【ブルックス】ランニングシューズ「Ghost15(ゴースト15)」をレビュー!ソフトな履き心地へアップデートされた一足
Jan 17, 2023 / SHOES
Jan 31, 2024 Updated
ブルックスの定番デイリートレーナー『Ghost』シリーズから15代目の新作『Ghost 15』が登場。多くのランナーから支持を受けるGhostシリーズの魅力、今作のアップデートについてシューズアドバイザー・藤原岳久さんが徹底解説。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わり20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
「Ghost」シリーズの特徴
大森:Ghostシリーズはブルックスの定番シューズですが、前作からのアップデートを含めて解説をお願いします。
藤原:ブルックスのシューズ自体、まだ履いたことがない方もいるかもしれませんね。そんな方はまずGhostシリーズを手に取ってみてください。ブルックスのシューズを体感する上でもエントリーモデルになります。
アップデートに関しては、前作Ghost 14と比較しても「カラーリングが違うだけなのか?」と思うほどそっくりに見えます。その理由として、Ghostシリーズとはトラディショナルなスタイルのランニングシューズ。つまり、変わってほしくないポイントを受け継ぎ続けるシューズです。ウォーキング、初めてのランニング、エリート選手のジョギング、時にはフルマラソンのレース用にもなります。
大森:誰でも使えるランニングシューズということですね。
前作Ghost 14からのアップデート
藤原:前作Ghost 14から変わった点はかかと部分のソールが厚くなり、フィット感が良くなりました。そして、ソールはDNA LOFTからDNA LOFT v2に変更されました。DNA LOFTは素材にガスを注入して発泡させることで作られているのですが、発泡させた素材の内側にゴムラバーで補強しています。したがって、へたりにくく、クッションも跳ねるようになっています。
さらに、EVA素材にポリオレフィンという化学素材を入れることで、ソフトで軽量にアップデート。全体的なデザインは変えない形で、ソフトで軽量な潮流のデイリートレーナーに変化しました。前作と履き分けるとやはりクッション性は向上していますね。
大森:前作も非常に良かったですよね。
藤原:前作からDNA LOFTが全面に配され、今作で素材自体がアップデート。一方、価格は円安、原料価格の高騰の影響もあり、前作の税込14,300円から税込16,500円(2024年1月31日追記:価格改定により現在は税込17,600円)に値上げ。あらゆる影響がありますが、履き心地を考えると適正な価格かもしれませんね。
“Do it all”どのシーンでも活躍
藤原:このシューズは“Do it all”なモデルで、ジョギングからテンポアップラン走、LSD、ウォーキングに使えます。他ブランドでは、ナイキ『ペガサス』、アシックス『NOVABLAST』のようなシリーズです。
大森:ブルックスのエントリーモデルとして位置付けられているということですね。Ghost 14はよく履いていて、Ghost 15の履き心地も楽しみです。藤原さんは普段のジョギングで使いますか。
藤原:リカバリーのジョグやウォーミングアップで使っています。ジョギングの間にテンポアップしたいシーンでもフィットするシューズです。
大森:誰でも使いやすいデイリートレーナーですね!
2023年に入り、ランニングを始めたばかりの方も多いこの時期。誰でも使えるデイリートレーナーGhost 15に足を通してみてはいかがでしょうか。
藤原さんのレビューを参考にシューズを選んでみてくださいね。
詳細情報
ブルックス|Ghost 15
・価格:¥17,600(税込)
※2024年1月31日現在
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藤原 岳久さん
FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト