【2025年最新】フルマラソン・トレラン用おすすめ補給食を紹介! 100マイル以上のレースで抑えておきたい「補給食の考え方」とは?
Jan 12, 2025 / OTHER
Jan 12, 2025 Updated
フルマラソンやトレイルランニング(以下、トレラン)のレースでは欠かすことのできない補給食。各メーカーからさまざまな補給食が展開されているなか、今回はトレイルランニング専門店『Trippers(トリッパーズ)』店長で、ご自身もトレイルランレースを走る朝長拓也さん、全長170km以上にも及ぶ世界的トレランレース『UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)』を完走したスポーツMC・岡田拓海さんの「スタメン補給食」をお届けします。
フルマラソンで2人が携帯している「スタメン補給食」
岡田:今回は「朝長&岡田のスタメン補給食」をご紹介します。そのなかで「フルマラソン編」と「100マイル編」に分けて、私たちの愛用している補給食をお届け。ちなみに朝長さん、今後のレースのご予定は?
朝長:直近では2025年1月『勝田全国マラソン』に出場予定です。そんな私がフルマラソンで愛用しているのがMaurten『Drink Mix 320』と『AMINO SAURUS GEL Elite』です。
朝長:Drink Mix 320はドリンクタイプの補給食であり、レース前日までのカーボローディング用として摂取しています。
朝長:AMINO SAURUS GEL Eliteはレース中に摂取するジェルタイプの補給食です。とても美味しく、1個あたり約156kcalも含まれています。糖質のほかにもアミノ酸が豊富に含まれており、走るために必要な栄養を摂ることができるジェルですね。
AMINO SAURUS GEL Eliteはカフェイン入りのものも展開されており、レース中はカフェインなしのものを3本、カフェイン入りのものを1本携帯しています。カフェイン入りのものはレース後半、最後の1本として摂取していますね。120mgものカフェインが含まれており、他メーカーのジェルと比較しても多めのカフェインを摂取できます。
岡田:朝長さんのフルマラソン用の補給食食をご紹介いただきました。僕の補給食はアミノバイタル®『アミノショット®』と『 アミノショット® パーフェクトエネルギー®』の2種類です。
2024年11月に開催された『つくばマラソン』に出走し、グロスタイムで2時間52分5秒を記録、パーソナルベストを更新しました。そのレースで支えてくれた補給食が アミノショット®でした。2種類を2本ずつ、そしてAMINO SAURUS GEL Eliteを1本、計5本携帯していましたね。レース前のカーボローディング用としてアミノショット® パーフェクトエネルギー®とともに『アミノバイタル®プロ』も摂取していました。
レース中にエネルギー切れを感じることもなかったです。アミノバイタル®はどれも美味しく、かつ安価なので非常にありがたいですね。
100マイル以上のレースで抑えたい「補給食の考え方」とは?
岡田:ここからは100マイル編をお届けします。
朝長:岡田さんは100マイルなどの長距離レースを走るとき、どのくらいの量の補給食を携帯していますか?
岡田:結構な量を準備しますが、毎回それほど摂取しないですね(笑)。補給食で撮るカロリーの計算もしていないです。
朝長:補給食の考え方も多様ではありますが、一例として体重や行動時間から計算する方法があります。
朝長:おおまかに計算すると1時間に200kcal程のエネルギーを摂取することが目安です。そのうえでどうやってエネルギーを摂取するかーー。あくまでも僕の好みですが、選んだスタメン補給食は以下の通りです。
朝長:僕はジェルを1時間に1本は摂取すると決めています。また気分転換のためにも、色々な種類のジェルを持っていくことを決めていますね。AMINO SAURUS GEL EliteやMag-on エナジージェルが該当します。
朝長:1時間に1本のジェルを摂取すると約100〜120kcalは摂ることができます。ここから残り100kcal摂取したいので、ランニング中でも楽に摂取できるドリンクの補給食を用いていますね。僕はおいエナを選んでいます。
岡田:おいエナ、とても美味しいですよね。
朝長:美味しいです。水で薄めてドリンクにするタイプの補給食ですが、1個で550kcalも摂取できます。このドリンクを少しずつ摂取することで、ジェルと合わせ1時間に200kcal程のエネルギーを摂るようにしています。ロングレースではおいエナを2個携帯していますね。
朝長:途中のエイドステーションでも大会運営側が用意してくださった食べ物を摂取していますが、それでもレース中にお腹が空いてしまうので、エネもちや井村屋のスポーツようかんを食べていますね。また『カロリーメイト ブロック』もよく食べます。
岡田:なぜカロリーメイトを選ぶ?
朝長:摂取カロリーを計算しやすいからです。カロリーメイトは100kcal/本なので摂取したカロリーを容易に知ることができ、味も甘すぎないため気に入っています。そのほかANDO_やシンシュウエナジーも好きですね。
岡田:シンシュウエナジー、リンゴ味で美味しいですよね。
朝長:りんごジャムのような味わいですね。またきーぽんライスワークスの甘酒もおすすめです。サラサラというよりも食べるというイメージに近い甘酒ですね。非常に美味しいです。
朝長:あとは塩分補給用のメダリスト塩ジェル、内臓疲労を抑えるMAGMAも携帯します。
岡田:MAGMAは僕もよく選んでいます。どんなタイミングで摂取しますか?
朝長:レース前から摂取しつつ、エイドステーションに到着する度に摂っていますね。
岡田:つづいては僕のスタメン補給食ということで、選んだものは以下の通りです。
岡田:2024年には『UTMB(ウルトラトレイル・デュ・モンブラン)』を完走してきましたが、そのときもフルマラソンと同じくアミノバイタル®を中心に補給していました。
岡田:アミノバイタル®に加えて選んでいたのが、まずはMANA BARですね。ザクザクとした食感で非常に美味しいです。グルテンフリーのエナジーバーな点もうれしいですね。自分へのご褒美として食べていました。同じく固形物としてライスピュレも携帯しています。
朝長:ライスピュレも美味しいですよね。
岡田:お餅のような食感で、とくに海外のレースで食べると美味しく感じます。
岡田:またメダリストのエナジージェルも美味しいです。グレープフルーツ風味で少し苦みがある点が気に入っています。
岡田:UTMBでは後半、胃にダメージがきてしまい、補給食をうまく摂取できない状態になってしまいました。そんなときに支えてくれた補給食がおいエナです。ドリンクタイプの補給食なので摂取しやすかったです。お湯で割って飲んでいました。
岡田:そのほかカフェインの補給もほしいので、ENERGY JELLYを選んでいます。コーヒー味のゼリーなのですが、まるで喫茶店で食べるコーヒーゼリーのようにクオリティが高いです。
岡田:またメダリストカフェイン200冴も非常によく効きました。連日レースがつづくUTMBで1晩目に摂取したのですが、とても眠いなかでも目が冴えるほど効果がありました。
岡田:ミネラルの補給としてはME/NUのHUMANEEDを選びました。ドリンクに混ぜるタイプの補給食ですね。気温が35度ちかくのレースではミネラルの補給がとても大切なのでこちらをよく摂取していました。味も美味しいです。以上が僕のスタメン補給食でした。
朝長:補給食は人それぞれの好みがあるので、全員に決まった正解はないと思います。
岡田:補給食は非常に奥深い世界ですね。TrippersのECサイトでは今回ご紹介した商品を扱っており、Runtrip Storeでは補給食の完走セットも販売中です。
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数々のレースに出場してきたおふたりが選ぶ、おすすめの補給食たち。自分好みの補給食を見つけることでレースに出場すること、走ることが良い一層たのしくなることでしょう。
詳細情報
MAURTEN モルテン / DRINK MIX 320
・価格:¥990(税込)
AMINO SAURUS / アミノサウルス ジェル エリート
・価格:¥660(税込)
Mag-on マグオン / エナジージェル
・価格:¥324(税込)
美味しいエナジードリンク研究所。/ おいエナ
・価格:¥800(税込)
エネもち
・価格:¥313(税込)
井村屋 / スポーツようかん あずき
・価格:¥118(税込)
福壽堂秀信 / さらっと飲める羊羹 ANDO
・価格:¥194(税込)
ナガノトマト / シンシュウエナジー
・価格:¥350(税込)
きーぽんライスワークス / 甘酒
・価格:¥470(税込)
MEDALIST メダリスト / 塩 ジェル
・価格:¥162(税込)
MAGMA / 1stick
・価格:¥151(税込)
MANA BAR / マナバー
・価格:¥388(税込)
ミナト製薬 / ライスピュレ
・価格:¥262(税込)
MEDALIST メダリスト / エナジー ジェル
・価格:¥270(税込)
TRAIL HUT トレイルハット / エナジーゼリー コーヒー
・価格:¥378(税込)
MEDALIST メダリスト / カフェイン200冴
・価格:¥216(税込)
ME/NU メニュー / HUMANEED ヒューマニード(経口補水液)4本
・価格:¥699(税込)
アミノバイタル Runtrip限定 マラソンセット(岡田拓海セレクト)
・価格:¥3,300(税込)
【動画からご覧の方はこちら】
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朝長 拓也さん
トレイルランニング専門店 Trippers 代表/ JAFTスポーツシューフィッター
2012年にトレイルランニングに目覚め、2017年にTrippersを立ち上げる。
※前職はアパレル企業で服の型紙を作るパタンナー
2018年トレニックワールド彩の国100mile 完走
2020年 KOUMI100 完走