ミズノ『ウエーブライダー 29』徹底レビュー!初心者からサブ4を狙うランナーまで、幅広いシーンで活躍する最新シューズ

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幅広い層のランナーから支持を集める、MIZUNO(ミズノ)のランニングシューズ『WAVE RIDER(ウエーブライダー)』シリーズ。待望の29代目が登場しました。

今回はRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんとともにシューズを徹底解説。多くのブランドに携わり、20年以上にわたってシューズ販売の現場を見てきた藤原さんは、47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を記録したランナーです。

進化した“WAVE”構造で、スムーズな走り心地を実現

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1997年にアメリカ市場向けの戦略商品として誕生した『WAVE RIDER』シリーズ。当初は体格の大きなランナーを想定し、しっかりとした安定感を生み出すプレート素材『ウエーブプレート』を搭載していました。

藤原さんによると、「(MIZUNO独自構造のウエーブプレートを採用しつつも)24代目あたりからプレート形状が緩やかになり、今作では“波形”がほとんどかかっていない」とのこと。かつて“安定パーツ”として機能していたウエーブプレートは、現在では“ソール全体のバランスを調整する役割”へ変化していると話します。

プレート素材のアップデートにより、走行中の接地感がより自然になり、足との一体感も向上。伝統的なウエーブプレートの安定性を残しながら、現代のランナーが求めるスムーズで快適な走りを実現しています。

柔らかさと反発性を両立!新たなミッドソール素材をフルレングスで搭載

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業界全体で“クッション重視”のトレンドが加速する中、MIZUNOも流行をしっかりとキャッチ。前作ではかかと部分のみに搭載されていた『MIZUNO ENERZY NXT』が、今作ではフルレングスで採用。ミッドソール構造のアップデートによりクッション性は約56%、反発性は約59%向上しました。

「ミッドソール全体が柔らかくなり、プレートの存在をほとんど感じない」(藤原さん)

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さらに、ドロップ(つま先とかかとの高低差)は12mmから10mmへ変更。前足部に厚みを持たせることで、よりスムーズな重心移動と快適な蹴り出しを実現しています。

通気性の高いジャガードアッパーには、和のテイストを感じさせるデザインを採用。機能面だけでなく、見た目にも“MIZUNOらしさ”を感じられる仕上がりです。

おすすめのランナー・使用シーンは?

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『WAVE RIDER 29』は「幅広いランナーに対応できるデイリートレーナーとしておすすめだ」と藤原さんは話します。軽量化とソフトな履き心地を実現したことで、走行時に足元にかかるストレスが和らぎ、初心者でも安心して使いこなせるとのこと。さらにランナーの実力によってはスピードを高めて走るテンポアップ走、サブ4レベルのペース走にも対応できると評価しています。

また藤原さんは「前作よりクッション性を高めつつ接地感をマイルドに調整しているため、従来のファンも違和感なく受け入れられる作りになっている」と補足。

日々のジョギングから長距離走まで幅広いシーンで活躍でき、カラーバリエーションも豊富な『WAVE RIDER 29』は、あらゆるランナーの日常のパートナーになる一足です。

詳細情報

WAVE RIDER 29

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・価格:¥17,600(税込)

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