【ナイキ】新作「アルファフライ 3」発表。マラソン世界新記録を樹立した最速レーシングシューズが満を持して登場

Dec 12, 2023 / SHOES

Dec 12, 2023 Updated

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ナイキのエリートランナー向けモデル『アルファフライ』シリーズより、最新作『アルファフライ 3（プロトタイプカラー）』が2024年1月4日（木）にNIKE.COM、NIKEアプリ、一部のNIKE販売店にて発売開始されます。

こちらの記事では、アルファフライ 3の特徴やアップデートされた点について解説します。

多くのランナーが快適に走れるシューズへアップデート

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2019年10月にナイキアスリートのエリウド・キプチョゲ選手が、それまで不可能と思われていたマラソン2時間の壁を非公式ながら突破。歴史に残る走りを支えたのは多くのテクノロジーが搭載されたシューズ『ナイキアルファフライネクスト%』の試作品でした。

一般発売が開始されると多くのランナーが着用するようになり、ロードレースを中心に数々の記録を打ち立ててきたアルファフライシリーズ。キプチョゲの快挙から約4年が経ち、さらに進化したアルファフライ 3が登場します。

ナイキ独自のテクノロジー『ナイキエアズーム』を活用したアルファフライは反発力の高さから、特にスピードを求めるランナーに選ばれてきました。そんななか今作は歴代シリーズの中でも最軽量となっており、よりスピードを追求できる1足へと進化しました。

また、これまでのアルファフライシリーズは前足部と中足部の間が分かれているセパレートの仕様でした。しかし今作はシリーズで初めてソールのかかと部と前足部を連結させ、ランナーのペースや接地パターンに関わらずかかとからつま先へのスムーズな体重移動が可能となったのです。

さらに今作は過去最大数の女性テスターから得られた知見とフィードバックを活かして開発。新素材『アトムニット 3.0』を採用したアッパーは軽量かつ通気性に優れており、中足部のサポート性も従来のモデルよりも向上しています。

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軽量性やフィット感が向上し、かつ前作よりも様々なランナーの走り方に対応できるようアップデートされたアルファフライ 3。これまでのシリーズで比較すると、今作は最も幅広い層のランナーに親しまれるシューズだと言えるでしょう。

着用ランナーが国際大会で次々にタイトルを獲得

今回発売されるナイキアルファフライ 3の初期バージョンは、2023年春から世界のトップランナーたちが着用するようになりました。その結果、シカゴ・マラソンではケルビン・キプタム選手が2時間00分35秒のフルマラソン世界新記録を樹立。

シファン・ハッサン選手はフルマラソンデビュー戦となるロンドン・マラソンで優勝し、シカゴ・マラソンでは女子マラソン史上2番目に速いタイムを記録するなど、2023年の国際大会で数々の好成績を収めました。さらにエリウド・キプチョゲ選手はこのシューズを履いて出場したベルリン・マラソンで史上最多となる5度目の優勝を果たしています。

: ケルビン・キプタム選手

: シファン・ハッサン選手

シカゴマラソンではアルファフライ 3を着用した2人が男女ともに優勝。着用したアルファフライ 3について、世界記録保持者となったキプタムは「新しいナイキアルファフライ 3 を初めて履いた瞬間に、『これだ』と思いました」とコメント。マラソン挑戦1年目にして2度の優勝を勝ち取ったハッサンは「私は限界を打ち破り、新しいことに挑戦し、新たな高みを目指すために走ります。ナイキアルファフライはそれをサポートしてくれます」と言葉を残しています。

実績として十分な結果を残してきた新作レーシングシューズ『アルファフライ 3』。2024年1月に発売されるのはキプタムやハッサン、キプチョゲが着用したものとほとんど同じデザインの『プロトタイプカラー』です。

シューズ全体は白を基調とした配色となっており、前足部には2つのエアズームユニットを強調するアクセントカラーを使用。ミッドソールの外側側面には着用テストへの貢献に敬意を表して記された参加アスリートの番号（20820-4）や、アトムニットの開発に試行錯誤を繰り返したバージョン数“V62”が刻まれています。

2024年1月に満を持して発売されるアルファフライ 3・プロトタイプカラー｡2024年、マラソンやロードレースでさらなる結果を残したいと考えているランナーはこの1足をレースのお供として選んでみてはいかがでしょうか。