怪我・体調不良・時間の制限・気候……ランナーの葛藤「走りたいのに走れない」時にどうすべきか

走りたいのに、走れない!
こんな経験はありませんか?理由は怪我、体調不良、時間の制限、気候など様々ですが、ランナーであれば一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。

私は先月レースに向けたトレーニングをしていたにも関わらず、仕事の都合でしばらくランニングを諦めなければならなかったので悶々としていました。そこで今回は、市民ランナーがそんな状況に陥ったときの心の持ちようについて考えてみます。

今回はライター戸上の出張ランシリーズ第三弾です。
第一弾と第二弾はこちら。

今回の舞台は、東南アジアのタイ・バンコク中心部にあるルンピニ公園 (Lumphini Park)。大都会の喧騒から逃れることができる市民の憩いの場です。走れない日々が続いた後、やっとのことで走ることができたルンピニ公園の様子は、後半にご紹介します。

なぜ走れない?

まず、走れない理由について考えます。冒頭でいくつか理由を挙げましたが、大きく次の3つに分けられるのではないでしょうか。

時間:朝起きてから夜寝るまで、ランニングに費やす時間がひとときもない。例えば、早朝から朝食会議~夕食後も接待、などです。私は今回この理由で走れませんでした。

体調:体調不良や怪我の影響により、安静にしなければならない。走ることが体に悪影響を及ぼすという理由です。

環境:安全にランニングできる場所がない。近くにジムがなく、外は吹雪や猛暑、治安が悪くて走れる環境ではない、などといった理由です。

そんな時、ランナーの心の声は?

「少し無理をすれば走る時間を捻出できる!」「無理をして睡眠か食事の時間をカットするべき?」「でも体調のために無理はしてはいけない。」「このままではせっかく築いた走力が落ちたり、身体が衰えたりするかもしれない」「でも少しくらい時間を空けても大丈夫かな?」そして、個人的には「こんなに走れていないのに、今後ライターとして記事を書いても大丈夫だろうか…?」

お分かりのようにさまざまな思いが頭をよぎります。さらに、つい自分を責めてしまう追加要因もあります。例えば…

・レースに向けてトレーニングスケジュールを組んでいるにも関わらず、上手く実行できていないとき。
私が運動できなかった10日間、事前に組んでいたハーフマラソンに向けてのトレーニングランを5回(うち2回はLSD)も逃して焦っていました。

身近なランナー仲間が順調に走れているとき
周りのランナーと比べても意味はないと分かってはいても、ランナー友達から「今日は10キロをキロXX分ペースで走れたよ~!そちらは調子どう?(^▽^)/」などといったメッセージが届くとついついストレスを感じてしまいます。

では、どう対処したらいいの?

ランニングの楽しみ方も、走れない理由もランナーによって様々です。そして走れない理由によって復帰までの時間や対処法は違います。

もし走れない期間がはっきりしているのであれば、思い切って「この期間は走れない期間!仕方がない!」と潔く割り切ってしまうのが良いかもしれません。私は出張中「もしかしたら、走れる時間があるかも…」という淡い期待を手放せずにいたので、無駄な焦りとストレスを抱えていました。花粉症ランナーのための記事にもあったように、ワンシーズンは走らないと自分で決めてしまうのも一つの手です。その間にお気に入りのクロストレーニングやストレッチ法と出会えるかもしれません。

もうひとつの対処法は、ストレッチなど身体をいたわる運動を一日5分であっても行うことです。そうすると、身体のケアに効果的なだけでなく「今後走るための身体のケアをちゃんとしている」と自分で思えるのでおススメです。

やっと走ることができたときの喜びはひとしお!

最後に、ルンピニ公園の様子をご紹介します。

「怪我・体調不良・時間の制限・気候……ランナーの葛藤「走りたいのに走れない」時にどうすべきか」の画像

今回は、走りながら走りたいのに走れないときの市民ランナーの心の葛藤について考えてみました。ランナーの皆さんはどのような対処をしていますか?

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