コンビニの「野菜ジュース」には栄養がない!? 「濃縮還元」の文字に要注意!!
Nov 26, 2016 / FOOD
Apr 26, 2019 Updated
コンビニでドリンクを購入する際に、「少しでもカラダに良いものを……」と、ペットボトルや紙パックに入っている野菜ジュースを購入する方は少なくありません。しかし、この野菜ジュースの全てが、カラダに好影響かというと、実はそうでもないようです。
「なかなか野菜不足を解消することはできない」と、これらの野菜ジュースについて分析するのが、医学博士・板倉弘重氏。その理由が、書籍『なるだけラクして内臓脂肪を減らす』で語られています。
もし、あなたが手に取った商品に、「濃縮還元」の文字があったら、同商品はあなたが思うほど栄養のある野菜ジュースとはいえないのです。
殺菌のために野菜を一度熱処理し濃縮。それに水分を加えてジュース状態に「還元」したものが、この濃縮還元。板倉氏の指摘では、乾燥して粉にしたものに水を加えただけのものもあるとのこと。野菜を加熱してしまうと、熱に弱いビタミンCなどの栄養成分の含有量を減らしてしまいます。甘さを感じるものも、砂糖など糖類が加えられたものですので要注意。
「『1本で1日分の野菜』という聞こえのコピーで、すっかり野菜をとったような気分になっていても、実際には、「1日分の野菜摂取量にあたる野菜を使用している」程度のもの。これで野菜はOKとしていては良くないのです。
「つまり、極端にいえば、野菜に本来含まれているビタミンやミネラル、食物繊維を加熱殺菌して破壊した残りに、水分や添加物を加えてできたのが、市販されている濃縮還元の野菜ジュースです。ケールなどの緑黄色野菜を粉末化した状態で商品にしているものも同様です」（書籍『なるだけラクして内臓脂肪を減らす』より）
結局は、本物の野菜を摂取することが何よりもカラダに良いということがわかりましたね。
もう、ご存じの方も多いかとおもいますが、厚生労働省が発表している「1日の野菜摂取量の目安」はこちら。
緑黄色野菜（ほうれん草・にんじん・にら・ピーマン・トマトなど）120g+その他の野菜（キャベツ・大根。きゅうりなどの淡色野菜、きのこ、海藻）＝合計350gです。
わかりやすく言うと、「両手に山盛り１杯分ぐらい」。そこそこの量ですので、ジュースではなく、しっかりと意識して摂取する必要がありますね。手っ取り早くジュースで済ませるのでは無く、今日もたくさん野菜を摂るようにしましょう。
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