのため旧市街地にはたくさんのチョコレートショップが並んでいます。
甘いもの好きにはたまりません。街歩きを口実にいくつものチョコレートショップで立ち止まってしまいました。
スイーツを食べた後はランニング頑張りましょうね。
甘いものの他にもフランスバスクの見所はたくさんあります! 7本のストライプ柄がお洒落なバスクリネン。バスク地方のシンボルである花を象った雑貨など、たくさんの可愛らしいお土産に出会えます。
冒頭で書いたように、スポーツが盛んなのもバスク地方の特徴。ビーチには質の良い波を求めてたくさんのサーファーが世界中から訪れます。
今回は5日間ほどの滞在だったのですが、観光をしながらスポーツも出来とても満足のいく旅行となりました。いつでも自分の好きなところに行けてしまう、自由奔放な車での旅行もクセになりそうです。また近々訪れたいです。