【アディダス】ADIZERO ADIOS PRO 3・TAKUMI SEN 9の履き分け方は?箱根駅伝ランナーも着用する定番レーシングシューズを徹底比較
Feb 07, 2023 / SHOES
Feb 07, 2023 Updated
アディダスの定番レーシングシューズ『ADIZERO TAKUMI SEN 9』と『ADIZERO ADIOS PRO 3』。駅伝選手の間でも着用するモデルが分かれ、その違いや使用シーンも気になるところ。そんなランナーの悩みを解決すべく、今回もRuntripおなじみのシューズアドバイザー・藤原岳久さんが徹底比較します。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わり20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
アディダスの定番レーシングシューズ2足を徹底比較
大森:アディダ
藤原:ポイントは履きやすさで、接地感覚に対して履きやすい感覚が持てるかどうかだと思
大森:シューズによる助力の違いでしょうか。
藤原:そうですね。どこかのゾーンで「履きやすい」よりも「速く走れる」がメリットとして上回ります。私の場合はTAKUMI SENは履きやすい
大森:なるほど。ADIOS PROは身体が拡張して
接地感が高い「TAKUMI SEN 9」はインターバルにおすすめ
藤原:TAKUMI SENは接地感があり、個人的に1番使いやすいのはインターバル走。
大森:接地感を養って地力を高めてから、厚底レーシングシューズに移っていくのが良い使い方だと感じますよね。
大森:クロスカントリーのような不整地を走る場合もTAKUMI SENは使い勝手が良さそうです。
藤原:やっぱり接地感があった方が良いでしょうね。
厚底カーボンシューズ「ADIOS PRO 3」は反発性が魅力
藤原:ADIOS PRO 3はカーボン製のEnergyRodsがシューズ全面に入っていて、剛性が高いシューズです。それによって不安定なのはつま先外側の削られてる部分くらいで
大森:個人的に最近の課題が厚底を履いているとストライドが広がってしまい、
藤原:ランニングは基本的に重心移動の繰り返しなので、身体が前に行かないといけないですよね。
大森:結果、
藤原:だから履きやすい感覚も高めて、
大森:大事なことですね。
藤原:TAKUMI SENは5kmであれば個人的には履きやすさとスピードの出しやすさが一致している距離。ADIOS PROも今となっては履きやすいシューズだと言われていますが、前への推進力の方が上回っています。
大森:練習やレース内容、距離、
藤原:この2足をセットで使ってもらうことが効果的だと思います。
シューズによってその特徴はさまざま。目的によって使い分けることもトレーニング効果やパフォーマンスアップにもつながります。ぜひ、藤原さんのレビューを参考にアディダスのレーシングシューズを使い分けてみてはいかがでしょうか。
詳細情報
1.アディダス|ADIZERO TAKUMI SEN 9
・価格:¥20,900(税込)
2.アディダス|ADIZERO ADIOS PRO 3
・価格:¥26,400(税込)
藤原 岳久さん
FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト