【ホカ オネオネ】室内トレーニングにおすすめ!最新シューズ「KAWANA」の履き心地は?

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1月1日、ホカ オネオネから新作ランニングシューズ『KAWANA(カワナ)』が登場。オーストラリア・クイーンズランド州のビーチから名付けられたこのシューズは、どのような履き心地なのでしょうか。

今回もRuntripお馴染みのシューズアドバイザー 藤原岳久さんとレビューしていきます。藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わり20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、51歳の現在も走るシューズアドバイザーです。

ぜひ、ランニングシューズ選びの参考にしてみてください。

履けば履くほど分かる「KAWANA」の魅力

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(左から)Runtrip代表 大森、シューズアドバイザー 藤原岳久さん

大森:1月1日に発売されたばかりのホカ オネオネ『KAWANA』を藤原さんとともにレビューしていきます。

藤原:ホカ オネオネによるとシューズ名の『カワナ』はオーストラリア・クイーンズランド州のカワナビーチから名前を取ったようです。ホカ オネオネは『RINCON』や『BONDI』など、海や砂浜に由来するシューズが登場していますね。

大森:ホカ オネオネはネーミングがユニークなシューズが多いですよね。そんな『KAWANA』を一言で表すとどんなシューズでしょうか。

藤原:ランニングから室内トレーニングまで幅広く対応するシューズというコンセプトですが、私が履いた印象は『ファンラン要素が強いシューズ』。履くごとに良さを感じられます。

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CLIFTON EDGE

藤原:『KAWANA』を初めて履いた時、どのシーンで使うか迷いました。2020年に登場した『CLIFTON EDGE』も最初は使用するシーンに悩みましたが、履くごとにジョグやテンポアップ走で気持ち良く走れることに気づき、履き込んでいます。噛めば噛むほど味が出る『スルメイカ』のようですね(笑)

大森:なるほど! 面白い例えです(笑)

藤原:まさに『KAWANA』もスルメイカのようなシューズ。履けば履くほど良さを感じられます。

CLIFTONはマシュマロ、KAWANAはグミ!?

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ホカ オネオネのランニングシューズといえば、『クリフトン』シリーズに代表されるマシュマロのようなクッション性が特徴的。しかし、『KAWANA』は「マシュマロのようなクッションとは異なる」と言います。ソールやアッパーをはじめ、シューズ細部にはどのような特徴があるのでしょうか。

大森:藤原さんから見て、シューズの構造に特徴はありますか?

藤原:アッパーの見た目は、ほぼ『クリフトン』という作り。1代前の『CLIFTON 7』に似ています。『KAWANA』に足を通すとアッパーは“キュッ”と締まる印象を受けます。

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CLIFTON 7

大森:アッパーは、ホカ オネオネの定番シューズの特徴を踏襲したということですね。

藤原:そうですね。一方、ソールは『クリフトン』と全く異なります。『クリフトン』がマシュマロのようなクッション性だとすると、『KAWANA』はグミのように“ギュッ”と素材が詰まった感触。『クリフトン』や『ボンダイ』と同じ感覚で履くと、想像と違ったイメージがあります。

大森:決して硬くはないけど、しっかりとした弾力があるイメージでしょうか。

藤原:大森さんの言う通りですね。あえてグミのような感触に作られている理由は『室内トレーニング向け』というコンセプトに隠されています。ジムではトレッドミルの上を走りますよね。地面に比べると柔らかいトレッドミルの上を走るには、ある程度の硬さが必要です。『クリフトン』のように柔らかいクッションのシューズで走ると捻挫してしまう可能性もあります。

大森:ジムでのトレーニングやトレッドミル上での走行も考慮して、しっかりとした硬さのソールが採用されているんですね。

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スワローテイル外側が強調されている

藤原:ミッドソールがしっかりしている分、283g(メンズ27.0cm)と多少重さを感じます。また、ソールのかかと部分が『スワローテール』と呼ばれる二股に飛び出した構造ですが、スワローテールが採用された他のシューズとは違い外側にだけ飛び出た形状。室内トレーニング特有の横の動きへ対応できるような設計だと考えられます。

ジムワークを行う方へおすすめ

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藤原:アウトソールは『Durabrasion Rubber™』と呼ばれるグリップ力のあるラバーを配置。室内のアクティビティ、トレーニングでグリップ力を発揮すると思います。

大森:なるほど。やはり、おすすめのランナーやシーンはジムでトレーニングするような方でしょうか。

藤原:そうですね。ジムワークの一環でトレッドミルの上を走る方、普段履きと兼用のランニングシューズを探している方へおすすめです。私も室内トレーニングやトレッドミルの上で走る時のシューズとして使います。

大森:自分をランナーだとは思っていないけど、アクティビティの一つにランニングを行う方にもフィットしそうですね。

藤原:その通りですね。ぜひ、履けば履くほど分かる『KAWANA』の魅力を体感してもらいたいです。

大森:『KAWANA』に興味がある方はぜひ試してみてください!

普段はジムでトレーニングしている方、トレッドミルでのランニングが中心の方へおすすめのランニングシューズです。日々のトレーニングやアクティビティの足元を彩る1足として、ホカ オネオネ『KAWANA』へ足を通してみてはいかがでしょうか。

シューズ詳細情報

ホカ オネオネ|KAWANA

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出典:hoka.com

価格:¥18,700 (税込)

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しっかりとした弾力のソールで、室内から屋外のランニングまで幅広く使えるシューズ
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しっかりとした弾力のソールで、室内から屋外のランニングまで幅広く使えるシューズ


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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長、販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト

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