【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像

ランニングを始めたばかりで、ランニングシューズを探している方も多いのではないでしょうか。本記事では、リーズナブルかつ高機能なシューズたちを紹介します。ぜひ、初めての一足として参考にしてみてください。

Runtripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんとレビューしていきます。藤原さんはブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わって20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出した、走るシューズアドバイザーです。

シューズ選びで注意するポイント

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像
(左から)ラントリップ代表・大森、シューズアドバイザー・藤原岳久さん

大森:初心者ランナーへおすすめのリーズナブルで機能性の高いシューズを紹介していきます。まずは、選び方について教えていただけますか。

藤原:価格が安いのはもちろん大切ですが、機能性も大切です。『安いランニングシューズ』で検索している方も多くいますが、ウォーキング向けのシューズや通学用のシューズが出てしまうことが多いです。機能的にはランニングに適していないので価格が安いだけで選んではいけません。また、デザイン重視で選ぶ方も多いですが、デザインの良さだけで選ぶのもおすすめしません。

大森:やはり、機能性が大切なんですね。

藤原:その通りです。そこで、紹介する3足がおすすめシューズです。

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像
(左から)ニューバランス「FRESH FOAM BEACON V3」、アシックス「EVORIDE 2」、ミズノ「ウエーブリボルト2」

大森:紹介するのは、ニューバランス『FRESH FOAM BEACON V3』、アシックス『EVORIDE 2』、ミズノ『ウエーブリボルト2』の3足です。

藤原:どのシューズも実勢価格では1万円を切っていることが多いです。ランニングシューズとしては十分な機能性を備えていますが、どのブランドでもさらに注目モデルが展開されているためあまり目立たない『穴場』のシューズです。

大森:そんなシューズを藤原さんに拾い上げていただきます。

藤原:共通点はどれも『ガイド』が優れていること。体を揺らしてくれて自分で行う動作が1つ減り、楽に走ることができます。クッション性にも優れ、それぞれブランドを代表する素材『FLYTEFOAM(アシックス)』、『MIZUNO ENERGY(ミズノ)』、『FRESH FOAM(ニューバランス)』が採用されています。さらに、『ウエーブリボルト2』はプラスチック素材『MIZUNO WAVE』がサポートとしてソール内に配され、とても安定感があります。

大森:ミッドソールの素材だけでなく、あらゆる素材が使われているということですね。

藤原:はい。これのおかげで安定感が出ています。

バランスに優れた「EVORIDE 2」

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像

藤原:『EVORIDE 2』は『GRIDERIDE』の兄弟シューズとも言えるモデル。『GRIDERIDE』は『FRYTEFOAM』がミッドソールの上部に配され、反発弾性のある『FRYTEFOAM PROPEL』が下部に配されています。安定感やクッション性などの必要な機能を搭載するために様々な素材を組み合わせています。

大森:様々な機能や素材を詰め込むことで値段が高くなりやすいということですね。

藤原:『EVORIDE 2』は『FRYTEFOAM』のみで作られ、ヒールカップもしっかりしています。アッパー素材も安っぽさがなく、フィット感もいいです。アウトソールもラバーがしっかりしていて、耐久性が高いです。十分クッション性が高くて、ちょうどいいガイドを感じます。サブ4を狙うランナーには、トレーニングで使うテンポアップシューズとして適しています。前作も非常に安価で販売されていましたが、ソールは『FRYTEFOAM PROPEL』で作られていました。反発性は高いですが、重さを感じる履き心地で反発を求めるなら前作、軽さとバランスを求めるなら今作で選んでみてください。

「ウエーブリボルト2」はMIZUNO ENERGY搭載

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像

藤原:次はミズノの『ウエーブリボルト2』。反発弾性が高い『MIZUNO ENERGY』が全面に配されているのでクッション性のあるシューズだと感じました。かかと部分のヒールカップもしっかりとしていてサポート性に優れています。

大森:前作との違いはどのような点でしょうか。

藤原:ソールのパターンは前作と同じですが、アッパーのデザイン性とフィット感が向上しました。

大森:素材が改善してサポートが欲しい部分にサポートが入れられた印象があります。

藤原:アッパー素材が『エンジニアードメッシュ』に変わったことでより洗練されました。実際に走ると誰でも履ける印象があります。『ウエーブリボルト2』は実際に販売されている価格がとてもリーズナブルなので、とてもお買い得なシューズだと思います。

クッション性が高い「FRESH FOAM BEACON」

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像

藤原:ニューバランス『FRESH FOAM BEACON v3』は3代続いているモデルですが、日本ではあまり目立っていないイメージです。他の2シューズと比べるとヒールカップが柔らかめで、アッパーもサポートが少ないテンポアップシューズ寄りです。

大森:ニューバランスのシリーズはスピードを出すための『FuelCell』シリーズも展開されていますが、長い距離向けのシューズ『FRESH FOAM』シリーズですね。

藤原:そうなんです。やはり、クッション性の高さが魅力でガイドもしっかりしています。走り始めたばかりの方には、ぜひ使ってもらいたいシューズ。日本では『HANZO』シリーズを選ぶ方も多く、これまであまり選ばれないモデルでした。機能性としてはとてもいいシューズですので、ニューバランスを履いてみたい方にはおすすめです。足型も広めに作られているのでフィット感もいいです。

大森:アッパーのサポートが最低限という点を考えると、初心者だけでなくランニングに慣れている方にもフィットしやすいシューズですね。

藤原:そうですね。汗をかく程度の運動で使っても良さそうです。サポートに硬い素材が入っているわけではないですが、ソール内側が膨らんでいるため回内現象を抑制する安定感があります。

選び方は「好み」に合わせて

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像

大森:藤原さんの解説を聞いてみると。どれを選んでも間違いないシューズですね。選び方は、好み次第というところでしょうか。

藤原:そうですね。デザインや履いてみたフィーリングなど、ご自身に合うシューズがいいと思います。どれも履いてみてもらいたいシューズたちです。ランニングを続けていくなかで他のシューズにも興味が出てきたら『GRIDERIDE』や『ウエーブライダー』、『FRESH FOAM 1080』などの上位モデルへアップグレードしていくとシューズ選びが楽しくなると思います。履き心地がさらに良いことに気づけると思います。

大森:まずは、これを使ってみて、次のシューズが必要になってきたら違うモデルを買ってみるといいですね。ぜひ、ランニングライフの最初に『相棒』として選んでみて欲しいです!

コスパの高いランニングシューズを3足、シューズアドバイザー・藤原岳久さんに紹介していただきました。ランニングを始めたばかりで手頃な価格のシューズを探している方はぜひ参考にしてみてくださいね!

シューズ詳細情報

アシックス|EVORIDE 2

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像

価格:¥11,000(税込)

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像
軽さとバランスに優れたデイリートレーナー
「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像
軽さとバランスに優れたデイリートレーナー

ミズノ|ウエーブリボルト 2

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像

価格:¥9,350(税込)

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像
MIZUNO ENERGYを搭載したランニングシューズ
「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像
MIZUNO ENERGYを搭載したランニングシューズ

ニューバランス|FRESH FOAM BEACON v3

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像

価格:¥12,100(税込)

「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像
クッション性に優れた「FRESH FOAM」が使用されたランニングシューズ
「【初心者必見】1万円以内で購入できる!?コスパが高いランニングシューズ3選!」の画像
クッション性に優れた「FRESH FOAM」が使用されたランニングシューズ

併せて読みたい


藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト

Runtrip編集部が書いた新着記事
RUNTRIP STORE MORE
「ITEM」の新着記事

CATEGORY