キプラン『KIPSTORM TEMPO』&『KIPSTORM ELITE』徹底レビュー!注目ブランドの最新シューズ2モデルを徹底比較
Apr 10, 2026 / SHOES
Apr 10, 2026 Updated

フランス発のランニングブランド『KIPRUN(キプラン)』から最新レーシングモデルが登場しました。
「嵐を起こす」という思いが込められた、最新モデルの『KIPSTORM TEMPO』『KIPSTORM ELITE』はどのようなシューズなのか。今回も、シューズアドバイザー藤原岳久さんに解説していただきました。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
新世代素材と圧倒的な安定感。『KIPSTORM TEMPO』

『KIPSTORM TEMPO』は、カーボンプレートを搭載しないトレーニングモデルです。最大の特徴は、ミッドソールに採用された次世代素材『アリファティックTPU(ATPU)』です。
『ATPU』は従来の『PEBA』や『EVA』と比較して耐久性が高く、反発性にも優れているのが特長。ミッドソールの厚みは45mmあり、トレーニングシューズ・市民ランナー向けのシューズとして非常に優れたクッション性を実現しています。重量は225g(メンズ26.5cm片足)であり、厚底ながらも軽量なランニングシューズです。

テンポアップシューズには珍しい外付けのヒールカウンターも搭載されており、安定したフィット感を確保。藤原さんが実際に走ってみると「フォアフット寄りのミッドフット着地で走ると非常に滑らかでスムーズな走り心地」とのこと。テンポ走からジョグまで、4分/km前後のペースで幅広く活用できます。
『KIPSTORM ELITE』|バランスの良さが強みのサブ3前後のランナーの新たな選択肢

『KIPSTORM ELITE』はレーシングシューズとして位置づけられる一足です。
ドロップは5mmで、ミッドソールに多層構造を採用。外側のフレーム全体をATPUが覆い、内側のコア部分に『PEBA』素材とカーボンプレートが配置されています。
藤原さんはこの構造を「アシックスの『FF LEAP』と『FF BLAST PLUS』の組み合わせに近い」と表現。外側の層を柔らかい素材で包みながら、コアで安定性と推進力を確保するという構造的な考え方が共通しているといいます。

『KIPSTORM ELITE』のフレームに使われるATPUは、テンポの同素材より柔軟性を高められた仕様。アウトソールのラバーはしっかりとした厚みがあり、耐久性も高い水準です。
「最近のスーパーシューズの中で、ここまでしっかりしたラバーがついているシューズは珍しい」と藤原さん。
おすすめのランナー・使用シーンは?

『KIPSTORM TEMPO』については「走れるランナーが履いても気持ちよく走れる。また、初めてテンポアップシューズに挑戦するランナーにとっても安心感がある」と藤原さん。
初めてテンポアップシューズを履く方から、キロ4分ペースでの走行まで幅広くカバーし、19,900円(税込)という価格帯も相まって圧倒的なコストパフォーマンスを誇る一足です。

一方、『KIPSTORM ELITE』はサブ3前後を目指すランナーの有力な選択肢だと評価します。
アシックスのメタスピードシリーズやナイキのヴェイパーフライのようなハイエンドシューズと比べて「バランスの良さ」が強みだといい、「足が残りそうな感覚がある」と藤原さん自身もパリマラソンでの着用を予定しているとのことです。
「Onと同様にヨーロッパ発のブランドはこれからもっと注目されていく。キプランはその中でもとくに押さえておきたい一足」と語る藤原さん。
現在、Runtrip Storeでも両モデルを販売中。嵐を起こす、その疾走感をこの春体感してみてはいかがでしょうか。
詳細情報
キプラン|KIPSTORM TEMPO

・価格:¥19,900(税込)
・ドロップ:8mm
・重量:225g(片足)
キプラン|KIPSTORM ELITE

・価格:¥34,900(税込)
・ドロップ:5mm
【動画からご覧の方はこちら】
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【プロフィール】
藤原岳久さん

FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)





