セルフケアにハリ・コリゆるめる「マッスルリセッティング」
Apr 03, 2020 / HOW TO
Apr 03, 2020 Updated
ランナーのみなさんは、どんなセルフケアをしていますか? ランニングは全身運動ですので、健康的な状態を保つためには体のケアが必要。軽く流して走ったつもりでも、実は思った以上に筋肉が頑張りすぎていることがありえます。
疲労を放置してしまうと筋肉はガチガチに固まってしまい、痛みなど違和感を引き起こす結果に。プロのマッサージに通ったり、痛みが辛いときに病院に頼ったりするのもひとつの方法です。セルフケアでコンディションを保つことができる人は、ランナーの鑑といえますね。
ガチガチ筋肉を疲労から解放できる注目のセルフケアが『マッスルリセッティング』。このマッスルリセッティングは、「マッサージは痛くて苦手」という人にこそ、試してほしいボディケアです。
マッスルリセッティングを考案した黄烟輝さんによると、「筋肉の緊張がゆるむことでコリもなくなり、血流もよくなります。イメージでいうと、ギュッと固まっていた筋肉がゆるみ、筋肉同士、筋肉と筋膜、筋肉と骨などの間に空間ができるような感じです。するとコリや痛みの原因になっていた老廃物もどんどん排出されます。」『30秒でコリ・痛みがふわぁぁっととけるマッスルリセッティング』(黄烟輝著、飛鳥新社)より
中国医師免許を持ち、整体院での経験もある黄さん。治療してきた患者さんの悩みをもとに、筋肉をゆるめる『マッスルリセッティング』の有効性に気づいたそう。
筋肉が固まると、血管に影響を及ぼして血流が悪くなります。すると、体の冷え、疲労物質の蓄積を招き、筋肉がさらに固くなるという悪循環に陥るのだとか。マッスルリセッティングでは、筋肉をゆるめて血流を促し、子どもの柔らかい筋肉のように弾力ある状態へリセット(初期化)し、コンディション改善を目指します。
守ってほしいのが、マッスルリセッティングを行うときの力の入れ方。固くなった筋肉をほぐそうとすると、グイグイ押したり揉んだりしたくなりますが、それは厳禁!
優しくそっと持ち上げるように、筋肉の緊張をとることが大切です。力を入れ過ぎると神経が反応し、筋肉が緊張して固まってしまうので、力の入れ過ぎは避けましょう。
ランナーに試してもらいたいのは『腸脛靭帯』のマッスルリセッティング。特に、ひざの痛みが気になる人はトライしてみましょう。
筋肉にコリが発生しているかどうかをチェックする方法は「太もも外側の脚の付け根とひざを結んだ真ん中あたりを、強く押して上下左右にグリグリと刺激。痛みがあれば腸脛靭帯が緊張。」『30秒でコリ・痛みがふわぁぁっととけるマッスルリセッティング』(黄烟輝著、飛鳥新社)より
当てはまる人は、ひざ上から太ももにかけて、マッスルリセッティングを行うのがオススメです。いつも酷使しているばかりでは、筋肉がかわいそう! 優しく丁寧に、筋肉をいたわることを忘れないようにしましょう。
マッスルリセッティングは、今日からできるセルフボディケア。ガチガチに固まった筋肉をゆるめてあげてくださいね。
書籍情報
『30秒でコリ・痛みがふわぁぁっととけるマッスルリセッティング』黄烟輝著、飛鳥新社
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