CRAFT（クラフト）『Pacer 2』徹底レビュー！デザイン性と機能性を備えた次世代ランニングシューズ

スウェーデン発のランニングシューズブランド『CRAFT（クラフト）』。1977年の創設以来、世界中のアスリートから支持されています。新作モデル『Pacer 2』は、機能性と美しさを融合させた次世代のランニングシューズです。

今回はRuntripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんとともにシューズを徹底解説。多くのブランドに携わり、20年以上にわたってシューズ販売の現場を見てきた藤原さんは、47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を記録したランナーです。

ゼブラ柄が魅せる大胆なデザイン

新作『Pacer 2』の秋冬シリーズでは、ゼブラ柄デザインを採用。アッパー全体に広がる大胆なゼブラ柄は、街中でもトレイルでも自然に視線を集め、ランニングに特別感をもたらすでしょう。藤原さんも「人と被らないデザインで、日常使いにも適している」と評価しており、コーディネートに取り入れやすい点が魅力のひとつだといいます。

反発力・フィット感・グリップ力が進化した最新ランニング設計

『Pacer 2』には軽量かつ反発性に優れた『New PxFoam™』ミッドソールを搭載。従来のEVA素材より最大20％軽量で、衝撃吸収性と柔軟性を備えながら高いエネルギーリターンを実現しています。

藤原さんによれば「適度な反発感がありつつ、シューズが生み出すバウンドのリズムを自分でコントロールしやすい。ニューバランス『FuelCell Rebel v5』やナイキ『ボメロ プラス』に近しい履き心地」とのこと。さらに前作と比べヒール部分がしっかり硬くなり、20gの軽量化も果たしているため、日々のランニングでの扱いやすさも向上しているといいます。

アッパーには新たに2層構造のエンジニアードメッシュを採用し、フィット感と通気性を高めています。藤原さんは「汗をかいても蒸れにくく快適」とコメント。

またスマートヒールカップとミッドフットロックにより安定性も向上し、足元をしっかりとホールドしながら前足部の自由な動きをサポートします。

アウトソールは六角形ラグパターンを採用し、路面での安定感と優れたグリップ力を発揮します。藤原さんは「耐久性も高く、日々のトレーニングで快適に使用できる」と話します。素材選びについても、CRAFTは優れた技術や素材を厳選して組み合わせているため、機能性とデザイン性の両立が実現されているそうです。

おすすめのランナー・使用シーンは？

藤原さんによれば『Pacer 2』は特にテンポアップ走、ジョギングよりも速いペースで走るときに力を発揮するそうです。激しいトレーニングをしているランナーはもちろん、健康目的で走っている人にとっても、靴のバウンド感やリズムの取りやすさから新しい感覚に出会えるシューズと太鼓判を押します。

また甲の高い男性でもフィット感が良く、足元のストレスを抑えながら走れる点も魅力だそう。藤原さんも今後ますます目にする機会が多くなりそうなブランドとして注目しており、日々のランニングを快適に、かつ特別な体験にしてくれる1足だといいます。

詳細情報

CRAFT Pacer 2

・価格：¥20,900（税込）
公式商品ページはこちら

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【プロフィール】

藤原岳久さん

FS☆RUNNING（旧藤原商会）代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長，販売歴20年以上

・ハーフマラソン：1時間9分52秒（1993）
・フルマラソン：2時間34分28秒（2018年別府大分毎日マラソン）