ニューバランス『Fresh Foam X 880v15』は初心者におすすめとシューズアドバイザーも太鼓判! 人気モデル“1080”との違いは?
Jun 03, 2025 / SHOES
Jun 03, 2025 Updated
ニューバランスのデイリートレーナーとして人気の『Fresh Foam X』シリーズから新たに『Fresh Foam X 880v15』が登場。解説するシューズアドバイザーの藤原岳久さんも「初心者でニューバランスを履くなら、まずはこれを履いてほしい」とおすすめする一足となっています。
藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。
フラッグシップモデルの弟分的存在
ニューバランスのFresh Foamシリーズはクッション性抜群の人気モデルとして、多くのランナーに長年支持を集めています。そのなかで今回アップデートされたFresh Foam X 880v15(以下、880v15)は、『Fresh Foam X MORE v5(以下、MORE v5)』、『Fresh Foam X 1080 v14(以下、1080 v14)』と同じくニュートラルトレーナータイプの一足。その中でプレミアムクッションのMORE v5、1080 v14と比べて、接地感や安定性をバランスよく持ち合わせた作りとなっています。
「幅広い層に人気なのは1080 v14ですが、クッションの柔らかさが特徴である反面、多少の不安定さもあります。それよりは接地感があって、自分の走りの感覚がある880v15の方がビギナーにはおすすめです」(藤原さん)
今回のアップデートで6mmドロップを採用し、1080 v14と同じロードロップスタイル(シューズ前後の高低差が小さいつくり)となった同モデル。ミッドソールの厚みは前作と比べて前足部が11.5mm、後足部が9.5mm増加。ただ「厚みを増したことで接地感は少し落ちたけれど、安定要素も高めているので非常に使いやすいバランス」と藤原さんは語ります。
抜群のフィット感やウィズサイジングできるのも魅力
藤原さんが本作を推すポイントの1つがフィット感。安定性を高めるヒールカップはもちろん、エンジニアードニットメッシュを採用したアッパーは、足の動きに合わせてフィットする構造となっています。
さらに藤原さんは「1番のお気に入りはパリッとしたガセットタン。
同モデルでも足幅に合わせてウィズを選べるラインナップを展開。メンズはD、2E、4E、ウィメンズもB、D、2Eとそれぞれ3パターン用意され、多くのランナーが選べるようになっています。
「ウィズサイジングがニューバランスの特徴。サイズをいたずらに上げずに、しっかりと幅を調整することができるのは良いですね」(藤原さん)
日々のランニングからデイリーユースまで最適な一足
機能性とともに税込16,940円という比較的安価な価格も魅力の1つである880v15。藤原さんは「幅広いシーンで使える一足」とおすすめします。
「ブランドとしても今まではそこまで推してこなかったモデルですが、今作はかなり履きたくなるシューズですね。テンポアップでは使いにくいかもしれませんが、基本的にはどんなシーンでも使えると思います。デザイン的にもシンプルで使いやすいので、ニューバランスのスニーカーが好きな方で、ランニングをしたいと思っている方には最適です」
これからランニングを始めようと思っている方にはぜひとも履いてほしい880v15。ニューバランスランニングシューズの入口として注目されそうです。
詳細情報
ニューバランス|Fresh Foam X 880v15
・価格:¥16,940(税込)
▼動画でもシューズレビューを配信中
【プロフィール】
藤原岳久さん
FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
あわせて読みたい