「あなたの走る理由はなんですか?」4人のランナーが語るそれぞれの走る意味

「あなたの走る理由はなんですか?」こう聞かれた時に、皆さんであればどのように答えるでしょうか。

もちろん理由は人それぞれだと思いますが、やっぱり他のランナーがどんなモチベーションで走っているのかは気になるところです。他の人が走る理由を聞くと、「そんな考え方があったんだ」「こんな気持ちで走れたら楽しそう」、そんな発見ができるかもしれません。今回は、いままでに行ってきたランナーの方々へのインタビューから、彼らの走る理由を探っていきたいと思います。

自分らしく前向きに輝くために走る

大杉亜依里さん

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モデル・タレントとして活躍されている大杉亜依里さん。彼女は走ることで、モデルとしてのボディメイキングはもちろんですが、それ以上に精神的に前向きになれたと語っています。

何より大きいのが精神面の変化。ホノルルの初フルマラソンでは3時間57分でゴールし、本当にギリギリの状態で目標としていたサブ4を達成できました。これまで私は、いつも無意識に「越えられそうな目標」だけを設定していたのですが、それを達成してにわかに喜ぶのではなくて、「無理かもしれない目標」を達成することが自分自身を大きく変えてくれるんだって、この時に気が付きました。(インタビューより)

走ることによって「成功体験」を経験することができた大杉亜依里さん。この経験のおかげで、仕事に対しても自信を持って取り組めるようになったそうです。最初のころはランニングを遠い存在に感じていた彼女も、少しずつ走れるようになって、小さな成功を重ねていくうちに楽しめるようになっていきました。人生を前向きに進んでいくために、大杉亜依里さんは走ります。

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一緒に走りたい人がいるから走る

計良光昭・千里夫妻

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計良光昭・千里夫妻は、100kmを超える超長距離レース「ウルトラマラソン」に2人で挑戦しています。夫妻は「沖縄本島1周サバイバルラン2015(400km)」や、「みちのく津軽ジャーニーラン200km」などを完走されました。そんな長い過酷にも思えるレースを走っている時に何を考えているのか尋ねてみると、このように語っています。

千里さん「この先にどんな街があって、どんな景色を見られるのか。そう考えるだけでワクワクしてきます。長距離レースだと時にハプニングも起こりますが、だいたい夫が一緒なので前に進めます。そしてハプニングがあるからこそ、それを乗り越えた時の感動もひとしおなんですよね。」

一緒に走って、一緒に景色を見て、一緒に困難を乗り越えられる、そんな人が側にいるから走り続けられるのかもしれません。お二人は走っている時に衝突したことは一度も無いんだそうです。どんなに長い距離のマラソンであっても、一緒に走りたい人がいるから、走れるのかもしれません。

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人生で大切なことを伝えるために走る

Jup brown(ジャップ・ブラウン)さん

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ニュージランド・日本・アメリカの3カ国を自分の足で走って横断したJup Brownさん。数ヶ月にもわたって走り続け、その偉業を達成しました。ときには辛く感じることもあるそうですが、それでもある思いを胸に最後まで走りきっていると語ります。

僕は、学校で子供たちと触れ合うのが好きなんだ。自分も教えたいことがあるし、同時にパワーをもらえるから。彼らは、素直に何でも聞いてくるよ。「アメリカ横断?そんなことあんたにできるの?」「どこで寝ているの?」「ばかじゃないの?」って。そんな彼らに、僕は大きな地図を広げていつもこう言うんだ。「確かに、とても大変なことかもしれない。だけどね、僕は今日のことしか考えてはいないよ。ゴールにたどり着くまで3,000kmあるけど、今日進むべきなのは50km。そして、そのうちの5kmだけを意識するんだ。それを10回繰り返す。”できること”を繰り返していれば、大きな目標が叶うんだ。君たちも勉強とか、やらなければならないことがあるだろう?毎日コツコツ真面目に進めれば、いつか必ず達成できるよ。」

他の人々に、子どもたちに大きな目標の叶え方を伝えたい、そのためにJupさんは果てしない挑戦を続けます。それらを実現させてきたからこそ、その言葉に重みが出てくるのでしょう。またJupさんはチャリティとしても走っています。走ることで大切なことを伝えられるから、そんな気持ちで走っているランナーもいるのです。

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日本文化を発信したいから走る

すしマンさん

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寿司ネタをかぶって走るランナー、すしマンこと河原井 司さん。国内・海外問わず、様々なマラソン大会に寿司ネタをかぶって参加しています。その見た目のインパクトから、沿道の人気を集めているすしマン。彼は走る理由としてこのように語っています。

「楽しむ」ことを忘れずに、市民ランナーとして走り続けていきたいと思っています。『すしマン』を通じて知り合った国内外のランナーとの交流し、子どもからお年寄りまで楽しんでもらえるランニングスタイルを発信すること。それと同時に、日本カルチャーの魅力を多くの人々に伝えていきます。

ユニークな日本文化の発信、そのためにすしマンはマラソン大会を走っています。もともと河原井さんは渋谷区でスポーツ推進の活動に取り組んでいて、2020年の東京オリンピック成功のためにできることはないかと考えていたそうです。沿道から応援されるだけではなく、逆に楽しませること。すしマンの寿司ネタバラエティはこれからも増え続けます。

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走るモチベーションとなるものは人それぞれです。自分のために走る、大切な人のために走る、大きな目標のために走る、楽しませるために走る。そのどれもが素晴らしいと思います。改めて自分の気持ちも振り返ってみたいですね。「あなたの走る理由はなんですか?」

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