サッカニー『エンドルフィン アズーラ』徹底レビュー!万能に使えるノンプレートのスーパートレーナー
Apr 18, 2026 / SHOES
Apr 18, 2026 Updated
サッカニーから新作『エンドルフィン アズーラ』が登場しました。
現在のランニングシーンのトレンドであるスーパートレーナーであるこちらのシューズ。今回はRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんとともに、同モデルの特徴や他シューズとの使い分け方についてご紹介します。
トレンドど真ん中の「スーパートレーナー」

かつてサッカニーで使われていた品番『アズーラ』の名を冠していますが、今作のコンセプトは全く新しいもの。「いわゆるトレンドのスーパートレーナーです」と藤原さんは解説します。
サッカニーといえば『エンドルフィン』シリーズのレースシューズが人気を集めていますが、本作はそのラインナップをさらに強化する一足として誕生。他社の人気スーパートレーナーと比較しても遜色のない、注目の大衆向けレーシングシューズに仕上がっています。
『PWRRUN PB』をふんだんに採用した40mmのノンプレートモデル

今作最大のポイントは、ミッドソールに採用された『PWRRUN PB』です。ミッドソールの厚みは40mmで、ノンプレートながら十分なエネルギーリターンを感じられる設計です。「反発をもらいやすいが、決して強すぎないもらいすぎない感じ」が特徴の、幅広い層のランナーが扱いやすいレーシングシューズだと藤原さんは説明します。
アッパーはレースシューズを想起させるメッシュ素材を採用し、ヒールカウンターはしっかりとした作りで、かかとのミッドソール周りをサポートしてくれる「半地下構造」を採用しています。
アウトソールには耐摩耗性に優れた『XT900ラバー』を採用。デイリートレーナーにも使われる素材で、前面を覆う戦略的な配置により高い耐久性を実現しています。

『エンドルフィン スピード 5』との違いは?
前作『エンドルフィン スピード 4』はデイリートレーナーに近い性格を持っており、スピードとアズーラの要素が混在するような存在でした。樹脂プレートを搭載した『エンドルフィン スピード 5』は、よりレーシングシューズらしい立ち位置へ進化。「北海道マラソンでは1キロ3分台で走れた」と藤原さんが語るスピード 5に対し、『アズーラ』はノンプレートのスーパートレーナーとして役割が明確に分かれました。
同カテゴリーにはナイキ『ボメロ』シリーズ、ミズノ『ネオビスタ 2』など各ブランドの人気モデルがひしめきますが、「アシックスのスーパーブラスト 2と酷似した感覚で、安定感も近い」と藤原さんは語ります。人気モデルに支持が集中しがちなこのカテゴリーで、「積極的に選ぶ価値がある、キラリと光るシューズだ」と強調します。
おすすめのランナー・使用シーンは?

ノンプレートゆえに使用シーンは幅広く、早めのジョグやペース走、テンポアップまで対応します。「プレートシューズはしっかり乗り込まないと使いこなせないため、アズーラで足を作ってからレースシューズを活用するという流れが効果的」と藤原さんはいいます。
ただし「万能ゆえに1足で何でもこなそうとするのは、けがの予防やパフォーマンスの面からマイナス」とも語ります。あくまで手持ちのシューズとの履き分けの中でこそ活きる一足であり、「どこかの用途にぴったりとはまるのが今作の強みだ」と話します。

ランニングを継続したい方や、レースシーズンが終わって走るモチベーションを保ちたいといったシチュエーションにもぴったりの一足です。「気分が乗らない日や、夜しか走れない日に、これを履いてシャッと走るだけでスッキリする」と藤原さん自身も語ります。
価格は税込23,100円で、同カテゴリーの他モデルと比べてもやや抑えられた設定。Runtrip Storeでの取り扱いもあるので、Runtripマイルを貯めている方はぜひチェックしてみてください。
詳細情報
Saucony|ENDORPHIN AZURA

・価格:¥23,100(税込)
・重さ: 約240g(27.0cm片足)
・ドロップ: 8mm
・スタックハイト: ヒール40mm / フォアフット32mm
【動画からご覧の方はこちら】
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【プロフィール】
藤原岳久さん

FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)





