称賛や拒絶も……「趣味はランニング 」と話した時の友人のリアクション
Jun 28, 2018 / COLUMN
Jun 28, 2018 Updated
「趣味は、ランニングです! 」と言うと家族や友人、仕事仲間からはどのような言葉をかけられますか? ランニングは、誰でもいつでもどこでも行うことができ、みな一度は経験したことのある特殊なスポーツです。今回はライター戸上がランニングを始めてから6年間で、世界各国でかけられた様々な言葉を、4つのテーマに分けてご紹介します。
1.称賛・応援編
まずは、ランニングに対してポジティブな印象を持っている人、またはランニングをすることは偉い、と思っている人からの言葉です。
「おー、走ってるなー。頑張れ頑張れ ! 」
これは東京で家の近所を走っている時、見知らぬおじさんからかけられた言葉です。知らない人から応援してもらえてラッキーでした。
“Running? Good for you. (ランニング?偉いね。)”
次にカリフォルニアでランニングのついでに立ち寄った薬局のおじさんから言われた言葉。共通しているのは走ること=偉い、という考え方です。このようなコメントをいただくと少し驚きます。以前ダンスが趣味だった頃は、このように称賛されることはありませんでした。好きなことをやっているだけで褒められるとは、ランニングは不思議なスポーツです。
2.拒絶編
それでは次にご紹介するのは、意外と多いランニングに対する拒絶反応です。つまり、ランニングが嫌いだという人からかけられた言葉をまとめてみました。
“You are crazy!(君はクレイジーだよ ! )” 「本当にストイックだよね」
これは、仕事先の上司や同僚から、フルマラソンにエントリーしたことを告げた時や、週末のロングランについて話した時のコメントです。走ることが好きではない人にとっては、長距離を淡々と走るランナーはクレイジーなのかもしれません。
“I hate running!(僕はランニングが大嫌いだよ ! )”
この最高級の拒絶反応は、ランニングについてある親しい友人と話していた時の言葉ですが、他の友人何人からも言われたことです。いきなりランニングが嫌いと言われるとちょっと傷つきますが、本人は私の趣味を完全否定したいのではなく、過去のネガティブな経験を聞いてほしいのかもしれません。もしかすると昔、体育の授業で強制的に走らなければならなかったのかもしれません。ちなみに、私が通っていたオーストラリアの中学校では冬になると、体育で週に2回約5kmのクロスカントリー(学校の裏の林でトレラン)をすることが必修でした。
まだまだ続きます。
“Running? Local people don’t run around here. (ランニング? 地元の人は走ったりなんてしないよ。)”
この言葉はカンボジア人の同僚に、おすすめのランニングのコースを聞いた時に言われたことです。通常、気軽にバイクやトゥクトゥクで移動する人にとっては徒歩での移動が珍しく、ランニングをする人も少ないようでした。どうやら国や文化によってはスポーツのために走るという概念が浸透していないようです。
3.好奇心編
続いては、少数派にはなりますがランニングに対して興味を持っている人からの素朴な疑問です。
“How do you train for a full marathon? (フルマラソンって、どうやってトレーニングするの?)”
昨年、サンフランシスコ・マラソンを走った後に勤務先の大学の同僚からこう聞かれました。彼女はサイクリングが趣味で、自転車のレースなどにも出場していたので、アスリート目線からフルマラソンを完走するためのトレーニングスケジュールの立て方に関心を持ったようでした。
4.仲間編
さて、最後にご紹介するのは、ランニング仲間からのリアクションです。世界のどこにいても友達、仕事仲間、知り合いの輪の中にランニングが好きな人が潜んでいるものです。
「私も若いころは走っていたよ。今は怪我で走れなくなっちゃったけれどね。」
過去にランニングにハマっていた大学の職員からこのような言葉を聞くと、健康で走れることのありがたさを身に染みて感じます。
「僕も昔、キリマンジャロのマラソン大会に出たよ。」
仕事先で知り合ったアフリカ出身の元ランナーはなんとも羨ましい経験をしたことがあるようです。
「この辺でお気に入りのコースやマッサージ師を紹介するよ。」
最後は、現役トレイルランナーの同僚からのコメントです。このように、ランナー同士でグッズやランニング関連の情報交換をするのは楽しいですよね。
今回は趣味のランニングについて周りの人に言われることをまとめてみました。共感できることはありましたか? 皆さんは、ランニングについて周りの人に話すと、どのような言葉をかけられますか?