アシックスのカテゴリー別おすすめランニングシューズを徹底解説!【SPEED編】
Dec 24, 2025 / SHOES
Dec 24, 2025 Updated

1949年に創業し、長年に渡る研究によって蓄積された開発技術と高い機能性で、日本のみならず世界中のランナーに愛されてきたアシックスのランニングシューズ。ランナーのニーズ、レベルに合わせて最適なシューズを選ぶことができる幅広いラインナップも魅力の1つです。
現在、アシックスではシューズタイプごと4つのカテゴリーに分類。スピードに特化したレース向けの『SPEED(スピード)』、反発性を重視する『BOUNCE(バウンス)』、安定感のあるサポートタイプの『STABILITY(スタビリティ)』、柔らかいクッションが特徴の『CUSHION(クッション)』と、ランナーそれぞれが求める機能を得られるようになっています。
そこで、本記事では各カテゴリーの特徴やラインナップされているシューズを紹介します。今回紹介するのはSPEED編。これから予定しているマラソン大会で自己記録を目指すランナーにおすすめなモデルが目白押しです。
走法で選べるMETASPEEDシリーズ

『SPEED』カテゴリーの最大の特徴は高い反発と軽量性。トップ選手から、フルマラソンでサブ3、サブ4を目指す市民ランナーなど、スピードを求めるシーンで最適なモデルとなっています。
アシックスにおいて最も軽量で高反発のミッドソール『FF LEAP(エフエフリープ)』と、カーボンプレートを組み合わせたトップレーシングモデル『METASPEED(メタスピード)』シリーズをご紹介。
METASPEEDシリーズは、2021年にアシックスが「ストライド型」「ピッチ型」という2つの異なる走り方に着目し、それぞれの走法に最適なシューズを2種類同時に開発。初代モデル登場後もアップデートを重ねてきました。そのシリーズ最新作が『METASPEED SKY TOKYO』と、『METASPEED EDGE TOKYO』。そして、2025年からさらに軽量化を図った『METASPEED RAY』も登場しました。

同シリーズに採用されているFF LEAPは、前作の『METASPEED PARIS』シリーズで使用されていたFF TURBO PLUSに比べて、約15.0%の軽量化を実現。反発性は約13.7%、クッション性も約30.0%向上しています。
ストライド型のランナーに適した『METASPEED SKY TOKYO』は、ミッドソールの下層部にFF LEAPを配置し、その上に配置されたフラット状のカーボンプレートとの組み合わせでエネルギーリターンを高めています。さらに上層部のFF TURBO PLUSによって、ストライドを伸ばした時の着地で安定性を担保します。

一方、ピッチ型の『METASPEED EDGE TOKYO』は、ミッドソールの配置をSKYと逆にし、上層部にFF LEAP、下層部にFF TURBO PLUSの構成。カーボンプレートはV字形状になっており、ピッチ走法に不可欠な足の回転をコントロールしやすく、スムーズな運びを可能にしています。

そして、27.0cmで約129gというブランド最軽量を実現した『METASPEED RAY』。FF LEAPの単一構造と、中足部までのカーボンプレートの組み合わせは最軽量にこだわりつつも、弾むような走り心地のなかに、足の動きを安定させてくれます。
さらに、アッパーも軽量で通気性に優れた『MYTRYX®』を使用し、スピード走行時の反発性にもブレないフィット感が特徴です。
市民ランナーに愛される2つのカーボンプレート搭載モデル

METASPEEDシリーズの他に、カーボンプレートを搭載しているモデルが『S4+ YOGIRI』と、2025年12月に新作として登場したばかりの『MAGIC SPEED 5』の2モデル。いずれも市民ランナーから支持されるモデルです。
『S4+ YOGORI』は、名前の通りにフルマラソンで4時間切りをターゲットに開発されたモデル。ミッドソール上層部にFF TURBO PLUSを、下層部にはFLYTEFOAMを採用したモデルは、スムーズなライド感と安定性を両立させ、ランナーをゴールまでサポートしてくれる1足です。

『MAGIC SPEED 5』は、初めてカーボンシューズにチャレンジしたいランナーに向けたモデル。初代モデルから市民ランナーに絶大な人気を誇っています。
今作は前作よりも約50g(27.0cm)の軽量化を図り、ミッドソールの厚みも最大37.5mmにすることで、世界陸連ルールにも対応しており公認レースで着用可能。ミッドソールにFF LEAPを採用したことで、厚みを抑えながらも、クッション性と反発性は、しっかりと担保されています。
そのうえで、厚みを抑えたことで操作性も増しており、レースシューズとしての着用はもちろんのこと、METASPEEDシリーズをレースで使用しているランナーにとっては、スピードトレーニングやテンポアップ走など、レースに近いトレーニング時にも最適といえそうです。
レースからトレーニングまで幅広く使える2モデル

このカテゴリーには、速いペースでのトレーニングで重宝されそうなモデルも2足展開。今シーズンから新たに登場した『SONIC BLAST』は、アシックスで初となる樹脂プレート『ASTROPLATE』を搭載し、それを『FF BLAST MAX』と、『FF TURBO SQUARED』の2層構造のミッドソールで組み合わせたモデルとなっています。
弾むようなクッションと、前方への推進力と反発性を組み合わせたモデルはレースからスピードトレーニングはもちろん、樹脂プレートによる安定性と扱いやすさによって、日常のジョグやテンポ走などにもおすすめなモデルとなっています。

『EVORIED SPEED 3』はノンプレートタイプの軽量クッションモデル。ミッドソールはFF BLAST PLUSのみで、厚さも33.5mmに抑えることで、適度なクッション性を備えつつ、自分の足の感覚で足を運ぶ接地フィーリングも魅力の1つです。
着用シーンを選ばない同モデルは、すべてのレベルのランナーでも1足持っておいて損はないシューズといえるでしょう。
自らの走法や、目標タイムに合わせて選ぶことができるレースシューズから、トレーニング向けモデルまで、その名の通り、スピードを出すシーンで最適なモデルが目白押し。それぞれの特徴を理解し、自身に合ったシューズを選んでみることで、レベルアップにつながることでしょう。
詳細情報
METASPEED RAY

・価格:¥33,000(税込)
METASPEED SKY TOKYO

・価格:¥29,700(税込)
METASPEED EDGE TOKYO

・価格:¥29,700(税込)
※12月24日現在、ASICS公式ストアにて完売。
S4+ YOGIRI

・価格:¥22,000(税込)
MAGIC SPEED 5

・価格:¥19,800(税込)
SONIC BLAST

・価格:¥22,000(税込)
EVORIDE SPEED 3

・価格:¥15,400(税込)
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