シューズスペシャリスト厳選！スポーツショップ店員が自腹でも買いたいマストバイアイテム【シーズン2 #1】
Jun 22, 2023 / SHOES
Jun 22, 2023 Updated
様々なスポーツアイテムが販売されている専門店で多くのランナーと接しているショップ店員の方々。そんな店員の方々へおすすめのランニングアイテムを聞き、魅力を教えてもらうこちらの企画も2年目に突入しました。
今回は日本一走るアナウンサー 長谷川朋加さんが『スーパースポーツゼビオ東京御茶ノ水本店』を訪れ、シューズ販売歴15年以上、サブ3ランナーでシューズスペシャリスト田中さんのこの夏おすすめの厳選2足を詳しく紹介していきます。
気になるアイテムがあれば、ぜひゼビオ東京御茶ノ水本店を訪れて手にとってみてはいかがでしょうか。
シューズスペシャリスト田中さんおすすめシューズ2選
長谷川：今回はどんなアイテムが登場しますか?
田中：今回は春から夏に向けて新しいランニングシューズがたくさん出てきていますので、その中から2足に絞って詳しく紹介してまいります。
長谷川：厳選された2足ということですね。
田中：そうです。イチ押しの2足になりますね。
1. アディダス｜ADIZERO BOSTON 12
長谷川：では、1つ目のアイテムを教えて下さい。
田中：1足目はアディダスの『ADIZERO BOSTON 12』になります。
長谷川：これはどんな特徴がありますか。
田中：人気の『ADIZERO BOSTON』ですが、10代目からソールが少し厚い仕様に変わりました。ミッドソールにグラスファイバー製の骨状バーを搭載し、転がりやすい形状に作られています。その形状になってから今回で3世代目になりますが、アップデートするごとにグングン良くなり今作『BOSTON 12』は衝撃的でした。
田中：一番大きく変わった部分は白いミッドソールの部分。この部分は安定感を出すLIGHTSTRIKEという素材を使っていたのですが、今作は『LIGHTSTRIKE 2.0』にアップデートされました。
それによって今まで若干硬さがあった部分のクッション感が高められています。これまで『BOSTON』が少し硬いと感じていた方には良い履き心地を感じられると思います。
田中：もう1つはEnergy Rodsが前足部のみに搭載されていましたが、今作はフルレングスで搭載されています。
長谷川：搭載される部分が拡大されたんですね。
田中：クッション感がありつつ、Energy Rodsの力をより発揮して、前にもうまく転がる履き心地に変わりました。ランナーのレベルを選ばず、どんな方でも自然な履き心地ですね。
長谷川：どんなランナーにおすすめでしょうか。
田中：『BOSTON 12』は前作『BOSTON 11』と比べると推進力が強く、レベル感が上がった感触はあります。この時期、フルマラソンを走る方は多くないので、短い距離でしたら初心者から中級者でも使えるでしょう。カーボンプレート入りシューズはまだ早いけど、プレートの力を体感してみたい方にはいいと思います。
長谷川：秋冬のレースに向けて履き慣れておくのも良さそうですね。
田中：良いと思いますね。アディダスはもう1つトップレーシングモデルがあるのですが、それにも近い形状です。そのようなモデルを履いている方のトレーニング用に使うのも良いと思います。『ADIZERO』シリーズはかっこいいですからね。
長谷川：見た目がスタイリッシュでいいですよね。
田中：男性のランナーに人気があるのですが、今回女性のデザインも良いので、ぜひ皆さんに履いてほしいですね。
2. トポ アスレティックス｜SPECTER
長谷川：続いて2足目は何でしょうか。
田中：2足目はトポ『SPECTER』というシューズになります。
長谷川：シンプルで可愛らしいですね。
田中：トポは履いたことがありますか。
長谷川：ないんですよ。私服にも合いそうですよね。
田中：このホワイトはメンズもレデイースも両方ありますので、男女問わず履いてもらえますね。トポの一番の特徴はドロップといわれている前足部と後足部の厚みの差が小さいブランド。このシューズも5mmになっていますので、非常にフラットに接地しやすいシューズです。
田中：また前足部が広めにできていて、それが足の本来の動きを妨げないようになっています。しかし、フィット感はきちんとありますので心配はありません。
田中：魅力を感じたのは、大きな推進力と反発性。その特徴として、EVA素材の中に高反発のPebax素材が盛り込まれています。これまでトポはジョギング向けのシューズが多いラインナップでしたが、こちらのシューズはテンポアップにも使えるシューズ。履いてみたのですが、自然に弾むような感覚でスピードを出せて面白いシューズだと感じました。またデザイン的にもおすすめですね。
長谷川：カラーリング、デザイン共に素敵ですよね。
田中：意外に主張もしていて、かっこいいです。普段の私服に合わせて履けるようなシューズでスピードも出せるというのが珍しいですね。足を入れてみてびっくりしました。まだ試したことない人も多いと思いますが、ぜひ試してみてほしいです。トポは他のモデルもありますので、前足に窮屈感がある方や横幅の広い方はトポを試してみるのも良いと思います。
長谷川：スピードが出るということですが、幅広いランナーにおすすめでしょうか。
田中：そうですね。ただPebax素材は反発をもらえる分、ゆっくりのジョグは他のシューズを選んでもいいと思います。フルマラソンシーズンになったら、レースで履いてみても面白いと思いますね。
長谷川：秋冬のレースに向けても活躍してくれそうですね。
田中：今このシューズでレースに出れば「あの真っ白いシューズは何だ!?」となるのではないでしょうか。
長谷川：目を引きますよね！
田中：ぜひ足を通してほしいですよね。
長谷川：今回は2足のシューズについてじっくりと紹介していただきました。
田中：この時期ぜひ履いてみてもらいたいシューズを取り上げました。生まれ変わった『BOSTON 12』は、『ADIZERO』シリーズを履いてきたランナーにも、ちょっと気になっていた方にも履いてみてもらいたい一足。
スピード感を楽しめる『SPECTER』も試してほしいですね。
長谷川：今はレースがない時期なので、いろいろなシューズを試しやすいですね。
田中：そうですね。練習で使える場合もありますし、レースでもいけそうとなる場合もあります。1つのブランドやモデルにこだわりを持たずに幅広くいろいろなシューズを試していただきたいと思います。
秋冬のレースに向けて時間があるからこそ様々なランニングシューズを楽しめるこのシーズン。田中さんのレビューを参考に、この2足を履いてみてはいかがでしょうか。
詳細情報
1. アディダス｜ADIZERO BOSTON12
・価格：¥18,700（税込）
・商品ページ：メンズ/ レディース
2. トポ アスレティック｜SPECTER
・価格：¥25,300（税込）
・商品ページ：メンズ/ レディース
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