【サッカニー】ランニングシューズ「ENDORPHIN SPEED 3」の履き心地は?「PRO 3」や前作との違いを徹底解説
Jan 14, 2023 / SHOES
Jan 23, 2023 Updated
サッカニーの人気シリーズ『ENDORPHIN SPEED(エンドルフィン スピード)』。『ENDORPHIN SPEED 2』から大きくアップデートして登場した『ENDORPHIN SPEED 3』をシューズアドバイザー・藤原岳久さんが解説。
上位モデル『ENDORPHIN PRO 3』も登場し、多くのランナーから注目を集めています。前作からどこがアップデートされたのかご紹介します。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わり20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
「SPEED」と「PRO」の違いは?
大森:『ENDORPHIN SPEED 3』を紹介していきますが、前作『ENDORPHIN SPEED 2』も好評でしたね。
藤原:ENDORPHINシリーズでサッカニーを知った方も多いのではないでしょうか。
大森:カーボンプレートを搭載した『ENDORPHIN PRO 3』も人気が高く、特徴や使い分けについてレビューしましたよね。
藤原:『ENDORPHIN SPEED 3』は『ENDORPHIN SPEED 2』『ENDORPHIN PRO 2』の両方の良い点を包括していて、前作2足のどちらかを気に入った方にはおすすめです。
大森:『ENDORPHIN SPEED 2』が好きだったランナーも『ENDORPHIN PRO 2』が好きだったランナーも『ENDORPHIN SPEED 3』がおすすめなんですね。
藤原:この2足の両方が組み合わせられたようなシューズです。『ENDORPHIN SPEED 3』は上下層でソールの触った感触が違い、ミッドソール製作時の素材の発泡方法が異なるためフルモデルチェンジしています。
大森:触った質感も違い、前作のミッドソールを触った時にはなかった音がしますね。それも発泡方法が変わったからなのですね。
安定感とバウンドを兼ね備えた一足
藤原:ソールの中間層には、ウィング形状のナイロンプレートが搭載されています。前作ではあまりプレートが搭載されている感触を感じませんでしたが、今作はプレートが搭載された恩恵を感じます。
大森:触っただけでもプレートの存在がわかりますね。
藤原:アッパーの安心感は前作と同じようにしっかりとしています。ミッドソールはクッション性と安定性を兼ね備えた履き心地をもたらします。ヒールカップもしっかりとしているので、より長時間履ける仕様になりました。初めて履いたときはナイキ『ヴェイパーフライ』に似た感触があり、驚きました。
サブ4ランナーにもおすすめのレースシューズ
藤原:新作2足『ENDORPHIN SPEED 3』『ENDORPHIN PRO 3』を履き比べると、履き分け方に悩むランナーも多いと思います。
大森:今の話を聞いている限り、私は『ENDORPHIN SPEED 3』が合うイメージを持っています。
藤原:『ENDORPHIN PRO 3』は暴れ馬のようにコントロールが少し難しいですが、『ENDORPHIN SPEED 3』はサブ3〜4の幅広い層のランナーへおすすめでです。『ENDORPHIN SPEED 3』は大幅な値上がりがなかった点も魅力ですね。
大森:価格は税込19,800円です。2万円以内で購入できる点は嬉しいですね。
藤原:『ENDORPHIN SPEED 3』はとても履きやすいので、注目のシューズです。長い距離のペース走やレースにおすすめですね。スムーズに足が前に出るよう設計された『SPEEDROLLテクノロジー』が採用され、前作同様に履きやすいレースシューズです。
大森:ぜひ皆さんも足を通してみてください!
マラソンを控えているというランナーも多いこの時期。レースに向けたトレーニングシューズ、レース本番の勝負シューズとして『ENDORPHIN SPEED 3』を履いてみませんか?
詳細情報
・価格:¥19,800(税込)
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藤原 岳久さん
FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト