【レベル別】アディダスのおすすめランニングシューズ|選び方や特徴の解説も
May 26, 2019 / SHOES
Feb 02, 2023 Updated
アディダスといえば誰もが知っているスポーツ用品メーカー。
2017年の東京マラソンでは2時間3分台で優勝したウィルソン・キプサング選手が着用し、トップレベルのアスリートから楽しく走りたい初心者のランナーまで、多くのランナーがアディダスのランニングシューズを愛用しています。
アディダスのランニングシューズは高反発ミッドソール素材『BOOST™フォーム』や『Lightstrike』、グリップ性の高い『コンチネンタルラバーソール』、プロネーション(足部のねじれ運動)を制御し、着地の安定感とコントロール性能を高める『トルションシステム』が搭載されていることが特徴。これらの機能がランナーの快適な走りをサポートします。
目次
アディダスのシューズに搭載されているテクノロジー
アディダスの多くのランニングシューズのミッドソールに搭載されている、アディダス独自のテクノロジーでもあるBOOST™(ブースト)フォーム。発泡した個々の『E-TPU発泡熱可塑性ポリウレタンビーズ』内に微細で均一な独立気泡を閉じ込め、小さなエネルギーカプセルが発泡し、連結している新しいミッドソール素材。どのような環境下においても、従来の素材より高いクッション性と反発力を発揮し、ランナーをサポートします。
さらに近年発売されたランニングシューズには、『Lightstrike(ライトストライク)』や『Lightstrike Pro(ライトストライク プロ)』と呼ばれる高反発ミッドソール素材が搭載されるモデルもラインナップ。特に、Lightstrike Proはアディダスで最も軽量かつ反発性の高いフォーム素材。高いクッション性とともに、より多くのエネルギーを推進力へと変換します。
ランニングシューズの選び方
アディダスのランニングシューズの特徴について知ったところで、自分にぴったりのランニングシューズを選ぶためのポイントを紹介していきます。ランニングシューズを選ぶ際に大切にしたいポイントとして、『使用する目的を明確にする』『実際に履いてみる』『実際の状況に近づけて履いてみる』の3点が挙げられます。
シューズを使用する目的を明確にする
たとえば、『運動不足やダイエットのためにこれからランニングを始める』、『レースに出て自己記録更新を目指したい』、『オフロードのコースでトレイルランを楽しみたい』など、使用する目的やシーンごとに適切なシューズの機能性は変わってきます。まずはシューズの使用する目的を明確にしてからスタートしましょう。
実際に履いてみる
ランニングシューズを選ぶ時は、たくさんのシューズを試しに履いてみることも大切です。同じメーカーで、同じサイズのシューズでもモデルによって足長や足囲が異なります。店舗によっては足型を測定し、自分に合ったシューズを提案してくれるところもあります。ランニングシューズは自分の足を支えてくれる大切なアイテムですので、妥協をせずに自分の足に合ったものを見つけましょう。
実際の状況に近づけて履く
お店で試し履きをするときは、実際にそのシューズを使う状況に合わせることが重要です。たとえば、どの『時間』を選ぶかで足の状況は変わります。一般的に、人間の足というものは午前中には引き締まっていますが、午後から夜になるとむくんで大きくなってきます(もちろん個人差はありますが……)。
そのため、午前中に走るためのシューズを夜に買ってしまうと、ためし履きをしたときよりもシューズが大きく感じて、靴ズレなどにつながってしまうかもしれません。そしてその逆も。シューズを買う時間帯と自分の足の大きさを気にしながら、実際の状況を考えて買うようにしましょう。
そして、ソックスも重要な要素。特に女性は、気をつけたいところ。ストッキングやタイツのまま履くのとランニングソックスでは条件が変わってきます。一番のオススメは、いつも履いているソックスを持参して試し履きをしてみること。そこまでしなくとも……という方もぜひソックスで履き比べてみてくださいね。
また、こちらの動画ではRuntrip Magazineのシューズレビューでお馴染み、シューズフィッティングアドバイザー 藤原岳久さんに『シューズの選び方』が解説しています。ぜひ、チェックしてみてください!
シューズチャートを見ながらランニングシューズを選ぶ
アディダスの公式サイトにはシューズを使う目的と使うシーンに分けられたチャートが公開されています。また、マラソンの目標タイムごとにどのタイムのランナーがフィットするシューズかも紹介されています。先ほどもお伝えしましたが、ランニングシューズは「健康・フィットネスのために履く」「レースでタイムを出すために使う」といったカテゴリ・レベル別に作られています。その機能を十分に活かして履けるようチャートを見ながらランニングシューズを選んでみましょう。2023年最新モデルが掲載されています。こちらのチャートを見た上で、これから編集部がオススメするランニングシューズの解説をぜひ読んでみてください!
編集部おすすめ アディダスのランニングシューズ
ランニングシューズ選びのポイントをお伝えしたところで、いよいよRuntripMagazine編集部がオススメするアディダスのランニングシューズを紹介していきます。アディダスのランニングシューズは、多くのシリーズが展開されているので、選び方に迷う方も多いかもしれません。この記事では、アディダスのランニングシューズをそれぞれカテゴリーごとに詳しく紹介していきます。レベルや用途を分けて紹介していくので、まずは自分の走力に合ったシューズを選んでいきましょう。
ストリートランや普段履きにおすすめのUltraboost 22
街の中を走るストリートランニングにはクッション性があり、普段履きとしても使える『Ultraboost 22(ウルトラブースト 22)』をおすすめします。前作同様、アディダス独自のミッドソール素材『Boostフォーム』が使用され、アウトソールには『ADIDAS LEP(リニアエナジープッシュ)』が搭載。これまでにない反発性と快適性を感じられる1足です。
ウィメンズモデルでは、アッパーやヒールカップ、中足部のサポートなど女性ランナーの足に特化して快適性を追求。2021年12月より発売されています。
フルマラソン完走を目指すならSolarboost 3
フィット感の良さと安定性の高さが、初マラソン挑戦者やこれから走り始めるランナーにおすすめの1足です。その安定性から、着地の際のぐらつきも抑えられるため、膝に不安のあるランナーでも安心して長い距離を走りやすくなっています。
日々のトレーニングを支えるadizero RC 3
ソールの寿命と機能を長持ちさせてくれるラバー素材ADIWEARをアウトソールを搭載し、日々の過酷なトレーニングにも耐えうる耐久性を備えています。スピードトレーニングやナチュラルなライド感を求めるランナーにオススメのシューズ。
ミッドソール素材『Lightstrike(ライトストライク)』と通気性に優れたアッパー、丈夫なアウトソールの相乗効果が、しっかり地面を捉えてランナーの足元をサポートします。他のシューズに比べると安く手に入り、部活に打ち込む学生やタイムを狙いはじめたばかりのランナーにはぴったりです。
トレーニングからレースまでADIZERO BOSTON 11
トレーニング用からレース用として幅広く使える『adizero Boston』。最新モデル『ADIZERO BOSTON 11』は前作同様の厚底でアッパーがさらに軽量化されています。グラスファイバー素材を用いた5本骨状バー『ENERGYRODS(エナジーロッド)』が搭載され、日頃のトレーニングから厚底シューズに馴染めるように開発されました。
また、高反発のミッドソール素材『LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)』が採用され、跳ねるような感覚が強くなりました。エナジーロッドの反発力とミッドソール素材による跳ねるような感覚により、心地良い走りを促します。安定感も高く、履きこなしやすいシューズ。厚底シューズに初めて挑戦するという方におすすめです。
スピードトレーニングにはADIZERO JAPAN 7
ADIZEROシリーズのなかでも高い人気を誇る『ADIZERO JAPAN』。過去には、JAPANシリーズのシューズでフルマラソン世界最高記録が樹立されるほどトップアスリートにも愛されるシリーズ。最新モデル『ADIZERO JAPAN 7』にもその特長が受け継がれつつ、大幅な軽量化を実現。前足部に高反発素材がLIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)が配置され、ランナーのパフォーマンスを引き出してくれます。しっかりとしたフィット感もあり、走りやすさを感じるテンポアップシューズです。
タイムを狙うランナーにはADIZERO TAKUMI SEN 8
軽量性・フィット感・グリップ力などを追求したトップアスリートが着用するレース用モデルの『adizero takumi sen 8』。2021年12月に発売され、従来の履き心地や接地感をキープしつつ、見た目としては厚底に変化。前作までと比較するとクッション性など厚底シューズの特徴が加わっています。トラック競技はもちろん、短いロードレース、駅伝などにも使用できるシューズ。
カーボンプレート搭載厚底シューズ
ADIZERO ADIOS PRO 3
さらに、5本骨状カーボンバー『EnergyRods(エナジーロッド)』搭載の『adizero adios Pro』シリーズ。2022年登場の最新モデル『ADIZERO ADIOS PRO 3』のミッドソールには『ENERGY RODS(エナジーロッド)2.0』と高反発ミッドソール『LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライク プロ)』が搭載され、反発性と推進力を生み出します。
アウトソールにはグリップ力と耐久性に優れた『CONTINENTAL RUBBER(コンチネンタルラバー)』を搭載し高いグリップ力そのままに軽量化を実現。前作から大きくアップデートしたことで、シリアスランナーのパフォーマンスをさらに引き出します。
ADIZERO PRIME X
アディダスが世界陸連の規定を度外視して開発した、超厚底カーボンシューズ。ミッドソールには5本指カーボン『ENERGYRODS(エナジーロッド)』に加え、ナイロンバー『ENERGY BLADES(エナジーブレード)』を搭載。さらに、50mmに達する高反発ミッドソール『LIGHTSTRIKE PRO(ライトストライクプロ)』と、様々なテクノロジーがこの1足に搭載され、速く走る体験をもたらします。
こちらの動画では、ADIZERO PRIME XをはじめADIZEROシリーズ最新作の履き分けについて解説しています。
スポーツショップの店員さんおすすめのアディダスランニングシューズ
Runtrip Magazineでは、スポーツショップの販売員の方に『イマおすすめしたいランニングシューズ』について、定期的にお話を聞いています。
ランニングシューズの専門家でもあるスポーツショップの店員さんが、どんなシューズをおすすめしているのか気になる方や各店舗の意見を比較したいという方は、ぜひこちらの記事もご参考に。
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ぜひ、ぴったりのランニングシューズを探して、楽しいランニングライフを送ってください!
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