【ミズノ】「WAVE AERO 19」はレーシングの良さを兼ね備えたテンポアップシューズ
Apr 06, 2021 / SHOES
Apr 06, 2021 Updated
ラントリップ お馴染みのシューズフィッティングアドバイザーの藤原岳久さんと、ミズノ『WAVE AERO 19』をレビューします。藤原さんはブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わって20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出した、走るシューズアドバイザーです。
レーシングシューズの良さを体感できる『WAVE AERO 19』
WAVE AERO 19はアッパー素材に縦と横で織られた『ウーブンアッパー』が採用され、ミズノを象徴する『ランバードマーク』もウーブンアッパーの中に収められた繊細なデザイン。藤原さんは「ウーブンアッパーによって収縮が抑えられ、レーシングシューズっぽいスタイル」と解説。
軽さ・反発・クッションのバランスが良く、マラソンサブ3.5突破を目指すランナーに向けたモデルで、前作WAVE AERO 18とソール形状は似ていますが、WAVE AERO 19はミズノの新素材『MIZUNO ENERGY』を踵部に採用。藤原さんがシューズの走行データを計測しながら走ったところ、体感以上に “反発” を感じたそう。MIZUNO ENERGYによる影響が大きいと分析しています。
優れたバランスのなかでも、藤原さんが一番際立っていると感じたポイントは『接地感』。8mmドロップで、接地時にバウンドする感覚が『WAVE DUEL NEO』に近いそう。踵の全体的なしっかり感もあり、WAVE AERO 19をワークアウト用に、WAVE DUEL NEO SPをレース用として履き分けるのがおすすめです。
サイズ展開がユニセックス対応もあり、必要に応じて前後のサイズも試し履きをしてみると良いとのこと。一般的なシューズよりもサイズ展開の幅が広く、足のサイズが小さい男性にとってもサイズを選びやすいシューズと言えます。
より軽量な『WAVE DUEL NEO』、レーシングシューズ『WAVE DUEL NEO SP』との相対的な位置づけもあり、WAVE AERO 19はサブ3.5を狙うランナー向けのモデルとされていますが、藤原さんは「初めてのレーシングシューズにもおすすめ」だと言います。安心できるクッション性もあり、驚くほど軽いため、5kmや10kmといった短い距離で「レーシングシューズの良さを体感できるシューズ」と評価。
レーシングシューズの特徴を体験してみたい方は、お店に足を運んでみてはいかがでしょうか?
WAVE AERO 19
・価格:¥14,850(税込)
・ドロップ:8mm
・サイズ:22.5cm~29.0cm(ユニセックス)/ 22.5〜25.5cm(ウィメンズ)
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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト