初マラソンで緊張しているランナーはかっこいい!?千田琢哉著『常識を破る勇気が道をひらく』でわかったこと

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数カ月前からトレーニングに励み、自分に合ったアイテムを揃え、また、体調管理もバッチシ。さぁ、いよいよレース本番!!となったとき、急な「緊張」で眠れなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。特に始めてレースに参加される方は、緊張しやすいかと思います。

今回は、この「緊張」について考えてみましょう。

ビジネス書を中心に、数多くの書籍を執筆している千田琢哉さん。元々は大手経営コンサルティング会社で働いており、その時にはのべ3,300人のエグゼクティブや、10,000人を超えるビジネスパーソンと対話。その経験から数々の書籍を上梓しています。

書籍『常識を破る勇気が道をひらく』では、この緊張の原因について端的に紹介されています。ことの原因は、「自意識過剰」と「準備不足」にあるようです。

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「実際の自分よりもよく見せようと背伸びするから、緊張する。心の中でどこかサボった感があって後ろめたいから、緊張する」(同書より)

おっと……なかなか心当たりのある分析です。筆者が初マラソンで緊張した際には、この二つが自分の中でせめぎ合っていました。決して準備不足だったわけではない(はず)のですが、周囲の健脚(っぽい)ランナーを見ていると、「自分はなんて体が仕上がっていないのだ……」とネガティブなモードに陥ってしまったのです。

ただ、同書では千田さんなりの“緊張”についての解釈が紹介されています。というのも、この緊張というものは「意外にかっこいい」ということなのです。んん?どういうことでしょうか。

「私は好きな女性が緊張する表情が好きだ。こっちまで一緒になってドキドキする。特にその女性が言い訳できないくらいに準備をし、ありとあらゆるイメージトレーニングを積んできた事実を知っている場合は無性にもえる。思わず、その場で抱きしめたくなる」(同書より)

確かに……これは言い得ているような気がします。自身の緊張している姿は恥ずかしくて見せられるものではありませんが、他の人、特に知人が緊張している姿は、決してかっこ悪いものではありません。その人の背景を知っているならなおさらで、むしろ、応援したくなってきますよね。

明らかな準備不足の場合は仕方ありませんが、皆さんのように初マラソンに向けて準備をし、レース本番を迎えた皆さんは、多少緊張していても良いのではないでしょうか。そう割り切ることができたら、意外と緊張なんてどっかに飛んでいってしまうかもしれませんね。

あと、筆者が経験上知っていることは、あまりにレースが辛くて、折り返し地点では既に緊張どころではなく、完走できるかの不安で頭がいっぱいになっています。ご安心ください。

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