ラントリップ代表・大森が選ぶ今おすすめのランニングシューズとは? 「3回も驚いた」一足を紹介【2024年12月】
Dec 29, 2024 / SHOES
Dec 29, 2024 Updated
Runtripでは2024年も数多くのシューズをご紹介してきました。そんななかラントリップ代表の大森には今シーズン登場したランニングシューズの中でも、とくにおすすめしたい一足があるそうで……。今回は大森が今おすすめするシューズをお届けします。
走るペースで感覚が変化する? 2024年大注目のシューズとは
大森:こんにちは、Runtrip代表の大森です。これまでシューズアドバイザーの藤原さんと一緒に数多くのシューズをレビューしてきました。今回は今年ご紹介した中からとくにおすすめしたいシューズをご紹介します。
そのシューズはニューバランス『Fresh Foam X 1080 v14』です。このシューズには3回、驚かされました。このシューズ、走るペースによって感覚が大きく変わるのです。
大森:まずはジョギングをするような6:00/kmペース。このときには高いクッション性を感じます。本シューズは「プレミアムクッションモデル」と位置付けられるほどの一足なのでクッション性は予想はしていましたが、加えて予想を上回る反発性も感じたのです。
本シューズは剛性の高いプレート素材は搭載されていませんが、とても自然な反発と言いますか、どんどん足が進んでいく感覚を覚えました。シューズアドバイザー・藤原さんは「前に吸い込まれる感覚」と言っていましたが、まさにそのような感覚だと思います。
とくにゆっくりと走るジョギングでは、あまりスピードを求めないですよね。そのため本シューズの感覚は非常に絶妙だと感じます。
大森:つぎは4:30/kmくらいまでペースを上げたとき。するとシューズの印象が変わるんです。ジョギングのときと同様にクッション性の高さを感じますが、スピードを高めるためかかとから中足部ちかくへと接地位置を移行していくと、とても心地よい接地感を覚えました。まさに別のシューズに変わったかのようで……。
接地感を強く感じられるようになったことで、自身の体重が地面に与えた作用に対して返ってくる、地面からの反作用の力を感じたのです。この作用と反作用の感覚を、高いクッション性で中和されることなく感じられるので、非常に心地よい。クッション性があるのに、自分の足の力で前へと進めていることに面白いシューズだと感じました。
また接地感があるからこそ足回りが良くなる感じもあり、快適なライド感も覚えましたね。
ジョギングだけでなく速いペースでも走れる! 汎用性の高い一足
大森:最後は3:30/kmくらい、かなり速いペースまで上がったときです。以前Runtripのみんなでリレーマラソンに出場した際に本シューズを着用していたのですが、楽しく走れればいいかなと思っていたのにも関わらず、3:30/kmを切るペースで走ってしまったのです。
本シューズの重量は約283gであり、厚底レーシングシューズと比べ重量はたしかにあります。しかしスピードを上げても違和感なく走ることができたのです。
振り返ってみると先ほど話した接地感がとても効いていて、シューズの重さを気にすることなく走れたのだと思います。そういえばデイリートレーナー用のシューズだったと走り終わったあとに気づき、とても驚きました。
大森:もちろん本シューズでかなり速いペースを維持し続けることはむずかしいかと思いますが、短い距離でスピードを高める「流し」などにはぴったりだと思います。また、とても汎用性の高いシューズなので、サブ4を目指すランナーのレース用としてもおすすめでしょう。ランナーにとって一足は持っておくと重宝するシューズですね。
加えて体格が良いランナーさんにもおすすめです。ポンポンと弾むシューズは体重によって左右に揺れやすいですが、本シューズは弾む感覚とともに安定感も高いので、体格の良い方も安心して履くことができると思います。
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さまざまなシューズを紹介してきた大森が推すランニングシューズ。来年から走りはじめたい人の一足目としてもおすすめできるシューズでしょう。
詳細情報
ニューバランス|Fresh Foam X 1080v14
・価格:¥19,800(税込)
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