失敗×失敗×失敗×失敗……初マラソンでしくじったこと4つ
Aug 23, 2017 / COLUMN
Mar 01, 2019 Updated
誰であっても人生に一度しか経験できない初フルマラソン。今回はライター戸上が初フルマラソンで思いがけず失敗してしまったことを紹介します。
さて、今回の失敗の舞台は、アメリカでもっとも坂が多い街の一つと言われる、カリフォルニア州のサンフランシスコです。アップダウンの多いコースは初フルマラソンとしてはハードルが高いのでは?と思われる方も多いと思いますが、とにかく挑戦してみました。
カーボローディングについて事前に調べておかなかった
カーボローディングとは、レース前に炭水化物 (Carbohydrates)を多く摂取(load) する、という意味です。カロリーを多く消費するレースの前に、なるべくエネルギーを体に蓄えておこうという訳です。カーボローディングの必要性については諸説ありますが、フルマラソン完走を4、5年前から夢見ていた私は、カーボローディングにとても憧れていました。
トレーニング中に食事制限をしていた訳ではなかったにも関わらず、「パスタとおにぎりとケーキとチョコレート……」と、夢の献立はどんどん膨らんでいきました。しかし、長年夢を見ていたにも関わらず、どんな食べ物を、実際にどのタイミングで食べたらよいのか、ほとんど調べていませんでした。あわてて検索した結果、正しいカーボローディングとは手当たり次第に炭水化物をレース前日の夜に食べるのではなく、レース数日前から食べ慣れたメニューの炭水化物の量を増やすのが正解、ということでした。
これを知ったのはレース前日の午後3時、本番まであと15時間!結局、午後4時に早めの夕食を取ることにしました。
少しだけ足に合わないシューズを履いてレースに臨んでしまった
今までずっと一つのメーカーのシューズを履いていたにも関わらず、せっかくフルマラソンを走るのだから、新しいメーカーにも挑戦してみたい(しかも、今セールで安い!)と思い、履きなれない型の靴を買ってしまいました。
履き心地がいつもと違って少し気になるな、とは思っていたものの、痛みを感じるほどではありませんでした。週末の25キロ走、30キロ走もその靴で無事クリアし、履き心地の違和感をそれほど気に留めずにレースに臨みました。すると、フルマラソン本番では、28キロ以降歩道の脇で止まらなければならないほどの鋭い痛みを3、4回感じました。
「シューズが足に合っていればあと2分は削れたのに・・・」と後悔が残ります。賢いランナーの皆さんは、違和感や軽い痛みを感じたらシューズを買い替えた方が良いかもしれません。
用意しておいたエネルギー補給食をホテルに忘れてしまった
トレーニング中には、様々なメーカーのエネルギー補給食を試していました。イチゴ味、塩キャラメル味、はちみつ味などのグミ、クッキー、ジェル。含まれているのは大体電解質と糖分だけなのですが、お気に入りの商品を探し求めるのもトレーニングの楽しみの一つでした。
数か月の試行錯誤の末、厳選したエネルギー補給食を買い、数週間前から大切に保管しておきました。スーツケースのポケットにもきちんと入れ、レース前日Tシャツの横にキレイに並べておきました。それにも関わらず、肝心なレース当日、ホテルにすっかり忘れていしましました。気づいたころには既に5キロ地点!ショックでした。
そしてレース中盤は予想通り、お腹が空いてしまいましたが、大会のエイドステーションのグミで何とか食いつなぎました。
そんなこんなで無事にフィニッシュ!!!これで悩み事もすべて解消されるだろう、と思いきや。
レース後の食事を用意しなかった
今回紹介する最後の失敗は、レース後に起こりました。それは、フィニッシュ後の栄養補給です。サンフランシスコ・マラソンのゴール周辺の会場にはバナナやヨーグルト、プロテイン飲料、そして水などが用意してありました。しかし、汗が引いて冷えてしまった体には、甘いものよりも温かくて塩気があるものが必要でした。スープが飲みたい!と思ったときには既に体力は限界に達していました。レース周辺には日本のようにたくさんコンビニが無かったので探し回る余裕はなく、断念しました。
最終的にはホテルのサンドイッチを食べた後に昼寝をしました。インスタントでも良いので、次回はゴール後に飲むスープを用意したいです。
今回は、私がフルマラソンのレース中、そしてレース前後に失敗してしまったことを紹介しました。可能であれば、事前のリサーチと準備で失敗は回避したいものですね!
みなさんは、レースでどのような失敗をしたことがありますか?