On(オン)最新作『Cloudsurfer Max』はロングランに最適な1足! シューズアドバイザーが絶賛するモデルを徹底解説
Aug 19, 2025 / SHOES
Aug 19, 2025 Updated
革新的な技術で次々の新たなモデルを生み出しているOn(オン)のランニングシューズ。そんななか『Cloudsurfer』シリーズから新作『Cloudsurfer MAX』が登場しました。
Runtripお馴染みのシューズアドバイザー・藤原岳久さんも「悪いところが見当たらない」と絶賛する1足はどんなシューズなのでしょうか。こちらの記事ではCloudsurfer MAXをレビューします。
『CloudTec Phase™』がさらに進化! よりスムーズな走り心地に
Cloudsurferから搭載されたミッドソール構造『CloudTec Phase™』はオン独自の特許技術である『CloudTec™』の走り心地をさらに高めるために導入した最先端のFEA(有限要素解析)技術から生まれた独自構造。かかとからつま先に向かって、ミッドソールのパーツを効率よく圧縮させることで、スムーズな走り心地をもたらしてきました。
そして今作ではミッドソール構造のパターンがさらに進化。反発弾性の高い素材『Helion™スーパーフォーム』を用いた2層構造によって、衝撃吸収性とスムーズなライド感を実現しています。
「ミッドソールが前方に倒れ込んだ後、潰れた素材が立ち上がり、前へと進んでいくイメージが構造から見て分かります。同じCloudsurferシリーズでもモデルによってチューニングを変えていますね」(藤原さん)
さらに特筆すべきはそのフィット性。通気性に優れたメッシュアッパーに加えて、シュータンや履き口、プルタブなど部分的にニット素材を用い、快適なホールド感を実現。藤原さんも「甲周りのフィット感は今までのオンのシューズのなかで1番かもしれない」と絶賛します。
ジョギングからロングランに最適な安定感
Cloudsurfer Maxはドロップ6mm、厚さ37mmという低ドロップ&マックスクッションというスタイルの1足。その使い道として「ジョギングはもちろん、ロングランにおすすめ」と藤原さんは語ります。
「今作の特徴は安定感。着地で衝撃を吸収して、適度に反発ももらえる。プラットフォームも広いので、跳ねるのではなく安定するシューズだと思います。テンポアップでは物足りなさもあるかもしれないけど、トータルで使い勝手は良いと思います」
- Cloudmonster 2
- Cloudsurfer Next
さらに藤原さんは同ブランドの人気モデル『Cloudmonster 2』、そしてCloudsurferシリーズの『Cloudsurfer Next』と比較して、同モデルを「オンを初めて履く人にもおすすめできるシューズ」と語ってくれました。
「Cloudmonster 2のように反発性が高いシューズが好きなランナーは多いけれど、ランニング初心者の方にはCloudsurfer Nextのような接地感のあるシューズを勧めてきました。今回のシューズはCloudmonster 2のような反発性もありつつ、安定感と反発性を味わえる。普段履きから使えるデザインですし、初心者の方が選ぶ最初の1足としておすすめできます」
技術の進化を盛り込んで誕生したオンの最新作『Cloudsurfer Max』。ランニングをはじめる人の1足目から、走り込んでいるシリアスランナーまで、幅広く使えるシューズとしてますます注目されそうです。
詳細情報
On|Cloudsurfer Max
価格:¥23,100(税込)
【動画からご覧の方はこちら】
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【プロフィール】
藤原岳久さん
FS☆RUNNING(旧藤原商会)代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 / JAFTスポーツシューフィッター
元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
・ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
・フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)