On（オン）『Cloudboom Max』徹底レビュー！最大級のクッションと高反発クッションで、幅広いランナーを支えるスーパーシューズ

Dec 23, 2025 / SHOES

Dec 23, 2025 Updated

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On（オン）から、マラソンを走るすべてのランナーのために作られたスーパーシューズ『Cloudboom Max（クラウドブームマックス）』が登場。最大級のクッション性と高い反発力が特徴の今作に注目が集まっています。

今回はRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんとともにシューズを徹底解説。多くのブランドに携わり、20年以上にわたってシューズ販売の現場を見てきた藤原さんは、47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を記録したランナーです。

42.195kmの完走を支える、Cloudboom MAXの設計思想

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藤原さんによると、これまでのCloudboomシリーズがエリートランナー向けのレーシングモデルとして知られてきた一方で、『Cloudboom MAX』はより幅広いランナーのフルマラソンを意識したモデルといえるそう。特に、クッション性と安定性を重視した設計が特徴で、「より快適に42.195kmを走り切る」ことを主眼に置いた新しいアプローチの一足だといいます。

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基本スペックは、重さが約296g（メンズ27.0cm片足）、ドロップは8mm（40mm‐32mm）。ドロップとはつま先とかかとの高さの差を指し、8mmは標準的な設定です。低いドロップは足首に負荷がかかりミッドフット走法やフォアフット走法向け、高いドロップは膝や腰に負荷がかかりやすくヒールストライク走法向けとされていますが、このシューズはその中間に位置するため、多くのランナーが使いやすい仕様になっています。

後半の失速を防ぐ、クッション×安定性の高次元バランス

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『Cloudboom MAX』は、後半の失速を防ぐためのサポート力を重視し、クッション性と安定性を強化しています。ミッドソールには高反発かつ快適な走り心地を実現するHelion™ HFハイパーフォームが2層で搭載され、衝撃をしっかり吸収しながら効率よく前へ進めるよう設計が施されています。

藤原さんも「安定感のあるソール」と表現しており、長距離でもブレを抑えて走り続けられる仕様になっているといいます。

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さらに、グラスファイバー配合のSpeedboard®が高い反発力を生み、ランニング効率を高めてくれます。優れたエネルギーリターンが力強いスピードを後押しする構造となっており、藤原さんも「推進方向にバウンドを感じ、スピードを出しやすい」と評価しています。

アッパーには超軽量で通気性に優れたメッシュが採用され、長時間のレースでも足にしなやかにフィットする構造になってるとのこと。アウトソールにはラバーが配され、しっかりとグリップ力を発揮します。

おすすめのランナー・使用シーンは？

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『Cloudboom MAX』について、藤原さんは「エリートランナー向けのCloudboom Echo 3とは異なり、サブ4〜サブ4.5を目指すランナーを中心に、より幅広い層に向けて設計されている」と話します。長距離でも快適に走り続けられることを重視したモデルで、クッション性と安定性を軸にしたアプローチが大きな特徴です。

また「10kmやハーフマラソンででスピードを出したい人や、大きく体を動かして走るタイプのランナーにもおすすめ」と藤原さん。距離や速度に限らず、幅広い目的のランナーが選びやすいモデルといえるでしょう。