「有森裕子が侵入」と話題に……コースに仁王立で応援する理由を本人が語る
May 31, 2018 / MOTIVATION
Apr 26, 2019 Updated
(文 西島 恵/ 写真 倉島 周平 )
「2007年に引退してからは、日常では特にランニングはしていません。もともと走ることは私にとって仕事でしたから、引退するときにもうフルマラソンはやらないと決めたんです。それに、痛みチェックをするのはもう嫌なんですよ(笑)」
こう朗らかに語るのは、バルセロナオリンピック、アトランタオリンピックと2大会連続でメダルを獲得した有森裕子さん。
「朝起きて、まずすることは体のチェック。どこが痛いかを確認してから、練習する日々」と現役時代をふりかえります。現役を引退して、今年で11年。もともと走ることが好きだからランナーになったというより、得意だったことを仕事として選んだから。そんな有森さんに現役時代のこと、そして、「有森裕子がコースに侵入」と話題になるほど、ランナーに密着した応援をするそのスタイルについて聞きました。
今この瞬間に全力を出し切る。その積み重ねで世界のトップへ