2015年12月3日 RACE / EVENT レビュー

「富山マラソン2015」大会レポート

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2015年11月1日(日)に富山県で開催された「富山マラソン2015」。今回が第一回大会となりました。富山市と射水市、高岡市の3市を繋ぎ、斜張橋「新湊大橋」からの景観や立山連峰などビューポイントも魅力的。制限時間が7時間と長く、初心者でもチャレンジしやすくなっています。

1万人以上ものランナーが出場する中、私も実際にフルマラソンの部を走ってきました。どんな大会だったのか、その模様をご紹介しましょう。

レース本番に備えるEXPO&受付

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受付は前日・前々日の2日間。会場ではEXPOが開催されていました。20:00まで受け付けているので、仕事帰りの方でも安心です。受付会場である「富山市総合体育館」は、富山駅から徒歩10分程。道中にはスタッフが配置されており、適切な誘導で迷うことなく辿りつけました。

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受付時には身分証明証の提示が必須なので、忘れないように注意!ゼッケンやTシャツなどを受け取ったら受付は完了です。

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出口まではEXPO会場を通って向かいます。ブースには、レース中の補給食などを購入するランナーの姿が。忘れ物があっても、ここで揃えられそうですね。

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ここでしか買えないオフィシャルグッズは、かなりの人気でした。第一回大会ですから、特によい記念になりそうです。

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一番人気だったのがコース解説のブース。実際のコースを撮影した動画を観ながら、みなさん当日のレース展開をイメージされているのでしょうか。いよいよ、あとは大会当日を迎えるだけとなりました。

スタートを控えて高まる緊張感

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大会当日。スタートは、他大会と比べてすこし遅い9:00です。気温は約9度とのことでしたが、天候に恵まれ、太陽の光を浴びると温かく感じました。

尚、スタート地点は受付会場とは異なり「高岡市役所前」。最寄り駅は万葉線「志貴野中学校前」ですが、JR高岡駅からシャトルバスも出ています。受付会場だった「富山市総合体育館」はゴール地点になるので、間違えたら大変です。

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預ける荷物は、受付時に配布された袋に入れておきます。大きめのリュックでも入るので、遠方から参加するランナーも安心ですね。

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ゼッケン右上に書かれた数字が、そのまま荷物を預けるトラックの番号になっています。細かく分かれているためか、混雑は見られませんでした。ただしトイレは混んでいますので、時間には余裕を持っておきましょう。

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スタート位置は、申告タイムによってブロックが分かれています。整列時間は8:45迄。これを過ぎると最後尾からのスタートとなってしまうとのこと。8:30を過ぎると、すでに各ブロックとも大勢のランナーが並んでいました。

仲間同士で会話する人や、入念にストレッチを続ける人など。その場にいるだけで、ピリピリとした緊張感が伝わってきます。ゲストランナー等の紹介を終えると、いよいよレーススタートです。

富山湾や立山連峰を望む素晴らしいレースコース

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号砲の合図で、いよいよレーススタート!続々とランナーがスタートゲートを超え、42.195kmのコースへと走りだしていきました。

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大勢のランナーが出走しているため、最初の3km程度は思うように前へ進めない状態。記録を狙う方は、できるだけ前方に並んでおくと良さそうです。

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まず走るのは高岡市内。少し道幅が狭いですが、瓦屋根の建物が多くて風情を感じられます。沿道にも、朝早くから多くの方々が応援に出てくださっていました。

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約4〜5km地点は、コース唯一の折り返しポイント。仲間同士で手を振り合ったり、声を掛け合ったりするランナーも多く見られました。

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本大会では、3時間〜6時間半まで30分置きにペースメーカーがいます。ただし周囲は、各タイムを目指すランナーが集まるので大混雑。特に細い道では、追い抜くのがちょっと大変です。

 

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約9km地点からは庄川沿いを走るコース。左手に見られる紅葉から秋を感じます。

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そして15km地点で橋をわたり、庄川の対岸にある射水市へ。橋のすぐ目の前には、富山湾が広がっていました。コース上から、初めて海を眺められるビューポイントです。

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しばらくは、左手に富山湾の広がる海沿いのコース。そして、目の前にはうっすらと北アルプス・立山連峰がその姿を見せています。この絶景には、ついつい足を止めて写真を撮るランナーも多く見られました。

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20kmの少し手前。ここで待ち構えていたのが、本大会で最大の難所となる「新湊大橋(しんみなとおおはし)」です。

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遠目にも、ずっと登り続けていることが分かります。レース中盤ではありますが、さすがに歩いてしまうランナーも少なくありません。

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ふと振り返って下を見てみると、続々と新湊大橋へと進むランナーたちの姿が。声こそ届きませんが、「ついに来たか」「これは凄いな」なんて聞こえてきそうな気さえします。しかし、辛いばかりではありません。

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高い位置から眺める富山湾もまた格別。「海竜丸」も、帆を広げてランナーを応援してくれているかのように見えます。

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通常は交通情報などを表示するであろう電光掲示板にも、「祝 富山マラソン」の文字が。これは嬉しいですね。

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中間地点を越える頃には、すでに橋を下り始めていました。いよいよ富山市へ向けて後半戦です。

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田畑の広がる静かなコースは、視界がひらけて立山連峰がよく見えます。

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なんと驚いたことに、途中で馬が応援してくれました。これにはさすがにビックリ。疲れたランナーも、つい顔を見上げてしまいます。

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とても感動したのが、こちらの沿道にずらりと並んだ幟。なんと1つ1つに、各都道府県の方言で手書きのメッセージが書かれているのです。「頑張って欲しい」という地元の方々の温かな思いを感じます。つい、自分の出身県の幟を探してしまいました。

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30km前後で富山市へ入ってくると、少しずつ建物が増えてきました。自然と、ゴールが近いことを予感させてくれます。誰もが力を振り絞ってゴールを目指す。その姿に、沿道からの応援にも、一層の熱がこもっているようでした。

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ゴール地点は「富山市総合体育館」。事前に受付で訪れているため、近づくと見たことのある風景にテンションが高まりました。たくさん応援の方々が見守る中、最後の曲がり角を越えると目に飛び込んでくるゴールゲート。そして・・・

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ついにゴール!素晴らしい景色に囲まれた、42.195kmの道のりでした。

最後まで行き届いた運営

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ゴール後は、更衣室や預け荷物の受け取り場まで、誘導に従って進みます。至るところにスタッフが配置されており、とても第一回大会とは思えません。

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途中で完走証の発行、さらにフィニッシャータオルと完走メダルを受け取り。5km毎のラップも記録されています。受け取りも並ぶことなどなく、非常にスムーズでした。

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預け荷物は、預けた際と同じく番号順に場所が分けられています。駐車場の地下なのでちょっと降りるのが大変。しかし、遠くからゼッケンを見て荷物を探し始めており、目の前に着くときにはすでに荷物が用意されていました。疲れた身体に“待ち時間”は辛いものですから、素晴らしい運営ではないでしょうか。

たくさんの“美味しい”食を楽しめるエイド

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最後にぜひご紹介しておきたいのが、コース上に計13箇所設けられたエイドステーションです。

水分補給には、全エイドステーションに水とスポーツドリンクを用意。ランナーの混雑を避けるため、かなり長い区間にわたってテーブルが設置されていました。本当に「どこまで続くの!?」と驚くほど。お陰さまでランナーとの接触はなく、水を受け取るのに立ち止まったり歩いたりする必要がありませんでした。

そんな中でも、フード(食べ物)のある4箇所のエイドは必見!それぞれ地元の特産品を含め、さまざまな食べ物が提供されているのです。実際に何が食べられるのか、一気に写真でご紹介していきます。

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おやつ昆布。程よい塩気が、疲れた身体を癒やしてくれます。

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バナナは、エネルギー補給の定番です。

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白えび天むす。地元の特産品「白えび」と、白米の相性が抜群です。

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甘みのあるプチトマトは、ついつい手が伸びてしまいます。

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白えびせんべい。食べやすいサイズと塩気が、ランナーには有り難いですね。

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太巻きのかまぼこは食べごたえがあっ

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紫芋のあんぱん。1個丸々だけでなく、四等分されたミニサイズもありました。

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富山といえば、やっぱり鱒寿司。ランナーからも「美味い!」という声が飛び交います。

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こちらの創作和菓子は、お茶が飲みたくなるような美味しさです。

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パイ生地の創作和菓子は、甘さ控えめで走っている途中でも食べやすい一品。

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甘酒まんじゅう。縁起のいい紅白色です。もちもちした皮とぎっしり詰まったあんこは、終盤で疲れた身体にパワーを与えてくれました。

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ラストは羊羹。一緒に走っていたペースメーカーの方が、「この羊羹は高級だよ」と教えてくれました。その話に偽りなしの美味しさです。

この他にも、オレンジや梅干し、塩飴、チョコレートが、各エイドで配られていました。こうした食を楽しめるのも、富山マラソンの魅力といえそうです。


 

編集後記

「すぐにゴールしてしまうのが、もったいない」そう思えるほど、とても楽しい大会でした。充実したエイドに、各所で見られる素晴らしい景色。しかしそれだけでなく、ランナーに寄せられる多くの声援こそが、富山マラソンの魅力ではないでしょうか。運営も第一回大会とは思えないほどしっかりされており、「大会を盛り上げたい」という気持ちを強く感じました。

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三河賢文が執筆した記事

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