サッカニーの“隠れた名作”『トライアンフ 23』をシューズアドバイザーが徹底解説
Jun 22, 2026 / SHOES
Jun 22, 2026 Updated

サッカニーのプレミアムクッションモデルとして展開されている『トライアンフ 23』。登場から時間が経っているモデルですが、日々さまざまなシューズが登場する昨今「改めて魅力を伝えたい一足」として紹介します。
シューズアドバイザー・藤原岳久さんは、『トライアンフ 23』について「反応が良く、今までのトライアンフの中でもかなり安定する」と評価しています。
『ライド』とは違う、プレミアムクッションの立ち位置

サッカニーのデイリートレーナーは『ライド』シリーズも展開されており、幅広いランナーが使いやすいベーシックなモデルです。一方の『トライアンフ』シリーズは、よりクッション性と快適性を高めたプレミアムクッションモデルです。
「『ライド』シリーズの完成度が高いので隠れがちですが、『トライアンフ 23』は知ってほしい一足ですね」と藤原さんは話します。
『トライアンフ 23』は、ゆっくり走る日やロングラン、LSD、疲労抜きのジョグなど、身体をいたわりながら走りたいシーンで活躍するモデル。単にやわらかいだけではなく、反発感と安定感を備えているところが魅力です。
デイリートレーナーにPEBA素材『PWRRUN PB』を搭載

『トライアンフ 23』最大の特徴が、ミッドソールに『PWRRUN PB』を採用している点です。これはサッカニーのレーシングシリーズ『エンドルフィン』シリーズに使われる高反発のPEBA素材で軽さと反発を両立しています。
「デイリートレーナーに、軽量で反発力のあるレーシング向け素材を使ってしまうのが驚き」と藤原さんは語ります。
藤原さんによると「『トライアンフ 23』は沈み込むやわらかさではなく、着地したあとにポーンと返ってくる反応の良さがいい。反発をうまく使えるランナーにはやわらかく感じられ、一方で着地の一瞬をしっかり感じるランナーには少し硬く感じられる可能性もある」といいます。
インソールにも反発力を持たせる設計

『トライアンフ 23』はインソールに、軽量で反発力のある『SRS インソール』を採用しています
「サッカニーはインソールにもこだわりを持つブランドです。ここを簡単な素材で済ませないのが面白いところ。『トライアンフ 23』も、インソールで反発力を生み出す作りになっています」と藤原さんは解説します。
ミッドソールだけでなく、足に直接触れる部分まで反発性を求めるところがサッカニーらしさだと言えるでしょう。『トライアンフ 23』のプレミアム感は、このような細かな設計にも表れています。
スタビリティモデルのような安定感

藤原さんが特に評価した点は安定感です。ヒールカウンターの作りが丈夫で、かかとまわりは締まる設計。前足部のプラットフォームも広く、着地時に安定します。
「ニュートラルトレーナーですが、スタビリティのような安定感があります。内側もしっかりしていて、今までのトライアンフの中でもかなり安定するモデル」と藤原さんは話します。
足首まわりの安定感が気になるランナーや、内側への倒れ込みが気になるランナーにも試してほしい一足。アシックス『GT-2000』のような安定系モデルに近い安心感もあり、プレミアムクッションでありながら扱いやすいバランスです。
こんなランナーにおすすめ

『トライアンフ 23』が活きるのは、インターバルのようなスピード練習よりも、ジョギングで”ポーンと”プレミアムな反発を楽しみたいシーンです。
「デイリートレーナーはいくつか持っているけれど、クッショニングモデルがない人にいい」と藤原さん。LSDや疲労抜きジョグでも安定感があって履きやすく、足首まわりのサポートが気になるランナーにも対応します。
サブ4ランナーのレースシューズや、マラソン完走を目指すランナーが「もう少し反発のあるものが欲しい」というときの選択肢にもなり得ます。「隠れた名作」として、今あらためてスポットライトを当てたい一足です。
詳細情報
サッカニー|トライアンフ 23

・価格:¥26,400(税込)
・ドロップ:10mm
【動画からご覧の方はこちら】
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【プロフィール】
藤原岳久さん

FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)





