「Topo Athleticは日本人と相性の良いブランド」 創業者トニー・ポスト氏が語るシューズづくりに対する哲学とは?

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インタビューに対し、Topo Athleticのシューズについて語るトニー・ポスト氏(右)

アメリカ発のランニングブランド『Topo Athletic』よりトレイルランニングシューズ『Ultraventure 4』が登場しました。それに先立ち、昨年10月にはメディア向けイベントが大阪で開催され、創業者のトニー・ポスト氏(以下、トニー氏)も登場。社長自ら多くの人々とともにランニングを楽しみました。

Runtrip Magazineではトニー氏への取材を敢行。Topo Athleticのシューズについて、トニー氏の哲学など、幅広く伺いました。

「シンプルさとフィット感、快適さが重要だと思います」

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ーーまずは新作『ULTRAVENTURE 4』はどんなランナーにおすすめのシューズですか?

トニー:今作は初心者から中級者向けに開発されたトレイルランニング用シューズです。これからトレイルランニングをはじめる方にとって“最初の一足”に適したシューズとなるでしょう。経験豊富なランナーであれば負荷の低いトレーニング時に着用することをおすすめします。

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ULTRAVENTURE 4

ーーULTRAVENTUREは非常に人気の高いシリーズかと思います。人気の秘訣は?

トニー:ULTRAVENTUREが多くの人々から愛されているのは、おそらく多様性、汎用性の高さが影響していると考えます。トレイルランニングではもちろん、ロードでも十分に着用できるほど、軽量性や接地時の感触に優れたシューズです。トレイルだけでなくロードのコースもあるレースならば、路面が移行しても違和感なく走ることができます。

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ーー近年はランニングシューズの技術革新が目覚ましいと感じます。その進化をどのように感じていますか?

トニー:テクノロジーの進化はシューズにとって重要なことであり、良いシューズを作ることに役立っています。ただ反発性やクッション性の向上といったテクノロジーの進化により、フィット感や快適さといった単純な事柄を見落としてしまうこともあると思います。高性能なシューズを履いて、足に水ぶくれなどのケガが生まれてしまったら本末転倒と言えるでしょう。

とくにトレイルランニングではシンプルさとフィット感、快適さが重要だと思います。

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ーーこれからTopo Athleticとしてどんなシューズを開発していきたいですか?

トニー:そもそも、私はランニングシューズが大好きなんです。加えて男性と女性それぞれに合ったシューズなど、さまざまなタイプのシューズをつくることも大好きです。そのためテクニカルなシューズもあれば初心者向けのシューズ、ミッドソールの厚いシューズ、地面を感じることができるコントロール性に優れたシューズーー。さまざまなタイプのシューズをつくっていきたいです。

そのため世界各地で多くのランナーと一緒に走り、ランナーからのフィードバックを集めています。そこで人々がなにを好み、なにを望んでいるかを知り、よりよいシューズをつくることを目指しています。完璧だと思えるシューズをつくっても、それを超えるシューズをつくることができると信じています。

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ーー日本のランニングカルチャーはどのように感じますか?

トニー:私はボストンに住んでいますが、私が生まれる前から日本には素晴らしいランナーがたくさんいました。ボストンマラソンで優勝したランナーもいるでしょう。ランニングにおいても歴史のある日本に来ることができ、そして日本でTopo Athleticのシューズを展開できることは非常に光栄です。

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トニー:Topo Athleticは日本人と相性の良いブランドだと思います。フィット感や履き心地に特徴のあるTopo Athleticのシューズは、より自然な足の指の動きを可能にします。日本の方は自然な動きや履き心地を好むランナーが多いでしょう。

例えるならばTopo Athleticのシューズは寿司のようなものと言えるかもしれません。寿司は最高の食材を正しく用意し、正しい方法で組み合わせる必要があるからです。Topo Athleticのシューズが上手く機能するように、最高級の材料を用意しており、それらをまとめるマスターシェフもいます。

ナチュラルであり、モダンなシューズスタイルは、日本人ランナーからも支持していただけると感じます。

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最新のテクノロジーを搭載しつつ、ランニングにおける本質を追求したTopo Athleticのシューズ。日本の街中でTopo Athleticのシューズを見かけるシーンがどんどんと増えていきそうです。

Topo Athletic公式Webサイト

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