自然・田舎・トレイル好きのランナー必見! 山陰ラントリップの聖地、鳥取県南部町でのディープな贅沢旅ラン
Apr 01, 2019 / SPOT
Apr 26, 2019 Updated
『田舎の自然や地域の食・文化・人の暖かさに思いきり触れる旅をしたい』そんな思いのあるランナーさんにぴったりな場所を見つけてきました。今回ご紹介するのは山陰地方にある“鳥取県南部町”での取り組み、『ランナーズ・ヴィレッジとっとりなんぶ』です。
今回体験してもらったのは、関東・関西から来たランナーさん総勢8名(@shinocchiii
@naomimoco @yu.ki.no.@hannanishikura @suuke0430 @chi_ka_0k0 @eeeriko.k @ayacan182 @satomi_gram)旅のアテンドをしたのは、自分らしい豊かなライフスタイルを求めて3年前に福岡から移住をして友人と2人で南部町に会社を立ち上げた地元トレイルランナー、Hiroさん(@hirofumimaeyama)です。
鳥取県南部町は、環境省から西日本で唯一町全体が『重要な里地里山』として指定されている、自然・生態系の豊かさで有名な町。さらには、鳥取の西側、島根県との県境に位置していて“鳥取砂丘”と“出雲大社”の中間地点であるため、山陰旅には絶好の拠点地です。
ランニング:里山風景と大山の景色を楽しめる贅沢ランニング旅
「地元のランナーたちと一緒につくった間違いないコース!南部町の魅力を詰め込みました」と語るHiroさん。
今回走ったのは、COURSE 1と3、そしてCOURSE 1と2を掛け合わせたオリジナルコース。(詳細はこちら)
COURSE 1 “桜並木ロード” はスタート/ゴールが、銭湯とジム・プールが併設された総合福祉センターしあわせ(施設利用者には駐車場・ロッカーあり)のラウンドコースです。
このコースの見所はまず、客神社(通称:ブロッコリー神社、トトロの森)です。その名の通り、平坦な田んぼ道のど真ん中にポツリと浮かび上がっている風景がまるで田んぼに生える大きなブロッコリーのよう。四季折々で幻想的な風景に見えることから地元の人や訪れる人からは“トトロの森”なんて呼ばれたりもします。
#客神社 #ブロッコリー神社 #トトロの森
そして、法勝寺川沿いの桜並木道、桜が咲いてなくても圧巻の景色です。さらに走って行くと、大山がくっきり。昔の地名から伯耆(ほうき)富士と呼ばれる大山は本当に富士山のよう。農道へ出ると圧倒的な存在感の大山を見渡しながらの極上ランが楽しめます。
殿山古墳でトレイルランをしたら再生・蘇生神話のある赤猪岩神社へ。その横手にある古道から2kmほど未舗装のルートをトレイルラン。さらに抜けると大国主命が復活したと言われる清水井があります。この泉の湧水を、体の痛む部分に付けてお祈り。そこから竹林の道を通り再び法勝寺川沿いを辿って行けばゴール!
ここにある福祉センター“しあわせ”ではお風呂に入って汗を流せます!(詳細はこちら)
COURSE 3「湖一周! 木漏れ日シャワー」は、朝ランで走りました。緑水湖の周りをぐるりと回るコース。(詳細はこちら)
木々に囲まれて夏場でも木漏れ日シャワーを浴びながら涼しくランニングできます。途中2.5kmほどのトレイルランニングのコースやミステリーハウス? もあります。ミステリーハウスは平衡感覚がなくなるので入り過ぎにはご注意ください。スタート/ゴール地点の緑水園でもお風呂に入れます。(駐車場あり)
とっておきオリジナルトレイルづくしコース
こちらは今回のツアー参加者がトレラン好きということでつくったHiroさんオリジナルのコース。「COURSE 1とCOURSE 3を掛け合わせ、トレイルランニングも楽しめるように設定してます。」とHiroさん。(詳細はこちら)
スタートはジェラート屋さんpa cherry b.(パッチェリービー)。時間の都合上、先にジェラートを食べてからスタート。
ジェラート屋さんを背にまっすぐ行くと、見渡す限り何もない農道を通っていくと右手に大山がドーンと見えてきます。途中、今年の4月にオープン予定のおしゃれなゲストハウスてま里temariで小休憩を挟み、再スタート。そこから日本の原風景が残る家々が連なる道を抜けて、殿山古墳で古墳トレラン。全長2kmほどあり、お手軽にトレイルランニングを楽しめます。
赤猪岩神社に到着して手作りエイドで地元農家さんが暑い夏の農作業に持っていくという、お手製のはちみつゆず酢のソーダ割りを補給!(寒い日はお湯割も大人気。)
そこから古道を通り、手間山要害山(標高332m)で山頂を目指してトレイルランニング!トレラン経験者でも少しキツいと思うほどじわじわとした登りが続きます。無我夢中に登っていると、あたりが開けてようやく山頂へ!山頂では大山や日本海を見渡せる景色のいい場所です。下りはくねくねしていて楽しいコース!待っていましたと言わんばかりに、トレラン好きのみんな大はしゃぎ。今回登りとは別のルートを下りました。山頂へのルートは3つあり(Hiroさん言わく探せばまだあるとのこと)、全部行けば10kmほど、それぞれ特徴があって飽きのこないトレイルです。しかもHiroさんの自宅からは10分以内(ラン)で行けて時間のない朝でもサクッといけるトレラン練習の定番コースにもなっているそうです。
Hiroさんによる地元とつながるローカル里山ランニングガイドは3時間
(1日2回 9:00~12:00, 13:00~16:00)※要事前予約
4,500円/人(最少催行人数:2人以上〜)
3人以上〜 4,250円/人
5人以上〜 4,000円/人
参加者の走力や嗜好に合わせてコースを決めていきます。
走るだけでなく、歴史や風土について語ったり、地元の個性的な人やお店も紹介してくれるので、ランニングを通じて地域のディープな旅をしたい人にはぜひオススメです。
食:美味しすぎるローカルフードづくしの旅
ジェラート
旬の地元食材・鮮度にこだわったジェラート屋さん。その日のジェラートはその日に作るという。オーナーはイタリアにてジェラートの国際賞を取ったという実力の持ち主。昨年7月にオープンしたばかりなのにすでに南部町の人口の3倍以上(3万人以上)を集客している大人気のジェラート屋さんです。ランナー向けに開発されたはちみつレモン味などランナーズジェラートもあり、運が良ければショーケースに出ているとのこと。南部町へ来たら食べないと損なマストアイテムです。
ランチにはcafé七草のオーナー瀧山さんによるオーガニックランチ。味だけでなく目で見ても美味しい盛り付け方を教えてくれて、それぞれオリジナルのランチを作りました。他にも、café七草さんは自家焙煎コーヒーや手作りクッキー、パンケーキ粉などローカルでオーガニックな素材にこだわった商品を提供しているそうです。南部町のお土産にもぴったり。
「南部町は田舎だからこそ、旬の食材を一番美味しい時に食べられる豊かな場所です。地元の食材にこだわっている作り手の方も多く安心です。さらに、知り合いの人のところに行けば野菜をもらえるし、たとえお金がなくなっても食べ物には困らないですね。ここで生活していれば必然的に野菜中心の食生活になるので、一ランナーとして食事に気を使う僕としても嬉しいことばかりです。」と語るHiroさん。
体験:田舎ならではの体験ができる旅
お寺ヨガ・座禅体験
早朝、ねむい体を起こして聖福寺というお寺で座禅体験・ヨガ体験を行いました。忙しい毎日だからこそ、南部町に来た時には静かな時間やゆったりと体を動かす時間をちゃんとつくって、気持ちい〜い朝を迎えましょう。(予約制)
収穫体験
旬の野菜の収穫体験を行いました。
自然栽培で無農薬野菜をつくる高木農園では市場でも流通しない珍しい野菜がずらり。藤原農園は持ち主の藤原さんが自分で作ったと言っているアップダウンのある里山トレイル約3km上に大きな原木しいたけが(文字通り)山ほどあります。トレランをしながらしいたけ収穫!普段都会に住む参加者たちはめったにできない体験に楽しんでいたようです。(予約制)
シューフィッティング体験
楽しい田舎体験の後は、アスリートっぽくシューフィッティング&整体の講座体験。島根のプロバスケットボールチームや高校バスケットのトレーナーの経験もあるSprittr(スプリット)代表の前谷さんに来ていただきました。専門はバスケですが、今回はランナー向けに、足の形と靴をチェックしその人に合う靴や靴の履き方・紐の結び方をアドバイスしてくれました。理学療法士でもある前谷さんは、特定部位の疲労の原因や筋肉の付け方、柔らかくする方法など筋肉の仕組みをわかりやすく説明してくれて、参加していたランナーの皆さんは大満足。(こちらも要予約。URL: https://www.sprittr.com/about )
交流:地元の人たちと繋がれる旅
民泊
地元の人たちとの交流を楽しみたい方はぜひ民泊への宿泊をお勧めします。田舎の家庭料理はそれぞれのお家で個性があり、田舎のおじいちゃん・おばあちゃんちに行った感覚で過ごせます。気さくな方ばかりで笑いが絶えません。南部町では現在4件。予約・お問い合わせは南部町観光協会まで。
てま里temari
地域のコミュニティスペースとゲストハウスが一体になった古民家を改装してできたスポットてま里。昔風の外見とは打って変わったお洒落な内装。地元の人も国内外からのお客さんも訪れるようになるこの場所は、新たな南部町のホットスポットになる予感です。(2019年4月1日オープン)
最後に南部町のアクセス情報です。
アクセス情報
【東京】
羽田空港→米子空港→レンタカー(バス)→南部町(所要時間:3時間弱)
【大阪】
①車で3時間10分。
②なんば/梅田駅-バス→米子駅→レンタカー(バス)→南部町(所要時間:5時間弱)
【車で】
米子市から:20分
大山から:40分
境港から:40分
鳥取砂丘から:1時間45分
出雲大社から:1時間30分
広島市から:2時間50分
岡山市から:2時間10分
松江市から:1時間
【電車やバスで】
最寄駅:JR米子駅(JR山陰本線)
バス:JR米子駅から①上長田・大木屋線②東長田線
中国地方最高峰の百名山「大山(だいせん)」にも30分(車)で行ける好アクセス。羽田空港の往復便がある米子空港からも車で40分。米子駅からは車で15分。車を使わず公共交通機関を使っても行くこともできますが、田舎なので本数は少なめ。車があれば間違いなしです。(米子空港・駅にレンタカーあり)
これから桜の季節で法勝寺川沿いは5.5kmの桜並木が咲き誇り見所満載。
初めての山陰旅に、ぜひ南部町へお越しください。
みなさんも、ぜひランナーズ・ヴィレッジで最高のラントリップ と地元の人との交流をしてみませんか。
ランナーズヴィレッジとっとりなんぶへの旅のご相談は、Hiroさんが無料で受け付けてます。お気軽にご連絡ください。
Facebook:Hirofumi Maeyama(前山 寛文) ※日の丸のフェイスペイントのアイコン
Instagram:@hirofumimaeyama
ランナーズ・ヴィレッジ
四季によって景色が変わる日本の地域は、訪れる人の心身をリラックスさせ、活力を与えてくれます。地元の人しか知らないスポットを繋いだランニングコースを、初級者用から用意しました。
気持ちよく走って、美味しいものを食べ、地域と触れ合う新しい旅をしてみませんか?
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