ニューバランス『Fresh Foam X 880 v14』は“シンプル・イズ・ベスト”を実感するシューズ！　だれでも1足は持ってほしい理由とは？

Oct 14, 2024 / SHOES

Oct 14, 2024 Updated

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クッション性が魅力のニューバランス『Fresh Foam（フレッシュフォーム）』シリーズから、ニュートラルモデル『Fresh Foam X 880 v14』が登場しました。14代目となる今作は大幅なアップデートがされたとRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんは解説します。果たして今作はどのような進化を遂げたのでしょうか。

藤原さんは多くのシューズブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わった期間は20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出し、現在も走るシューズアドバイザーです。

ニューバランスの入門編として最適な一足

「ニューバランス『Fresh Foam X 880 v14』は“シンプル・イズ・ベスト”を実感するシューズ！　だれでも1足は持ってほしい理由とは？」の画像 — （左から）ラントリップ代表・大森、シューズアドバイザー・藤原岳久さん

大森：今回紹介するシューズはニューバランスの『Fresh Foam X 880 v14』です。880シリーズの14代目になります。

藤原：普段履き用としても非常に人気があるシリーズですね。1960年代に量産品で初めてウィズサイジング・システムを導入し、異なる足型の同一モデル展開をしたシューズでもあります。

大森：同じカラーで自分に合ったウィズを選べるのは良いですよね。

藤原：足の幅が広い方は「2E」、一般的な広さの方には「D」がおすすめです。

大森：実際にどういったシューズでしょうか。

藤原：ニューバランスは「1080」シリーズを中心に展開していると思いますが、こちらはニューバランスのランニングシューズを履くときの入門編として履いてほしい一足です。

大森：ニューバランスの入口となるシューズなのですね。

前作からミッドソールの構造を大幅に変更！　クセのない履き心地に

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大森：アップデートポイントを見ていきたいと思いますが、いかがでしょうか。

藤原：今回はすごく変わりました。非常に履きやすくてピュアなニュートラルトレーナーです。

大森：前作との違いはなんでしょうか。

藤原：前作まではミッドソールのFresh Foam Xの硬度を上下で変えて2層構造にしていました。今作からはミッドソール全体で硬度を統一したことで、非常にシンプルでクセのない履き心地になりました。

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大森：他に変更点はありますか。

藤原：前作と比べてアウトソールラバーの面積が減少しました。減らした分はフォーム材を増やしています。

大森：ソールの厚さは変わっていないけど、ミッドソールの割合が増えたということですか。

藤原：そうです。1080や他ブランドのMAXクッションモデルに履き慣れていると薄く感じるかもしれませんが、クッション性は十分に感じられますよ。

さらにドロップ（シューズ前後の高低差）が前作10mmから8mmに変更されています。フラットな形状になったことも含め、普段履きからランニングまで使いたくなるモデルです。

大森：1080と880を比べると違いはどうですか。

藤原：どちらも下2ケタが同じ「80」ですが「8」というのはニューバランスの品番の中で「ニュートラル」を意味しています。フォームの厚みは1080の方が明らかにあり、6mmドロップの低ドロップロッカースタイルです。対照的に880は傾斜でのガイドがあり、前足部の接地感もありつつ十分なクッション性もあるシリーズです。

大森：「860」シリーズもありますよね。

藤原：ニューバランスでは「6」が付くとスタビリティトレーナーになります。

大森：より安定性を意識したモデルですよね。

藤原：そうですね。880と860がセットと考えてよいと思います。

持っていて損のない「シンプル・イズ・ベスト」シューズ

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大森：履き心地はいかがですか。

藤原：正直、驚くような特性はありませんが、ヒールカップもしっかりとしたつくりで、とにかく履きやすいです。

大森：むしろ特筆すべき点がないところこそ、このシューズの良いところですね。

藤原：“シンプル・イズ・ベスト”だと思います。

大森：加えて前作から40gほど軽量化されました。

藤原：やはり素材の見直しが大きく影響しているのでしょう。デザインもシンプルで、ニューバランスのスニーカーが好きな方も気に入ると思いますよ。

大森：どんな人におすすめですか。

藤原：ベースシューズとして一足は持っていただきたいシューズです。ランニング以外のスポーツで履く人にもおすすめだと思います。

大森：これからランニングを始めようという方にも良さそうですね。

藤原：そうですね。これからもっと存在感が出てくるモデルになると思います。

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革新的なミッドソールやプレートがなくても、履けば分かる良さがある『Fresh Foam X 880 v14』。ニューバランスのランニングシューズが気になっているという方は、まずこちらから試してみてはいかがでしょうか。

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