すれ違うとき挨拶してる? ランナー同士のコミュニケーション
May 13, 2019 / COLUMN
May 13, 2019 Updated
こんにちは。ゴールデンウイークが終わり、新しい元号にも少し慣れてきたところでしょうか。私が暮らすアメリカでも天皇陛下の即位についてのニュースが取り上げられ、注目されていました。令和も素敵なランニングライフを楽しみたいですね!
ところでみなさん、街で、公園で、山で……他のランナーとすれ違う時、どのようなコミュニケーションをとっていますか? 場所や時間帯、そしてランニングの調子などによって周りへの接し方が変わってきますが、ランナーだというだけで知らない人に対しても仲間意識が芽生えますよね。今回は、ライター戸上が走っているときに経験した、様々なパターンのランナー同士のコミュニケーションを見ていきます。
一瞬の笑顔
ランナー同士がすれ違う場合、お互い走っていてスピードがあるので、すれ違う時間は長くても数秒です。相手がスピードランナーだったら、なおさらのこと。その数秒の間に一瞬、目が合った時にニコッと笑顔で挨拶をしてくれるランナーがいます。「お互いランを楽しみましょうね!」というメッセージでしょうか。特に体力に余裕のありそうなランナーとすれ違う時やフレンドリーな田舎町を走っている時などに笑顔を交わすことがあるかもしれません。
片手を挙げる
続いては、走りながら片手を挙げて挨拶する方法です。片手を挙げて挨拶すれば、走っている途中息が上がっていても問題ありません。そしてフォームを崩さずに済みます。私の住んでいる地域はとてもフレンドリーなので、近所の公園を走る時は見知らぬランナーに対して笑顔で一瞬手を挙げて挨拶をします。
たまに超ハイスピードランナーが、とても真剣な表情のまま方手を挙げて挨拶してくれることがありますが、トレーニングに没頭しつつも挨拶をしてくれるというギャップもなかなか面白いです。
言葉で挨拶
機会は少ないかもしれませんが、ときおりランナー同士で「こんにちは」や“Hello”と言葉で挨拶することもあります。数年前の早朝、東京の武蔵野の森公園で、大きな声で「おはようございます! 」と見知らぬランナーに挨拶をしたとき、とても驚かれたことがあります。
お互いのレースTシャツをチェック
笑顔や片手を挙げる以外の非言語コミュニケーションと言えば、多摩川の河川敷を走っていたときのことを思い出します。ベテラン風の男性ランナーとすれ違った際、私はその人のフランスのメドックマラソンの完走Tシャツを(羨望の眼差しで)じっと見つめ、彼は明らかに私のアメリカのニューオリンズで走ったロックンロール・ハーフマラソンのTシャツを見ていました。お互いに「あっ、そのレース走ったんですね。羨ましいです! 」と言わんばかりに、大会Tシャツを通してコミュニケーションをとっていました。
挨拶なし
一方で、東京やニューヨークといった大都会、人通りの多い時間や場所を走っている場合は、何も挨拶をしないパターンもあります。歩いてすれ違うときと同様、見知らぬ人には挨拶をする文化がない場所では、ランニング中でも挨拶をしないことが多いようです。どちらが良い、悪いというより、走る環境や状況によってランニング文化が異なるということが分かります。
今回は、ランナー同士のコミュニケーションについて考えてみました!
みなさんは他のランナーとすれ違うときに、どのようなコミュニケーションをとっていますか。