ガーミンマスターに教わるランニングウォッチ「GARMIN」の使い方!トレーニングがより充実する機能とは?
May 30, 2024 / OTHER
May 30, 2024 Updated
GPS機能付きウォッチは、マストアイテムとして所有しているランナーも多いアイテム。その一方で、新モデルが登場することに多種多様な機能が備わっており、「使いこなせているのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ランニングウォッチとしてランナーから絶大な支持を集めるGARMINの定番アイテム『Forerunner 265』を用いて、ガーミンマスターの上田怜さんにおすすめの活用法を初級編・中級編に分けて紹介していただきました。
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ガーミンマスターがおすすめの使い方を伝授
岡田:ウォッチって「買っても使いこなせないかも」と思ったり、実際に使いこなせていないという人も多いと思うんですよね。今回は『Forerunner 265』を使って、GARMINの使い方をレクチャーしてもらおうと思います。
上田:おまかせください!
初級編|自分に合ったアクティビティプロフィールを作成しよう
上田:まずは用途に合ったアクティビティのプロフィールやトレーニングのページを作っていきましょう。
岡田:この設定には、どんな意味合いがあるのでしょうか。
上田:GARMINには、あらかじめアクティビティのプロフィールが入っていますが、例えばランニングでもレースと練習時では欲しい情報が違いますよね。そこでGARMINでは新しくページを作成したり、編集できます。それを設定して、ご自身のランニングスタイルに合ったページを作ることが大切です。
岡田:怜さんのウォッチでは、どのように設定していますか?
上田:私はランニングでは2種類作成しています。1つ目は普段の練習、主にジョグ用です。2つ目はレース用、私は『マラソン』というプロフィール名を付けています。ページには6項目を表示しています。
岡田:表示できる項目の数は多いんですね。
上田:こちらは1~6項目と数を変更することもできるんです。私はタイムと距離に加えて、心拍で記録を管理することが多いので心拍数、さらに無酸素トレーニング効果、有酸素トレーニング効果。さらにパフォーマンスコンディションという項目を1ページ目に入れています。
岡田:怜さんは結構細かい項目を入れていますね。レース用の『マラソン』ではどう変わりますか?
上田:レース用でも、項目数は6分割です。大会でペーサーをしたり、プロキング(ゴミを拾いながら走ること)をしながらマラソンを走ることが多く、関門時間を見るために、時刻もランニング中の画面に入れています。
岡田:ほかにもレースになるとリアルタイムのペースや平均ペースなどが入って、ジョグ用とはだいぶ様変わりしますね。
上田:トレーニング効果はレース後に見返せば良いですから、レース時はそのときのペースなど今すぐ必要な情報を選ぶようにしています。
岡田:状況によって使い分けることが大事で、それが一層使いこなすことになるんですね。ちなみに、ジョグ、レース用と2パターン紹介していただきましたが、アクティビティプロフィールをさらに追加するのは難しいんですか。
上田:いや、そんなことはありません。簡単に作成できます。
GARMINウォッチで右上のスタートボタンを押してもらうと、ランニングをする前の画面になります。そこで下の方にスクロールしてもらうと、『追加』という項目があります。そこから『アクティビティのコピー』を選択して、編集していく流れです。
岡田:ここで欲しい情報を選んだり、項目数を決めるんですね。
上田:そうですね。ご自身のお好みで決められます。
岡田:ほかに作成方法はあるんですか。
上田:Forerunner 255以降の機種では、スマートフォンアプリの『Garmin Connect(ガーミンコネクト)』で作成することも可能になっています。
岡田:確かにスマホの方が操作しやすそうですね。実際にどのように編集するんでしょうか。
上田:アプリ内の右下に表示されている詳細から『Garminデバイス』を選ぶと、今接続されているウォッチが出てきます。そちらを選んでアクティビティアプリを選択するとウォッチ内の一覧が表示されますよね。そこから編集したいアクティビティを選んで、編集できます。
岡田:これは編集しやすいですね。
上田:スマホの場合、選べる項目が一覧で出てくるので見やすさもありますね。
中級編|おすすめワークアウト機能を活用する
岡田:つづいて中級編です。こちらのおすすめ機能はなんでしょうか。
上田:『おすすめワークアウト機能』を紹介します。すでに使っている方も多いと思いますが、GARMINでは新しい機種を中心にランニングを始めるときにこの機能が出てくる設定になっています。
岡田:まさに“ガーミン先生”がおすすめメニューを提案してくれるわけですね。
上田:ただ、この機能はやみくもにおすすめしているわけではなく、過去のワークアウトの結果、ご自身の身長や体重も考慮されています。
岡田:成長に合わせてメニューが組まれていくんですね。
上田:例えば、メニューにはロング走を行うときがありますよね。それを何曜日にするかも設定することができます。
岡田:なるほど。出されたメニューを調整することもできるんですね。1人で走っていて、目標があるランナーはどんな練習をしたら良いか悩むこともありますが、それをGARMINウォッチに従ってトレーニングをすることで成長につながりそうですね。
上田:逆に目標を設定しなくても、おすすめワークアウトを考えてくれます。そこからステップアップとして、目標としている大会があれば、それに合わせて逆算して、おすすめワークアウトの提案をしてくれる機能もあります。
岡田:それは最高ですね!
上田:アプリ、ウォッチどちらでも設定できますが、今回はアプリを使った方法を紹介します。皆さん、いろいろと大会があると思うんですけど、優先度を考慮するかどうか分けることができます。
岡田:記録を狙っているレースがあるなら、優先度を一番高く設定できるということですね。
上田:Garmin Connectでカレンダーを開いてレースの日時を選びます。そうすると指定した日程付近のレースがデータベースで登録されているので、そこから選択することも可能です。
岡田:それは素晴らしい。
上田:これをイベントに追加します。もちろん目標タイムを決めることも可能で、それがトレーニングの内容に反映されます。大会が複数入れている場合は、どれを一番優先するかも決めることもできます。
岡田:大会にエントリーしたら同時に設定するとトレーニングメニューを組んでもらえますね!
上田:ぜひやってみてください。そうすると常にウォッチに、レースまでのカウントダウンが出てきます。
岡田:これはモチベーションが上がりますね。トレーニングの時間があまりとれなかったりして、効率的にやりたい方やメニューが分からない方には本当におすすめですね。
上田:そうですね。1週間分のトレーニングが出ますから、おすすめされたメニューができないときは次の日と変えたり、少しアレンジするにも参考になると思います。
岡田:コーチが提案してくれるのはありがたいですね。実際に今日出されているメニューをやってきましたが、提示されたことをこなすのは気持ち良いですね。
上田:自分のペースでやってもらうのも大事ですけど、GARMINは科学的根拠に基づいてメニューを組んでくれるので、これをやれば成長できるという安心感があると思います。
岡田:達成感がありますよね!
上田:安心のコーチが手首にいてくれますからね。
岡田:今回は初級編・中級編で紹介しましたが、ちょっとしたワンポイントの工夫でランニングへの取り組み方がだいぶ変わりますね。
上田:GARMINのウォッチは、まだタイムや距離を測るだけという方も多いと思います。実はこの小さいウォッチにはたくさんの機能が入っているということを知ってもらって、いろいろ試していただきたいと思います。
GARMINを活用して充実したランニングライフに
ガーミンマスターの上田さんが提案する初級編、中級編はすぐにでも取り入れたいものばかり。GARMINのランニングウォッチは使いこなせばこなすほど、自身のランニングにおける大切なパートナーとなりそうです。ぜひ、ウォッチの機能を色々と試して、日々のランニングをより充実したものにしてみませんか。
詳細情報
GARMIN|Forerunner 265
・価格:¥62,800(税込)
商品ページ
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(文:田中葵/ 写真:辻晋太朗)
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