時短トレーニングにおすすめ!走れるサンダルおすすめモデル5選

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マラソンシーズンを目前に迎え、日々トレーニングに励んでいる方も多いのではないでしょうか。しかし、忙しくてトレーニングに多くの時間を割けないという方もいるはず。

そこで本記事では、時短トレーニングにもおすすめの走れるサンダルをご紹介します。今回もRuntripお馴染みのスポーツMC 岡田拓海さん、トレイルランニング専門店『Trippers(トリッパーズ)』店長でご自身もトレイルランレースを走る朝長拓也さんとご紹介。シューズとは違ったメリットやデメリット、おすすめ商品などをサンダル初心者の方にもわかりやすくレビューしていきます。

走れるサンダルとは

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岡田:シューズでなくサンダルで走れるの? と思う方もいると思います。そもそも走れるサンダルとはなんでしょうか。

朝長:まずは、走れるサンダルが広まったきっかけは、2010年に出版された『BORN TO RUN』という本です。面白い内容で大きな注目を集めました。メキシコにいるタラウマラ族は、古タイヤを切り抜いて、自作でサンダルを作って履いているみたいです。長距離がとても速いというところから、彼らが履いているサンダルの秘密やなぜそのサンダルがいいのかが詳しく書いてあります。

岡田:走れるサンダルは、そこから始まったのですね。

朝長:この本をきっかけにナイキやアディダスなどの大手ブランドもベアフットシューズを作っています。ナイキ『フリー』のような足を鍛えるコンセプトのシューズもできて、流行りました。自分の足でしっかり走るというのは変わらないので、サンダルは一定の人気があります。

岡田:実際にトリッパーズで販売している商品も紹介していきますが、結構売れるんですよね?

ランニングサンダルの魅力

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朝長:魅力を言いますと、靴下も履いていなくて覆うものもないので、開放感があって気持ちがいいです。

岡田:サンダルのメリットとして、どのようなものがありますか。

朝長:シューズを履いてケガをしやすいランナーは、ストライドが広く、ヒールストライクの傾向が高くなり、膝・腰・足首に負担がかかる現象があります。しかし、自然な身体の使い方をすると、着地がミッドフットやフォアフットに変化してナチュラルなランニングフォームを得やすくなります。

岡田:身体本来のフォームを取り戻していくということですね。

朝長:実際に履いてみると、最初はふくらはぎなどが筋肉痛になります。今までシューズのクッションに助けられていたのが、アキレス腱や土踏まずを使って、衝撃吸収することになるので、足が鍛えられてケガしにくくなります。

岡田:素足なので、どこかに負荷がかかっていたら痛いですよね。

朝長:痛いので、優しい着地をするようにランニングフォームが変化していきます。

サンダルを使用する際の注意点

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岡田:一方で、デメリットはどのような点ですか?

朝長:これまで履いていたシューズのクッションがなくなることで、足へ直接衝撃が加わります。ケガに繋がるおそれもあり、徐々に慣らしていってほしいです。

私が最初に履いた時は楽し過ぎて、10km程度を普段のランニングと同じペースで走りました。次の日、肉離れのような筋肉痛になり、普段いかにシューズにサポートを頼っていたのかわかりました。シューズでは感じることのできない刺激を感じられて、面白いですよ。

岡田:走り方を見直せて、筋肉も鍛えることができますね。長い時間トレーニングできない時に足を鍛えるという意味で、サンダルを使って走るのは良いかもしれませんね。

おすすめのサンダルは?

LUNA SANDALS

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(左から)Retro Oso Flaco、Venado2.0、Retro Mono

岡田:サンダルのラインナップをいくつか紹介していきますが、代表的なものを教えてください!

朝長:市販されているサンダルで一番有名なのが『LUNA SANDALS』シリーズ。『BORN TO RUN』の中に出てくる人物が実際にタラウマラ族に聞いて作ったのが、『LUNA SANDALS』です。ランニングサンダルの中で一番メジャーな製品と言えます。

岡田:ランニングサンダルの先駆けとも言える一足なのですね。

朝長:『BORN TO RUN』を読むとまずは『LUNA SANDALS』を履いてみたくなると思います。

岡田:『LUNA SANDALS』シリーズ、どういう違いがあるのでしょうか。

朝長:『Venado2.0』と『Retro Oso Flaco』、『Retro Mono』の3種類。『Venado』のソールの厚さは9mmで薄いモデル。底もツルツルな定番モデルです。『Mono』は厚さが15mmあり、『Oso』はトレイル用に『Vibram Megagrip』を採用しています。

岡田:かかとの周り前足で足首周りをしっかりとホールドしていく形ですね。ソールの厚さが違いになっているのですね。そのほかはどうでしょうか。

XERO SHOES

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(左から)ジェシー、ジェネシス

朝長:『XERO SHOES』というブランドです。定番モデルが右側に映っている『ジェネシス』ですが、厚さが4.8mmです。『LUNA SANDALS』の半分くらいですね。

岡田:『LUNA SANDALS』も板のようですが、『ジェネシス』はほぼ裸足のようですね。板チョコより薄いのではないでしょうか。

朝長:薄いですね(笑)

岡田:それから、鼻緒ではなくかかとのみを固定しているのが左側の『ジェシー』ですね。

朝長:こちらは少し厚い6.0mmのモデルです。他にも少し違うモデルがあるのですが、今紹介したのが市販されているので有名なところかなと思います。

サンダルに関するよくある質問

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岡田:サンダルを販売する中で、どのようなことを質問されますか?

朝長:「そもそも、サンダルで走れますか」という質問も受けますが、しっかりと走れます。かかとさえ固定されていれば、このサンダルに限らず走れます。

岡田:あとはどのようなことを聞かれますか。

朝長:「足は痛くないんですか」と聞かれます。もちろん、こんなに薄いソールで走れば小石を踏むと痛いですし、アスファルトでも路面が荒い時は痛いですね。

しかし、それはシューズでは感じない情報。どこで接地しているのか、身体を使えているのかという情報を得る点で、その痛さも1つの面白さです。

岡田:足が刺激を感じる程度に楽しむのがいいですね。他にどんなこと聞かれますか。

朝長:足の豆や鼻緒の部分は擦れないのかというのもありますね。そのあたりは個人差が大きいですね。最初から1度も擦れない方もいれば、擦れてしまうので靴下を履くという方もいます。私の場合はフォームを気をつけないと今でも豆ができてしまいます。フォームを考えるきっかけにもなるので、それもまたサンダルの面白いところではないでしょうか。

岡田:シューズを履いて走るのとはまた違うトレーニングのアプローチになりますね。今回は初心者向けの内容で話してきましたが、ぜひ興味を持たれた方は走れるサンダルも新しいランニングのスタイルとして覚えていただければと思います。

詳細情報

1.LUNASANDALS | VENADO 2.0

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価格:¥11,000(税込)

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厚さ9mのシンプルな定番モデル

2.LUNASANDALS | Retro Oso Flaco

 

 

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価格:¥13,750(税込)

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積極的にトレイルで使いたいモデル

3.LUNASANDALS | Retro Mono

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価格:¥13,200(税込)

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山、砂浜、ロードなどオールランドに使用できるモデル

4. XERO SHOES | ジェシー

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価格:¥7,150(税込)

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ミニマルデザインながら、自然な履き心地を体感できるモデル

5. XERO SHOES | ジェネシス

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価格:¥6,380(税込)

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ゼロシューズの原点となる非常にシンプルなモデル

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朝長 拓也さん
トレイルランニング専門店 Trippers 代表/ JAFTスポーツシューフィッター
2012年にトレイルランニングに目覚め、2017年にTrippersを立ち上げる。
※前職はアパレル企業で服の型紙を作るパタンナー
2018年トレニックワールド彩の国100mile 完走
2020年 KOUMI100 完走

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