民謡アイドル永峯恵さん:人生を変えるランニングとの出会いと走る理由
Nov 25, 2017 / MOTIVATION
Apr 26, 2019 Updated
福島出身、民謡アイドルとして変わらない民謡の魅力を発信している永峯恵さん。エコ(環境社会)検定を取得するなど、エコアイドルとしての姿も見せる一方、ランナーとして各地の大会に参加し、出走後に民謡を披露するタフな一面を持ち合わせている。文化系で運動経験がなかった彼女がランニングにハマったのには理由があった。ランニングを始めたきっかけとランニングを取り入れたランニングライフ、走るモチベーションについて伺いました。
民謡との出会いと民謡アイドルへの道
「3歳のときにおじいちゃんから民謡を教えてもらったことがきっかけ。それからずっと唄い続けています」現在はあったか福島観光交流大使として全国各地で唄を通して福島の魅力を発信している永峰さん。2008年からスタートした芸能活動活動は今年で9年目。人気番組「恋のから騒ぎ」にも出演し、タレントとして注目を集めていた2011年、大学で環境の勉強2年勉強してエコ検定を取得。ご縁あって社会人になるタイミングでエコの仕事をすることに。その間も歌への想いを抱き続け、2103年念願の民謡アイドルデビューを果たしました。「もともとは人前で唄うのが苦手だったけれど、18歳のとき、母の後押しで出場したのど自慢が転機でした」このとき人前で唄う快感が芽生えたといいます。
--民謡アイドルネーミングの由来
唯一のネーミングを考えたかったので自分自身のアイディアで「民謡アイドル」を誕生させました。
人生を変えたランニングを始めたきっかけ
--永峯さんが走り始めるきっかけは、思いもよらないタイミングに突然訪れました
大学4年生のとき、就活でアナウンサーを目指しマスコミ関係の会社を数十社受けたのですが、全部落ちてしまったんです……さすがに自信を喪失してなかなか自信が持てなくなっていました。そんなとき、東京マラソンの仕事が舞い込んできたんです。できるできないではなく「自分を変えたい!!」そんな想いで参加を決めました。ずっと文化系で運動したことがなく苦手意識があったマラソンでしたが、苦手を克服しようと思えたタイミングでのマラソンとの出会いだったのでチャレンジする勇気が出ました。
「マラソンは自分との闘い」
走り始める前は自分と向き合う時間が取れていなかったという永峯さんだが、走ることで自分との対話の時間が増えて「本当はどうしたいのか」が明確になっていくのを感じ、ますます惹かれていったといいます。
永峯さんにとってのランニングライフ
--走る頻度は?
時間のできたときにできるだけ毎日走るようにしています。週1~2回程度、仲間とタイミング合わせて気軽な気持ちで走りに出かけます。渋谷ラジオではウルトラマラソンに挑戦したいと言ってしまったのですが、今は当初の柴又100Kからチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンへの気持ちが高まってきました。
--走りたくなるのどんなとき?
落ち込んだときや殻を破りたいとき。あとは失恋したときかな……(笑)走り始めてあらゆる面で精神的に強くなったと感じています。
--殻を破りたいと思うのはどんなとき?
先日はものまねオーディションで上手くいかず悔しい思いをしました。どうしようもない気持ちになったとき、走りたいと思ったんです。マラソン走ってるときの辛さ……そのことを思えば目の前に起こる出来事を乗り越えられるようになりました。
--ランニングを始めて変わったこと
ランニング仲間がたくさん増えました。ランニングを通じて年齢・国籍・性別を超えて仲間になれるのが魅力。先日もマラソン大会で80歳のおじいさんと友達になりました。大会に訪れれば、その土地その土地で仲間が増える。みなさんとのご縁に恵まれ人生豊かになっている気がしてます。
--民謡とランニングの相乗効果は?
地元「会津若松市鶴ヶ城ハーフマラソン大会」のPR大使に選ばれたことででしょうか。唄とマラソンのコラボができるようになりました。ハーフを参加者のみなさまを一緒に走った後に唄います。走った後疲れていても、逆にウォーミングアップができていて良い声が出るんです。唄をうたうときはまた別のパワーが漲ります。同じ苦しみを味わっているので、ゴール後参加者の皆さんと共感できるのが嬉しいですね。
--今後出てみたい大会は?
ホノルルマラソンは長年の夢です。最近はチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンも浮上してきました(笑)いつか一度ウルトラマラソンにもチャレンジしてみたいですね。あとは、お酒大好きなのでお酒(特に日本酒)の美味しい米どころの大会に行きたい。「東北フードマラソン」は2kmごとにフードエイドがあって、利き酒チケットももらえると聞いてます。ぜひ参加してみたいです!
民謡への想い
--民謡の魅力を一言でいうと……変わらないもの
私の使命は民謡を通じて福島県の魅力を発信すること。5-10年後には歌で地域の活性化していたいですね。昔からある食や伝統文化の変わらない魅力を若い人に向けて発信し、おじいちゃんから受け継いだ民謡の文化を次の世代に伝えていきたいと思っています。中でもいつも唄う福島の民謡が大好きです。福島県のシンボルの会津磐梯山をたたえた歌や女性が嫁に来たことや自然豊かなことを唄う歌。会津磐梯山の歌はお祝いの席で歌われる祝い歌として広く知られています。
--福島復興への想い
地元会津は被害が少なかったけれど、福島全体を見れば今もまだ復興していない場所があります。少しでも勇気になりたい、元気を届けたいという想いで震災後は被災地に出向いて歌ったり義援金を送ったりしています。これは仕事でなくても続けていくことだと思っている。福島だけでなく、東北地方の方々と助け合いで今後も活動を続けていきたいです。
今後の展望
「ずっとマラソンのイベントをしてみたかったんです。エコアイドルとして自然エネルギーの大切さを伝えているのでエコマラソンを企画してみたいですね。環境問題や自然エネルギーというワードだけで難しいと思われがち。簡単に発電できるし、本当はとっても身近なものなんです。ウルトラマラソンで発電しながら走ったら蓄電できますよね。その代わり参加者が限られてきちゃいますが……短い距離でもOKですし、ゴミ拾いしながらも良いですね。話だけでは伝わらない『楽しかった!身近に感じた』という感情が動くことが大切だと思うので、エコを体感してもらえるイベントを開催したいです。未だ興味を持っていない人に来て欲しいです。
強みを生かした活動を…
「デビューして4年。CDを手売り5000枚販売していました。一度やると決めたらやり切る強さが強みです。2年後、CD販売10000枚を目標にしています。会場で見かけたら応援よろしくお願いします」
今後も大会やイベントで各地を巡り、福島の魅力、民謡の魅力を届けていく永峯さん。ぜひライブに足を運んで福島の魅力、民謡の魅力を感じてみてください。今後の活躍に乞うご期待です。
【単独LIVE 情報】
・日時:12/22(金)19:00〜
・場所:伊勢佐木倶楽部 CROSS STREET
・入場料:無料
<プロフィール>
永峯 恵(ながみね めぐみ)
民謡アイドル。エコアイドル。
あったか福島観光交流大使として全国各地で歌を通して福島の魅力を発信し歌で元気と笑顔を届けている。
強みは”粘り強さ”
セールスポイントを民謡のリズムに乗せて唄うことが特技。ランニングの大会にゲストランナーとしても参加している。
永峯恵さんの公式ブログはこちらから(https://ameblo.jp/ecomegu/)