ナイキ『ペガサス 42』と『ペガサスプラス 2』の違いとは?目的で選ぶ、2足の履き分け方
Oct 15, 2026 / SHOES
Oct 15, 2026 Updated

ナイキの定番『ペガサス』シリーズに、新たに『ペガサスプラス 2』が加わりました。ただ、名前もシルエットもよく似た2足のどちらを選べばよいか、迷うランナーもいるのではないでしょうか。
今回は、2足のスペックや走り心地の違い、使用シーンに合わせた選び方を解説します。
目次
厚さもドロップも同じ。違いはミッドソールと『Air Zoom』の配置

まず押さえておきたいのが、2足のスペックの共通点です。
スタックハイトはどちらも、かかと38mm、前足部28mmで、ドロップも10mm。ソールの厚さと傾斜は、同じ設計になっています。
大きな違いは、ミッドソールの素材と『Air Zoom』ユニットの配置です。

『ペガサス 42』は、『ReactX』という耐久性と安定感に優れたフォームを採用し、その内部に薄くて長いフルレングスの『Air Zoom』ユニットを組み合わせています。
かかとからつま先まで1枚のユニットが足のすぐ下に入っているため、履いた感触はとても柔らかく、足裏にぷにっとした空気の層を感じます。
一方の『ペガサスプラス 2』は、ミッドソール全体にレーシングシューズにも使われる『ZoomX』を採用し、弾力のあるクッション性です。ただし、レーシングシューズ用と比べると、硬度や弾力をやや安定寄りに調整してあります。
フルレングスと聞くと、『ペガサス 42』のほうが充実していると感じるかもしれません。しかし、『ペガサス 42』が薄く長いユニットであるのに対し、『ペガサスプラス 2』は厚みのあるユニットを前足部に配置しています。
| ペガサス 42 | ペガサスプラス 2 | |
|---|---|---|
| 価格(税込) | ¥17,600 | ¥22,000 |
| 重量(片足) | 約300g(28.0cm) | 約265g(27.5cm) |
| スタックハイト(かかと/前足部) | 38/28mm | 38/28mm |
| ドロップ | 10mm | 10mm |
| ミッドソール | ReactX | ZoomX |
| 『Air Zoom』ユニット | フルレングス(薄く長いユニット) | 前足部(厚みのあるユニット・露出) |
| ナイキの位置づけ | デイリートレーナー | テンポトレーナー |
安定感の『ペガサス 42』、スピードで表情が変わる『ペガサスプラス 2』
素材の違いは、走り心地にも影響します。
『ペガサス 42』は、バランスと安定感に優れたシューズ。ヒールカウンターもしっかりとしており、横ブレが起きにくいデイリートレーナーの王道といえる作りになっています。
『Air Zoom』のぷにぷにとした柔らかいクッションが衝撃をしっかり吸収してくれるため、ゆっくりとしたペースでは特に快適です。
『ペガサスプラス 2』も、安定寄りに調整された『ZoomX』によって、ジョグのペースでは『ペガサス 42』に近い安定感とクッション感があります。一方で、ペースを上げるとガラッと表情が変わり、地面をグッと捉える接地感が出てきます。

この違いを生んでいるのが、前足部の『Air Zoom』ユニットです。筆者が実際に走ってみたところ、ペースを上げてユニットをしっかり押しつぶせたときに、高い反発力を感じました。この蹴り出しの後押しこそが、2足の一番の違いだと思います。
『ペガサス 42』が衝撃の吸収に優れたミッドソールであるのに対し、『ペガサスプラス 2』は吸収した衝撃を反発に変換してくれるミッドソールという印象です。
フィット感は共通。いつもと同じサイズで選べる
フィット感は、2足ともほぼ同じです。どちらもナイキの『MR-10 2.0』ラストを採用しており、基本的な作りは共通しています。
筆者は普段26.5cmを履いていますが、どちらも同じ26.5cmでジャストサイズでした。
ジョグ中心か、テンポ走を視野に入れるか。練習内容で使い方を分ける

このように、スペック上はとてもよく似た2足ですが、用途はやや異なります。
『ペガサス 42』は日々のジョグから距離走までのトレーニングの土台を担う1足。『ペガサスプラス 2』は、ジョグ、距離走に加えてテンポ走など、少しペースを上げたい練習でより力を発揮します。
さらに『ペガサスプラス 2』は、レースで『アルファフライ』や『ヴェイパーフライ』を履くランナーが、距離走やトレーニングで履く使い方もおすすめですね。
レースで使用する際は、『ペガサス 42』がフルマラソン4時間以上〜完走を目指すレベル、『ペガサスプラス 2』がサブ3.5〜サブ4.5を目指すレベルです。
求める走りに合わせて、2足を選び分ける
最後に、選び方をまとめます。
1足で日々のトレーニングをまかないたい方、衝撃吸収と安定感を重視する方には『ペガサス 42』がおすすめ。フルマラソン完走や4時間台でのゴールを目指すランナーであれば、レースもこの1足で十分に対応できます。
ジョグだけでなく距離走やテンポ走でペースを上げたい方には『ペガサスプラス 2』がおすすめです。手持ちのデイリートレーナーやレースシューズと組み合わせることで、練習のバリエーションが広がります。
同じ『ペガサス』の名を冠しながら、異なる役割を担う2足。自分の練習内容に合わせて、ぜひ履き比べてみてはいかがでしょうか。
詳細情報
ナイキ|ペガサス 42

・価格:¥17,600(税込)
・重量:約300g(28.0cm・片足)
・スタックハイト:かかと38mm/前足部28mm
・ドロップ:10mm
ナイキ|ペガサスプラス 2

・価格:¥22,000(税込)
・重量:約265g(27.5cm・片足)
・スタックハイト:かかと38mm/前足部28mm
・ドロップ:10mm
※価格や在庫状況は記事制作時点の情報です。
(文:大野颯)
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