【サッカニー】「TRIUMPH 20」は2022年BESTシューズ!?反発性を備えた厚底デイリートレーナー
Dec 31, 2022 / SHOES
Dec 31, 2022 Updated
注目のデイリートレーナーが数多く登場した2022年。その中から、シューズアドバイザー・藤原岳久さんが特におすすめだと語るのがサッカニー『TRIUMPH 20(トライアンフ 20)』。反発性を兼ね備え、あらゆるシーンで使用できるデイリートレーナーが登場しました。
本記事では『TRIUMPH 20』の魅力をレビュー。藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わり20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
20代続く定番シリーズ「TRIUMPH」
大森:『TRIUMPH』は20代続くサッカニーの定番シリーズですが、これまで知らなかったというランナーも多いのではないでしょうか。
藤原:シリーズとしては、シンプルなデイリートレーナーとしてアップデートを重ねてきました。サッカニーといえば『ENDORPHIN』シリーズの人気が高いですが、『ENDORPHIN SHIFT』は4mmドロップのゆりかご型のソールを搭載。また、他のシューズでいえば『GUIDE 15』は8mmドロップのソールを採用しています。その中で『TRIUMPH 20』は10mmドロップなんです。
バウンドの感覚がクセになるシューズ
大森:『TRIUMPH 20』はかなり傾斜があるタイプで、ガイドが強いということですね。
藤原:そうですね。前作よりライド感が強くなり、まるで『ENDORPHIN PRO 3』のようなバウンドを想起させます。
大森:デイリートレーナーでありながら、反発性が高いのですね。
藤原:気持ちよく跳ね返ってきます。『ENDORPHIN PRO』は強いパワーで接地することで跳ね返るPWRRUN PBを採用していて、『TRIUMPH20』はPWRRUN+という素材を搭載しています。ゆっくり走るランナーでも着地すると「ポン」と返ってくるようなリズム感のあるシューズです。
大森:バウンドを感じるシューズはある程度速いペースで走ることで、反発を感じることが多いですよね。このシューズはゆっくりでも感じるんですね。
藤原:はい。軽快に走れるのでとても気持ちいいです。一方、クッションと安定性は相反する要素なので両立が難しいんです。その2つの要素を両立するためにプラットフォームを広くして、優れた安定性を確保しました。
藤原:アッパーもフィット感に優れています。シュータンも厚い、しっかりしたものを付けていてサポート性が高い。ソールだけでなくアッパーも安定性に影響しています。先日ロングランをしましたが、違和感がありませんでした。サイズもいつもと同じサイズで、フィット感の良さを感じます。
誰にでも履いてもらいたい一足
大森:どんなランナーにおすすめでしょうか。
藤原:誰にでもおすすめです。『TRIUMPH 20』は厚底のクッションが特徴的でニューバランス『Fresh Foam X More v4』やホカ『BONDI 8』と同じカテゴリー。クッション性に優れているので、楽しくランニングできるでしょう。
ペースを選ばず、どんなシーンでも使えます。2022年はデイリートレーナーが豊作だと何度も言ってきましたが、『TRIUMPH 20』が1番と言っても過言ではないほど素晴らしいシューズ。皆さんにもぜひ足を通してもらいたいシューズです。
シューズアドバイザー・藤原岳久さんによるサッカニー『TRIUMPH 20』のレビューをお届けしました。厚底のソールが魅力のTRIUMPH 20に足を通して、日々のランニングを楽しんでみませんか?
詳細情報
サッカニー|TRIUMPH 20
・価格:¥17,600(税込)
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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト