贅沢なアーバンランで旅をより快適に。ウェスティンホテル東京のフィットネスプログラム
May 21, 2019 / SPOT
May 25, 2019 Updated
旅の醍醐味は『日常』から解放され、『非日常』を味わえることにある。
ただ近頃は、『非日常』である旅にランニングという『日常』を組み合わせながら、旅をより楽しいものにしているランナーが増えているようだ。
旅も楽しみたいし、いつも通りにランニングもしたい――。
そんなランナーにピッタリのフィットネスプログラムを行っているのが、『ウェスティンホテル東京』だ。東京の人気スポット・恵比寿ガーデンプレイス内に位置するウェスティンホテル東京は、世界展開するマリオット インターナショナルの1つ。ビジネスでも観光でも絶好の立地にありながら、静かにくつろげるホテルである。
ウェスティンホテル東京のランナー向け“フィットネスプログラム”は、どういうものなのか?
3人の旅好き女性ランナーが体験した。
旅先で走ると、思わぬ発見や出会いがある
まずは今回、このプログラムを体験した3人を紹介したい。
竹内沙弥華さんはラン歴半年。学生時代にダンスやテニスの経験はあるものの、社会人になってからほとんど体を動かしていなかった。走るようになったのは、趣味の旅行がきっかけ。
「旅先で思う存分、美味しいものを食べたかったのと(笑)、朝にランニングをすれば旅の時間が充実すると思いまして」
もともとスポーツをしていた素地があったからだろう。ランにはまるのは早かった。レースにはすでに2度出場し、フルも1度完走している。ラントリップをした地で印象に残っているのは、ホノルル。竹内さんは「空気、海、街並み……どれもまるで作られたもののようにきれいでした」と目を輝かせる。旅ランの魅力は? と訊ねると「また違う景色に出会ってみたい、と思うことでしょうか」と答えてくれた。
豊田茉莉さんは、ランニングを始めて6年目。それまでは全く運動をしていなかったそうだが、「お酒が好きで、飲みながらも健康でいたいと(笑)。それで走り始めたんです」。今はグループランニングをメインに走っている他、ランも含め毎日、何かしらで体を動かしている。大会にも出場していて、3月の『名古屋ウィメンズマラソン』では、あと少しで”サブ4”というタイムで完走した。
豊田さんは学生時代、ロサンゼルスで2年間の留学経験があるが、旅ランの地としてお気に入りはホノルルだとか。「旅先で走ると、ただの旅行ではない出会いがあるのがいいですね」と言う。
中島幸野さんは、ランナーになって5年。月間で100㎞走っているというから、なかなかの本格派だ。学生時代はバドミントンに打ち込んでいたという。
「バドミントンをしていた時は競技のために走っていましたが、今はただただ楽しみながら走っています」
旅行にランを組み合わせるのも大好きで、昨年は観光も兼ねてグアムマラソンに参加。今年は3月に鳥取に行き、6月には富山でラントリップをするという。
中島さんは「交通機関を使うと見られるところが限られますが、走ると思わぬ場所を発見するなど、その土地の隠れた魅力がわかるのがいいですね」と話す。
旅先でのウェルビーイングを提供するための6本の柱
さて、ウェスティンホテル東京のランナー向けフィットネスプログラムとは、どんな内容なのか?
本題に入る前に『ウェスティンホテル&リゾート』のブランドコンセプトをお伝えすると、それは旅先でのWell Being(ウェルビーイング)』。
また旅先でのWell Being(ウェルビーイング)には、①Sleep well(スリープウェル)=睡眠、②Eat well(イートウェル)=食事、③Move well(ムーヴウェル)=運動、④Feel well(フィールウェル)、⑤Work well(ワークウェル)=仕事、⑥Play well(プレイウェル)=遊び、の6本の柱がある。
つまり『ウェスティンホテル&リゾート』には、旅先でも健康を維持しながら、遊びに仕事に、目一杯楽しむために必要なものが揃っているわけだ。
このたび3人の女性ランナーは、6本の柱のうちの、②のイートウェルと、③のムーヴウェルを、フィットネスプログラムを通じて体感することになった。
ランナー向けのプログラムは、朝6時30分にスタートする。宿泊客であれば、1人でも何人かのグループでも参加できる。
集合場所に行くと出迎えてくれるのが、ランニングに精通した『ランコンシェルジュ』だ。
世界各地にある『ウェスティンホテル&リゾート』には、合計250名を超えるランコンシェルジュがいて、どこのホテルでも、一緒に走りながら周辺地域のことを教えてくれる。
この日のウェスティンホテル東京のランコンシェルジュは、我妻直人さん。ラン歴は20年以上だとか。我妻さんによると、宿泊客の約7割が外国人旅行者のウェスティンホテル東京では「こちらのプログラムに参加される方も、外国人のお客様が多いです」。
朝の恵比寿・中目黒エリアを気持ち良く走る
このプログラムの魅力の1つが、電話1本でシューズやウェアを貸してもらえること。『ウェスティンホテル&リゾート』では、『ギアレンディング』といって、滞在中はいつでも、これら一式を部屋まで届けてくれるサービスがあるのだ。そう、身一つでランニングができるというわけ。
中島さんは「これはいいシステムですね。旅先で走りたくとも、どうしてもシューズは荷物になるし、走れば、洗濯ものが増えますからね」と話す。
おまけに『ギアレンディング』で用意されるのは、ランナーに人気の高いニューバランスのシューズとウェア。ニューバランスは、女性ランナーの評価も高いランニングブランドだ。
「この春の新製品の桜をモチーフにしたウェアといい、ニューバランスはデザインがいいですね」と竹内さん。豊田さんは「わたしが参加した『名古屋ウィメンズマラソン』のメインスポンサーでしたし、“女性ランナーの味方”という感じがします」と言う。
ウェスティンホテル東京のランナー向けプログラムには、3.2㎞と5㎞の2つのコースがある。
ランコンシェルジュの我妻さんの先導のもと、3人が走ったのは3.2㎞のコース。
恵比寿ガーデンプレイスを横目に、花見シーズンは多くの見物客で賑わう目黒川まで走り、目黒川沿いのランを楽しんで戻ってくる。距離はさほど長くないものの、途中に坂があり、上りとなる帰路は、ちょっとした“坂道トレーニング”になりそう。
走り終えた中島さんは「朝のすがすがしい恵比寿・中目黒エリアを走れて気持ち良かったです」と、さわやかな笑顔。
豊田さんは汗をぬぐいながら「ホテルでこのような企画をグローバルに行っているのは、とても興味深いですね。海外旅行に行く時、ホテルにこのようなプログラムがあるのは、ランナーがホテルを決める際の大きなポイントになるのでは。目黒川のあたりをランできるというのは、日本人ランナーにとっても外国人ランナーにとっても、魅力的だと思います」と話してくれた。
走った後は、ヘルシーでインスタ映えするメニューで朝食
ランニングで程よく体を動かした3人を出迎えてくれたのが『ザ・テラス』。ウェスティンホテル東京に入っている8つのレストラン・バーのうちの1つである。
3人のテーブルには、見るからにヘルシーな朝食メニューの品々が所狭しと並べられている。メインは『イートウェル メニュー』のアラカルト。『野菜のホワイトエッグオムレツ ミックスサラダ添え』と、『豆腐とトマトのサラダ ブラックオリーブペーストとバジルのソース』だ。
オムレツは、低カロリーでたんぱく質の摂取が多くなるように、卵白のみで調理されている。
他にもホテルメイドのパンに、プレーンヨーグルトとフルーツサラダ、そしてヨーグルトスムージーに、搾りたてのオレンジジュースが。どれも、ホテル業界で初めて『スーパーフード』(健康に良いとされる栄養分を豊富に含みながら、多くは低カロリーである食品)を取り入れたホテルであることがうかがえるメニューばかりだ。
3人もこれには満足した様子で、「栄養バランス、味、写真映えと全体的に二重丸」(竹内さん)、「ランナーにぴったりなヘルシー志向のメニューで、見た目も味も充実していて、とても良かったです。インスタ映えもする素敵な朝食で、走った後にこうした朝食が食べられるのは、ランニングのモチベーションになりますね」(豊田さん)、「ランニング後の朝食としてはちょうどいい量で、味付けも濃すぎず軽め。高タンパク質でバランスの取れた、高級ホテルらしい品のある料理でした」(中島さん)と感想を伝えてくれた。
一方、ランの後はガッツリ食べたいというランナーには、『ザ・テラス』の朝食ビュッフェ、ゆったりしたい派には、最上階(22階)にある『フレンチレストラン ビクターズ』がオススメ。
『ザ・テラス』は、週末には約800名も訪れるほど人気で、『フレンチレストラン ビクターズ』では、朝食では『セレブリティ ブレックファスト』が楽しめる。
『旅先でのウェルビーイング』を提供してくれる『ウェスティンホテル&リゾート』。
ここなら『非日常』である旅に、いつものランニングという『日常』を、快適に贅沢に取り込むことができる。
世界中で展開する『ランウェスティン』プログラムに参加して、旅先でひと味違う朝を過ごしてみてはいかがでしょうか。
(写真 Eliana)