「サウナ」で脳と体のコンディショニング。ランナーにおすすめの理由とは
Oct 10, 2020 / HOW TO
Oct 10, 2020 Updated
全国に数多いるといわれるサウナー(サウナ愛好家)。最近は、熱々のサウナと水風呂の交代浴を繰り返すことで得られる『ととのう』という快感に注目が集まっています。サウナ愛好家にはデキるビジネスパーソンやスポーツマンが多く、サウナが体に与えるメリットが気になるところ。
ランナーの多くは日中に仕事や家事をしていますので、長時間のデスクワークや立ち仕事などで脳と体に疲労がたまりがり。さらにランニングは全身の筋肉や関節を使うスポーツ。走ったあとはハリやコリ、疲労を感じやすいものです。つまり、ランナーは気をつけないと脳と体に疲労がたまってしまいます。
医師にしてサウナーでもある加藤容宗さんは、著書『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか』(加藤容宗著、ダイヤモンド社)で医学的におすすめしたいサウナの入り方や、脳と体に与える影響について詳しく紹介しています。
加藤さんの著書によると、サウナは脳疲労と体の疲労の両方をやわらげることができるそう。そのメカニズムは「サウナに入ると疲労が取れるという報告があります。その理由は、まず、温熱効果によって凝り固まった筋肉がやわらぎ、血流が増加するということ。」(『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか』より)
血流が滞ると疲れが取れず、脳と体が機能するのに必要な酸素が十分に行き渡りません。そこでランナーのみなさんに知っておいてほしいのが、サウナは血行不良と酸素循環改善の強い味方ということです。
「血流の役割には、熱を運んだり、酸素や栄養を運んだりする以外に、余計なものを回収するという働きもあります。つまり、肉体を疲労させる物質を運び去り、スッキリさせてくれるのです。また、万病の元とされる炎症が減り、活性酸素が減少することも報告されています。」(『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか』より)
サウナーの方々が体験しているという『ととのう』感覚は、サウナによって血流が促進されて酸素や栄養が全身に行き渡り、乱れていた体の健康状態がまさに整っていくのを実感しているからかも!
ベストな状態でランニングを楽しむためには、脳と体のコンディショニングが必要不可欠。マッサージやお風呂ももちろんいいメンテナンスですが、サウナで『ととのう』感覚を体験してみてはいかがでしょう。
書籍情報
『医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか』
著者:加藤容宗
発行:ダイヤモンド社