2時間切りへの壮大な挑戦「BREAKING2」の長編ドキュメンタリーが製作開始へ

長編ドキュメンタリー「BREAKING2」をナショナルジオグラフィックとナイキが製作

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2017年5月6日、1年にわたる先進の科学を生かしたトレーニングの後、世界屈指のエリート長距離ランナーたちがナイキのサポートを受け、マラソン2時間の壁をやぶるという偉業に望みました。強い意志を持ち、先端の科学とプロダクトイノベーションに支えられたランナーたちが、イタリアのモンツァサーキットを周回する様子を世界中の1900万人を超える人が見守りました。32歳のケニア人ランナー エリウド・キプチョゲが2時間壁からわずか25秒遅れてフィニッシュしました。

ナショナルジオグラフィックとナイキは、人間の可能性の限界をぬりかえることとなったこの伝説的な挑戦の記録をまとめた、長編ドキュメンタリー、「Breaking2」(仮題)の製作を発表しました。制作は、ナショナルジオグラフィックスタジオと、アカデミー賞候補にもなった製作・エンタテイメントカンパニーのダーティ・ロバーが協力して取り組みます。Breaking2は、アメリカとヨーロッパのナショナルジオグラフィックで9月に初放送となり、世界向けにはデジタルプラットフォームから配信されます。

ナショナルジオグラフィック、セールス及びパートナーシップ担当の取締役副社長 ブレンダン・リップは次のように話しています。「ナイキはこの素晴らしいストーリーを伝えるのに完璧なパートナーです。Breaking2は、限界に挑戦し、そのさらに先を進んでいます。視聴者1人1人がランナーたちの心に繋がるものを感じて欲しいと思っています。彼らは超人的なアスリートですが、私たちは3人の日々の生活の中の、その人となりが感じられる瞬間や彼らの夢や希望、そしてトレーニングに取り組む姿も見てきました。」

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フィルムでは、優れた映像技術を用いて、3人の世界クラスのランナーと彼らのチームメートが人々の想像を超えるための挑戦を綴ります。Breaking2には技術と人間の精神が交錯する様子が描かれます。アメリカの実験室での風洞の試験から、アフリカ東部でトレーニングと日々の生活の両立をはかる姿、最後のイタリアでの心臓の拍動が感じられるようなレースまで、新しい道を拓こうとするランナーたちが世界をまたにかけ、2時間破りに挑む姿を追跡しています。

「世界では、長距離ランナーがNBAやNFL選手のようにもてはやされている場合もあります。このフィルムでは、素晴らしいヒーローたちが、スポーツの世界や人間の持久力の分野において最も大きなハードルの1つである“記録”を破ろうと、絶え間なくトレーニングをつづけていく、これまで誰も見たことのない様子も紹介します。」とディレクターのマーティン・デズモンド・ローは話しています。

フィルムの詳細につきましては、下記のサイトを参照するか、ツイッター@NGC_PRをフォローしてください。
www.natgeotvpressroom.com

「Breaking2」ランナー紹介

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エリウド・キプチョゲ:32歳のケニア人ランナーの彼は、揺るぎない自信を持ちながら、常に穏やかでくつろいだ様子を見せ、落ち着きを失いません。彼がいつ記録を破るのかという質問は、もはや聞くまでもありません。

レリサ・デシサ:27歳のエチオピア出身のデシサは2010年に突如世界の舞台に現れ、人々に速さを見せつけました。ボストンマラソンでは2度優勝しています。このところの記録は振るわないものの、ナイキの科学者たちはこの若きアスリートに可能性を見出しており、将来的にサブ2を走るだろうと考えています。

ゼルセナイ・タデッセ:エリトリア出身の35歳のタデッセはハーフマラソンの世界記録を保持しています。ただし、フルマラソンではこれまで良い結果を出すことができず、今回のメンバーに入ったことさえ驚きとされていました。しかし、科学者たちは彼の生理学的能力から3人の中でももっとも成功の可能性を秘めていると信じています。

3人の意欲にあふれたアスリートたちは、1年以上をかけてスポーツ科学者のチームと協力し、試験、トレーニング分析、プロダクトイノベーションデザインと開発や特別なレース計画を行いました。ナイキスポーツ研究所 ナイキエクスプロアチームディレクターのブラッド・ウィルキンズ博士が、今回の挑戦のための科学者チームのリーダーとして活躍しました。

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ウィルキンズとチームは、持久力テストの実施から研究所でのデータ分析、最適なレース戦略の決定まで、あらゆる全ての方向からランナーのパフォーマンスの最適化を測りました。もう一人、この挑戦を科学面で支える大きな役割を果たしたのは、ブレット・カービー博士です。人間生物エネルギー学の専門家のカービー博士は、一般アスリートのパフォーマンス向上にもつながる画期的な研究を行っています。

ランナーの速度を測定し、高める方法、ランニング効率、水分補給能力と酸素消費に関して彼が作り出した方程式は、世界を変えるこの挑戦の科学的な根拠となっています。この研究が2時間の壁に迫る結果に繋がりました。驚異の結果を見せたアスリートの言葉でも伝えられる通り、これは「実現できなかったこと」ながら、それが素晴らしいヒーローを生み出し、歴史に残るスポーツの活躍の物語となりました。

 


Nike RUNNINGより
公式HP:http://www.nike.com/jp/ja_jp/c/running

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