【2025年12月】マジックスピード5、ディヴィエイトニトロエリート3……Runtrip Storeおすすめシューズ3選
Dec 12, 2025 / SHOES
Dec 12, 2025 Updated

「今年こそは自己ベストを更新したい」「来シーズンに向けて、走りを変えるきっかけが欲しい」
そんな目標を掲げるランナーにとって、シューズ選びは単なるギア探しではなく、共に戦う”相棒”探しです。
こちらの記事ではあなたの走りをレベルアップさせる3足を、ランニングコーチやシューズアドバイザーとして活躍する大野颯(おおのはやて)さんのレビューと合わせてご紹介。大野さんはフルマラソンで2時間20分45秒※を記録したランナーです(※2018 東京マラソン)。
1.ASICS|MAGIC SPEED 5

「『カーボンシューズを履いてみたい』ランナーならコレ!」
エリートランナーの練習用から、サブ4の勝負レース用まで、あらゆるシーンで活躍する「MAGIC SPEED」シリーズの待望の最新作。前作から約49gも軽量化され、より自己ベストをアシストする強力なシューズへ生まれ変わりました!
特徴
・約49gの軽量化:asicsのエリートモデルに採用されている、軽くて反発力に優れた「FF LEAP」をミッドソール上層に搭載。厚さの見直しと相まって重量は約245g→約196gになりました。足回りが良くなり、ピッチの向上が見込めます。
・接地感、操作性の向上:前作から踵の厚さが約42.5mm→約37.5mmへ変更。クッション重視だった前作から、地面からのレスポンスの向上、足回りの向上を重視した「スピードタイプ」へと進化しました。接地感がある分、コントロールしやすくなり「シューズに走らされる」「シューズに負ける」といったことを避けられます。
・より柔らかな走り心地に:誰でも履きやすく大人気だった前作は、一方で「硬い」という意見もありました。しかし新素材「FF LEAP」を使用したことで接地時の柔らかさが向上。よりクッション性、反発性を感じるシューズへ生まれ変わりました!
どんな人におすすめか
・レベル:サブ3.15〜サブ4を目指すランナー
・用途:レース本番、インターバル走などのスピード練習
似ているシューズ
・NIKE|Zoom Fly 6
・adidas|ADIZERO BOSTON 13
まとめ
この1足あれば練習から本番まで迷わない。大人気モデルがさらに軽量化しスピードタイプに進化しました!
価格:19,800円(税込)
商品ページはこちら
2.PUMA|DEVIATE NITRO ELITE 3 EKIDEN

「フィット感の高さと走りやすさ」
PUMAを代表するレーシングモデル。特徴はなんといってもフィット感の高さと走りやすさ。他のエリートモデルに無い魅力が「DEVIATE NITRO ELITE 3」にはあります。「いろんなシューズを履いてきたけど、なかなか合わない」「厚底カーボンが苦手だ」という方は必見です。
特徴
・圧倒的走りやすさ:ミッドソールに採用されている「NITRO ELITE FOAM」は沈み込みが少なく、かつ弾力のある反発力がある点が特長。沈み込みによる横ブレが起きにくく非常に走りやすいです。
・走りやすいフィット感:甲回りがピタッとフィットする設計で足と一体になれる感覚があります。フィット感が高いことでズレや着地時のブレを軽減してくれるため「走りやすさ」を実現します。
・程よいロッカー構造:多くのエリートシューズは、前足部が前にカクンっと倒れ込むようなロッカー構造が特長。しかし角度の急なロッカー構造と相性のよくないランナーがいることも事実。「DEVIATE NITRO ELITE 3」は適度なロッカー構造なため、コントロールしやすいのがポイント!
どんな人におすすめか
・レベル:サブ2.5~サブ3
・用途:駅伝、スピード練習、勝負レース
似ているシューズ
・NIKE|Vaporfly 3
・asics|META SPEED EDGE TOKYO
まとめ
エリートシューズの中では、走りやすさトップクラス!「どうも厚底をうまく使いこなせない」という方はぜひ履いてみて!
価格:30,800円(税込)
商品ページはこちら
3.BROOKS|Hyperion Elite 5

「ずっと下り坂を走っているかのような一足」
アメリカNo.1ランニングブランド、BROOKSの最新レーシングモデル。重心移動がスムーズかつグイッと前に押し出してくれる推進力が魅力の一足です!
特徴
・一歩ごとに感じる推進力:軽量性・反発弾性に優れた素材を用いた独自製法のミッドソール「DNA GOLD」が特徴。またカーボンプレートの形状とミッドソールの構造により、前方への重心移動と推進力を演出。「ずっと下り坂を走っている」かのように感じられます。
・「SpeedVault Race+ Plate」:サイズごとに剛性を微調整したカーボンプレート「SpeedVault Race+ Plate」は唯一無二。一般的なカーボンプレートは整形上「大きいサイズは硬度が柔らかく」「小さいサイズは硬度が硬く」なってしまうところを、このプレートはどのサイズでも均一な硬度になっています。
・高い安定性:ミッドソールは柔らかすぎず、BROOKSならではの密度の高いクッション性のため、沈み込みによる横ブレを感じにくいです。
どんな人におすすめか
・レベル:サブ3〜サブ3.5を目指すフルマラソンランナー
・用途:フルマラソンのレース
・その他:強い反発のシューズが苦手の方
似ているシューズ
・Saucony|Endorphin Pro 4
まとめ
BROOKS好きはもちろん、強い反発のエリートシューズが苦手な方にはぜひ履いてほしい一足です。筆者の私も愛用中のお気に入りシューズです。
価格:42,900円(税込)
商品ページはこちら
まとめ

・大人気モデルがスピードタイプへ大進化したASICS「MAGIC SPEED 5」
・走りやすさトップクラスのPUMA「DEVIATE NITRO ELITE 3」
・推進力であなたのPBを後押しのBROOKS「Hyperion Elite 5」
次のメインレースで大幅自己ベストを出すために、シューズ選びの参考になれば幸いです!
あわせて読みたい
【プロフィール】
大野 颯(おおの はやて)さん

ランニングコーチ/シューズアドバイザー /JAFTスポーツシューフィッター/太陽スポーツ
マラソンでの実績をもとに、2020年から富山県の太陽スポーツに所属し、ランニング教室やシューズアドバイザーとして活動を開始。現在はオンラインランニングスクール「RUNCAMP」を運営し、全国の市民ランナーをサポートしている。
【実績】
富山マラソン2016優勝
富山マラソン2017 3位
富山マラソン2019 2位
【自己ベスト】
フルマラソン:2時間20分45秒(2018 東京マラソン)








