カラダの癖・疲れをリセットするストレッチ
Apr 12, 2020 / HOW TO
Apr 23, 2020 Updated
カバンを持つ手がいつも同じ、気を抜くと猫背になる、立っているとき重心が左右どちらかに偏る……など、体の使い方にクセがありませんか? ほとんどの人が何かのクセを持っているものですが、そのクセは疲労を引き起こす原因かもしれないのです。
不調を感じてマッサージに行ってみたら「これは、かなりひどい状態ですよ! 」と、ドキっとすることを言われる人も多いはず。施術中や施術直後は気持ちよくてスッキリしても、すぐに不調がぶり返すこともありますよね。
体の不調を改善してトラブルを防ぐには、こまめなケアが必要です。時間やお金のロスを考えると、セルフケアを習慣化できれば理想的。でも、セルフケアに、プロの施術のような効果があるのか疑問をもつ人もいるでしょう。
医師やアスリートは体についての知識を持ち、ちょっとした変化にも敏感です。そんな体のプロたちからの評価が高い整体師、萩原健史さんが効き目バツグンのストレッチを考案しました。
萩原さんの施術テクニックを自宅でできるセルフストレッチに落とし込んだのが、「スゴすぎるストレッチ=スゴレッチ」。萩原さんは著書『スゴレッチ』(萩原健史著、ダイヤモンド社)で、発生しやすい体の不調の原因「ゆがみ」について次のように指摘しています。
「本来あるべきところに骨がおさまっていないので、内臓が圧迫されてしまい、呼吸は浅くなります。血流や自律神経のバランスも悪くなり、いくら寝ても疲れがとれない状態に……。(中略)その原因は、「日常生活によるゆがみ」です。私たちは生活の中でさまざまなクセを持っています。立ち方、歩き方、座り方、荷物の持ち方などなど……自分では意識していない小さな行動一つひとつには特有のクセがあり、そのクセのとおりに、カラダは形を変えていくのです。」(『スゴレッチ』より)
体のクセによるゆがみがトラブルを招いてしまうその前に、スゴレッチでゆがみを整えましょう。スゴレッチは全身を大きく使うものから、オフィスで手軽にできるものまで種類が豊富です。「体のクセが出ているな」と気づいたときに、すぐ実践できるのがうれしいところ。
固くなりがちな体の側面の筋肉を気持ちよく伸ばすストレッチ、関節をやさしくほぐすストレッチなどで、普段使っていない筋肉や関節を使いましょう。実践してみると「気持ちいい!」という感覚に。血行がよくなるからか、ストレッチの後は体がポカポカしてきます。
「ゆがみをリセットするので見た目がよくなるのはもちろん、痛みなどの不調が消えていき、疲れにくく、さらに血流がよくなることで自律神経も整います。脳の働きも活性化されていくので、いつでも最大のパフォーマンスを発揮できるカラダをつくることができるのです。」(『スゴレッチ』より)
ゆがみをリセットするスゴレッチは、不調改善のほか、スタイルアップ効果も期待できそう。脳と体を整えて、ランニングパフォーマンスの向上を目指すのもいいですね。人間の体はシンメトリーではありませんので、クセを完全になくすのは難しいものですが、誰でも簡単にできるスゴレッチで、ゆがみをリセットしていきましょう!
書籍情報
『スゴレッチ』
著者:萩原健史
発行:ダイヤモンド社
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