【ニューバランス】定番モデル「FRESH FOAM 880 v12」は初めての一足におすすめのシューズ
May 20, 2022 / SHOES
May 20, 2022 Updated
柔らかいクッションと軽さを兼ね備えたニューバランス『FRESH FOAM』シリーズ。本記事では、アップデートされたばかりの定番モデル『FRESH FOAM 880 v12』の魅力をシューズアドバイザー・藤原岳久さんとレビューします。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わり20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒、現在も走るシューズアドバイザーです。
「FRESH FOAM」シリーズの特徴
より長い距離を楽に走れるシューズ
大森:今回レビューするシューズはニューバランスの『FRESH FOAM 880 v12』ですが、『FRESH FOAM』シリーズはどのような特徴がありますか。
藤原:ニューバランスのシューズは、『FuelCell』と『FRESH FOAM』の2シリーズが展開されています。『FuelCell』は 『Faster(ファスター)』“速さ”を目的に走るためのシリーズ。一方、『FRESH FOAM』シリーズは『Longer(ロンガー)』より“長い距離” を楽に走れるシリーズです。ニューバランスはその『FRESH FOAM』シリーズの中で『880』や『1080』というモデルを展開しています。品番の『80』というのはニューバランスではニュートラルトレーナーという位置付けです。
大森:『スタンダード』のような意味でしょうか。
藤原:はい。ちなみに『60』というのもあり、そちらがサポートがしっかりとした『スタビリティモデル』という位置づけに分けられています。
大森:そうなんですね。
「880」と「1080」の違い
藤原:『FRESH FOAM』シリーズの中で『1080』はニューバランスが実験的に新素材や新たな形状を取り入れていく品番。そして、クッション性も高くハイエンドモデルと言えるかもしれません。それに対して、スタンダードモデルが『FRESH FOAM 880 v12』です。
大森:それぞれの位置付けが分かりやすいです!
藤原:その位置付けは『880 v12』は¥14,300(税込)、『1080 v12』は¥17,600(税込)と価格にも表れています。
「FRESH FOAM 880 v12」 前作 からのアップデート
ミッドソールが進化
藤原:『880』はドロップが10mm。ウォーキングで使われる方も多いくらい接地の安定感とガイドがシンプルでスタンダードなシューズです。今回のアップデートでミッドソールが『FRESH FOAM X』になりました。
大森:ミッドソールにアップデートがあったんですね。シューズを触ってみるとかなり柔らかいです。
藤原:以前の『FRESH FOAM』と同じく、レーザーで細かい穴を開けて軽量で柔らかいつくりになっています。『FRESH FOAM 880 v12』は初めての一足として履いてもらいたいシューズです。接地感が安定していて、ミッドソール素材が2層構造になっています。
大森:2層構造でミッドソールの色が明確に違いますね。
藤原:ミッドソールの下層は硬めにつくられています。
大森:たしかに、触ってみると上と下の層で硬さが全然違います。ミッドソールが2層構造なのが『880』、1層構造なのが『1080』という違いです。『FRESH FOAM 880 v12』はソフトな感触でありながら、蹴り出した時の反発性もしっかりと感じられます。よく見るとミッドソールの上層と下層の位置付けが前作とは逆ですよね。
藤原:そうなんです。前作は足裏に近い部分で安定性を出す構造でしたが、今作は逆で全体的に柔らかさを出すフィーリングに変化しました。
大森:足裏のすぐ下に柔らかい素材がある方が感触としてはソフトになりますよね。また、『880』と『1080』を履き比べると全然違くて、『FRESH FOAM 880 v12』はより安定感とドロップによるガイドを感じられます。『FRESH FOAM 1080 v12』はクッション性が感じられるのと跳ねるような履き心地だと個人的に感じました。
アッパーはダブルジャガードメッシュ
藤原:先ほども紹介した通り『880』シリーズはスタンダードなモデルですが、今作はアキレス腱が当たらないように昨今潮流の “アキレスカーブ” が取り入れられました。ついにこの波がきたかと感じましたね。
大森:なるほど。
藤原:また、アッパーはダブルジャガードメッシュで濡れたら重くなると思いきや、雨の日に履いても非常に乾きやすかったです。
大森:アッパーが乾きやすいのは毎日走るランナーにとって嬉しいですね。
おすすめのランナーやシーン
初心者の1足目におすすめ
藤原:最近はシューズ好きな方が多いですし、『FRESH FOAM 1080 v12』を履いたことある方もいると思います。ニューバランス好きな方には『880』をおすすめしたいです。普段履きのスニーカーにニューバランスを履いている方もおすすめです。
大森:たしかに、ニューバランスのスニーカーを履いていてこれからランニングを始める方にはいいですね。
藤原:ランニング用に新調する時は『FRESH FOAM 880 v12』を選ぶのが違和感ないですね。
大森:そうかもしれませんね。
藤原:フィット感も高く、走りやすいと思います。
大森:履いてみると、こんなに走りやすいんだと実感しますよね。
大森:価格も¥14,300(税込)でお手頃です。選んで後悔しないシューズではないでしょうか。
藤原:そうだと思います。
ジョギングやウォーミングアップにおすすめ
大森:使用シーンとしては、初心者であれば日常のランニングに適しているでしょうか。
藤原:はい、ゆっくりのペースを快適に走れるシューズですので、初心者であれば日常のランニングに使ってみてください。
大森:藤原さんのようにシリアスランナーにとってはどのようなシーンがおすすめでしょうか。
藤原:私は先日、このシューズを履いて23km走りましたが、全く問題なく走れました。足によく馴染んでいるという印象を受けました。
大森:シリアスランナーにとっては日々のトレーニングのなかで重宝する一足ですね。初心者からシリアスランナーまで、ぜひ足を通してもらいたいランニングシューズだと思います。皆さんもぜひ『FRESH FOAM 880 v12』へ足を入れてみてください。
モデル|KOTOEさんの足入れ感
最初(見た目と持った感覚)は少し重めのシューズかなという印象でしたが、履いてみてまず感じたのは “フィット感” 。特に踵のホールド感がとても良かったです。実際走ってみると、クッションの柔らかさと推進力を感じて、楽しく走れました。スピードが出て、カメラマンに「もう少しゆっくりで大丈夫です」と言われたくらい……(笑)以前怪我をした足首に少し不安がありましたが、シューズに安定感があり安心して走れました。
ニューバランスの定番ランニングシューズ『FRESH FOAM 880 v12』をレビューしました。クッション性と安定感のある履き心地が魅力のランニングシューズ。ぜひ、日常のランニングに『FRESH FOAM 880 v12』を取り入れてみてはいかがでしょうか。
商品詳細
FRESH FOAM 880 v12
・価格:¥14,300(税込)
・ドロップ:10mm
・商品ページ:メンズ/ ウィメンズ
フレッシュフォーム TRY ON キャンペーン
ニューバランス『フレッシュフォーム』の対象商品を対象アカウントで購入頂いた方を対象に“TRY ON キャンペーン” が実施されます。 試し履き後に商品が合わなかった場合、商品代金の返金と返品時の送料になります。※セール商品は除く
キャンペーン詳細
■応募資格
キャンペーン期間中に対象商品をご購入いただき「購入店舗名/ 日時/ 製品名/価格」が確認できるレシート(納品書)をお持ちの方。
■応募期間
2022年5月20日(金)~ 2022年6月26日(日)※応募締め切りは2022年7月1日(金)23:59まで
■対象商品
FRESH FOAM X 1080 v12/FRESH FOAM X 880 v12/FRESH FOAM X TEMPO v2/FRESH FOAM 680 v7
※店舗によってお取り扱い商品・カラーが異なります
■キャンペーンページ:https://campaign-newbalance.jp/try-on/
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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト