「金沢マラソン2015」大会レポート
Dec 08, 2015 / EVENT
Jul 09, 2019 Updated
2015年11月15日(日)、石川県金沢市を舞台として、第一回大会となる「金沢マラソン2015」が開催されました。市内主要エリアを巡る42.195kmの道のり。大会前後やエイドでの様子を交えながら、実走レポートをお届けしましょう。
駅直結でスムーズに受付
受付会場は、金沢駅直結の「もてなしドーム」地下。あいにくの雨模様でしたが、濡れることなく移動できました。北陸新幹線の開通に伴い、リニューアルされた金沢駅。受付のついでにショッピングや食事を楽しむこともできます。
会場スペースの関係から少々混雑していましたが、各所でスタッフの方々が誘導してくれます。ナンバーカード引き換えには身分証明書の提示が必要なので要注意!また、ゼッケンと参加賞Tシャツは、受け取り窓口が違います。
同会場内で開催されているEXPO「金沢駅おもてなしメッセ」。参加賞Tシャツは、この会場奥で受け取ります。EXPOはランナー以外でも入れますが、小規模なものでした。オフィシャルグッズにちょっとしたスポーツ用品の購入、あとは地元団体や他大会などの広報ブースが中心です。
市内主要エリアを巡る表情豊かなコース
スタート会場は、受付とは異なる「しいのき迎賓館」。スタートブロック毎に待機エリアが異なり、朝早くから誘導が行われていました。
荷物預けは細かくナンバー毎に分かれているので、とてもスムーズです。ゼッケンに書かれているナンバーのトラックへ行くと、「◯◯番の方、こちらです!」と元気よく声を掛けてくれました。
スタート地点は並木に囲まれており、ランナーたちは今か今かとスタートの号砲を待ちわびているようでした。雨が降っていたため、雨合羽などを着用する姿が目立ちます。
スタート直後は、大勢のランナーで思うようにペースが上げられません。しかし雨にもかかわらず沿道から多くの声援が送られており、気持いいスタートを切ることができました。
ペースメーカーは3〜5時間までが15分毎と細かく、しかも各タイムとも有名選手などが“ゲストペースランナー”として走っていました。オリンピックなど国際大会でも活躍する選手と一緒に走れるということで、声を掛けながら走るランナーも多かったようです。
金沢マラソンのコースは、場所によっていろいろな顔を見せてくれます。基本的に大きな坂道はありませんが、全体で見ると緩やかにアップダウンが続いているといった印象。そんなコースの様子を、いくつか写真でご覧ください。
雨で景色こそあまり楽しめませんでしたが、「42.195kmという距離で、ここまで異なる風景が見られるものか」と驚きました。晴れていれば、また違った感動が味わえたことでしょう。
しかも沿道には、終始途切れることのない応援の嵐が!これが駅付近などだけでなく、コース上ほとんどで見られる光景です。子どもたちとのハイタッチは、疲れた身体を前へと進めてくれました。
距離表示は1km毎にありますが、関門や中間地点には電光掲示板も設けられていました。これなら、GPSウォッチを使わなくても距離と時間を把握しながら走ることができます。
そして、ゴールは競技場のトラック!ゴール地点である「石川県西部緑地公園陸上競技場」は、すでに走り終えたランナーと運営スタッフ、そして大勢の応援であふれています。競技場内へ入るなり目の前に飛び込んでくるゴールゲートに、ついペースが上がってしまいました。
レース中に食べられる美味いモノ
金沢マラソンでは、エイドステーションのうち5箇所に「食べまっしステーション」を設置。ここでは水分補給だけでなく、さまざまな特産品などの食べ物が提供されていました。
最初に巡りあったのは、14.3km地点の「シャインマスカット」。皮ごと食べられるマスカットは、とにかく甘みがあって美味しい!まだ序盤で軽快に走っていたため、その流れで1個しか取らなかったことを公開しました…。
31.4km地点では、なんと金沢カレーも!ご飯は温かく、スパイシーな味わいが最高でした。立ち止まって食べましたが、その価値ありの美味しさです。一口サイズなので、急いでいる方でもサッと食べられそう。私は隣りにあったお水と一緒に、じっくり味わいました。
さらに他にも・・・
これでもか!という程に、美味しい食べ物が盛りだくさん。飲み物も水やスポーツドリンクはもちろん、コーラが用意されていて人気を集めていました。金沢マラソンは、“走る”以外に“食べる”楽しみも盛り沢山の大会です。
ゴール地点から金沢駅までは、シャトルバスが運行していました。受付が駅直結、ゴール後も競技場内の施設が上手に使われており、歩く距離が短かったよに感じます。運営もスムーズで、ストレスなく大会を楽しむことができました。初開催となった「金沢マラソン」、来年以降はさらに人気を集めるのではないでしょうか。