2017年5月13日 INTERVIEW

大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方

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4月15日、東京都立川市にトレイルランニング、ランニング用品の専門店がオープンしました。その名も「Trippers」

このお店では既成製品の販売だけでなく、ミシンを使用したオリジナルグッズの作成、修理、カスタムサービスなども行い、ランニングイベントの企画なども行っています。

そんな幅広いサービスを展開しているTrippersを立ち上げたのが、店長の朝長拓也さん。前職は服飾関係の仕事をされていたそうですが、なぜ36歳にしてトレランショップを立ち上げようと思ったのでしょうか。順調な滑り出しを見せているルーキー店長に、ラントリップ代表の大森がお話を伺いました。

「やるんだったら今しかない」

「大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方」の画像4月15日に「Trippers」をオープンした店長の朝長拓也さん(左)。ラントリップ代表・大森との「Trip対談」が実現した

大森 Trippersさんって、オープンが4月15日でしたよね。そもそもどういう経緯でお店を開こうと思ったんですか?

朝長 3年前に(都心の方から)地元の八王子に帰ってきて、「山に近くなったけど、行きたいお店が無いな」と思ったんです。都心はたくさんお店がありますが、こっち(八王子、立川周辺)にはトレラングッズが充実しているお店が少ない。でも前職は(アウトドア業界とは)関係ない仕事をしていたし、「さすがに自分でやるのはな~」と思いながら2、3年経ったんです。

このまま八王子にいるだろうし、子どもがまだ小さくて、僕もまだ36歳で、もし何かやるんだったら今しかないなと。トレランの業界的にも5年後に僕が何か始めようとしてもきっと遅いし、思い切って立ち上げました。

大森 なるほど。自分が欲しいから作った、みたいな感じですかね。もともとトレイルがお好きなんですか?

朝長 そうですね。5年くらい前から走っています。その前はロードを走っていて、その後トレイルにはまった感じですね。

大森 前職は何をされてたんですか?

朝長 パタンナーという服の型紙をひく仕事をしていました。一応ミシンは使えるので、縫ったりもできます。

大森 おぉ、そうなんですね。じゃあ生地さえあれば作れちゃうわけですか?

朝長 はい。お店にもオリジナルグッズのコーナーを設けているんですよ。

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「大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方」の画像店内には店長自作のオリジナル商品も並ぶ

朝長 ゼッケンでポーチを作ったりとか、ザックの直しをやったりとか、という前職の経験を生かしつつやっています。

毎週木曜日にグループランイベントを実施

「大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方」の画像

大森 ちなみに「Trippers」ってトレイルとかランニングを連想させないワードかなと思うんですけど、どういうコンセプトがあるのでしょうか。

朝長 トレイルランニングが旅に似ているんじゃないかというところで、
「トレイルランニング」=「旅」=「Trip」
「トレイルランナー」=「旅人」=「Trippers」みたいなイメージで名付けました。

大森 なるほど~。まさに「ラントリップ」的な感じですね(笑)。実際にオープンしてみて、お客さんの反応はいかがですか?

朝長 こっち(立川周辺)の方にお店が無かったので、「うれしい」と言ってくださる方は結構いらっしゃいますね。

大森 実際にコミュニティとかもできてきたんですか?

朝長 グループランは(オープン前の)2月からやっていたんですけど、最初は4、5人ほどでした。でも今は20人弱来てくれるようになって、徐々に増えてきてくれました。毎週木曜日にやっています。

大森 お店がオープンする前からやっていたんですね。グループランはどこを走るんですか? トレイルを走られるんですか?

朝長 いや、立川周辺ですね。約7㎞を1時間くらいゆっくりと走ります。そして帰ってきたら乾杯するという流れです。乾杯のビールが飲みたいが為に飲食店の許可も取ったほどです(笑)。

「大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方」の画像ランイベントでのひとコマ(写真提供=Trippers)

「大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方」の画像グループランの後に飲むというスコットランドのビール

大森 そこは大事ですよね(笑)。そもそもなぜお店のオープン前にグループランをやろうと思ったのですか?

朝長 単純に僕がやりたかったからです(笑)。お店が始まってからやってもいいけど、お店が無くてもそれはできるかなと思いまして。一応1月から高幡不動のコースを使ってイベントもやっていたんですよ。

大森 それが今では20人もグループランに集まってきているわけですね。それはリピーターというか常連の方が多い感じですか?

朝長 そうですね。半分くらいは継続的に来てくれていて、あとは新規の人。毎回新しい人が来てくれています。

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大森 何コースくらいパターンとしてあるんですか?

朝長 まだパターンに定めてなくて、僕の気まぐれで決めています。地図を見て、「今日は西の方に行こうかな」とか。大体で距離を測って、フラフラと走っています(笑)。

大会のゼッケンがポーチに大変身!?

「大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方」の画像

大森 お店のポイントとして発信しておきたい特徴はどんなところでしょうか。

朝長 立地的な特徴として、立川は高尾、奥多摩、五日市の方から戻ってくる中継地点にあるので、トレランの帰りに立ち寄ってくれると嬉しいですね。ついでにビールも飲んでもらって(笑)

あとはうちの特徴としてはミシンがあること。直しやカスタムの依頼も受けるので、山に行って壊れちゃったりとか、ここをこうしてほしいという時に帰りがけに寄って気軽に相談してもらえると、個人的にはすごく嬉しい使われ方ですね。

あと、大会でつけるゼッケンってだんだん溜まっていくじゃないですか。あれを持ってきていただければ30分でポーチに返信させることができます。ゼッケンは丈夫な素材でできているので、けっこう評判がいいんですよ!

大森 おぉ、おもしろいですね!これは欲しい。

「大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方」の画像お店にある本格的なミシン

「大会ゼッケンがポーチに変身!! 服飾関係の仕事からトレランショップ開店へ、36歳・店長の考え方」の画像大会のゼッケンを持参すれば、このようなポーチを30分ほどで作成可能。お値段2,500円(税込)

大森 今はロードシーズンがひと段落して、これからトレイルが盛り上がっていくシーズンですけど、はじめの1歩で何をすればいいのかわからない人って多いと思うんですよ。そういう人たちに向けて、朝長さんはどういうアドバイスをしていきますか?

朝長 うちのお店では月に1回高幡不動でイベントを開いて、半分ロード、半分トレイルのコースです。ザックが無くても大丈夫だし、ロードのシューズでもいいし、ランニング用のウエストポーチとドリンクを持っていれば大丈夫なコース。トレイルをやってみたい人が1番最初に参加してくれるといいと思いますね。

大森 不整地を走るライトなイベントに出てみるのがおススメということですか?

朝長 そうですね。周りに仲間がいれば山に連れて行ってもらえればいいですけど、そうじゃない人もたくさんいるので。そういう人はうちの高幡不動でのイベントに来ていただけるといいと思います。

大森 それって次はいつあるんですか?

朝長 5月14日。大体月に1回はやろうと考えています。

※イベントの詳細はこちら
5/14(日)高幡不動尊発 ローカルトレイルゆるTRIP#4

店長・朝長さんが選ぶ初心者向けトレラングッズ一式

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大森 その高幡不動のイベントはロードの装備で行けちゃうとのことですが、もう一歩踏み込んでやる人。例えばTrippersさんのお店にある商品で一式揃えるとなると、これとこれがおススメだよ、というものを教えてください。

朝長 シューズだと、最初はあまり特徴があり過ぎず、安心して履けるものがいいかなと思っていて、

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松永貴允が執筆した記事

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