「走らない日の自分はあまり好きになれない……」モデル・izuにとってのランニング

「すごく人見知りで、現場でも誰ともしゃべりたくないからヘッドホンしていたり。オーディションを受かったのも、すごく気まぐれな奇跡が起こったと思っていました。今でも、あれは自分の実力ではないと思っていますし、可能性を見つけてくれた編集長のおかげです。

でも、オーディションを受かってから自信をつけるのが大変でした。自信がないまま受かっちゃったから。どうせだったら、『勘違い』して根拠のない自信をつけたかったくらい……。自己肯定感が低いまま、モデルをやっていましたね」

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人に憧れられる職業のモデルでいるにもかかわらず、自己肯定感が低い状態であることのつらさ。人との距離をとることで、自分を保っていたのかもしれません。でも、そんなizuさんに自信をつけさせてくれたのが、初めてのマラソンレースの経験でした。

「初めてのレースはサンフランシスコでのハーフマラソンでした。沿道の応援を受けて、「なんだこれ?めっちゃ応援されてる!」と思って。すごくうれしかったんです。しかも、みなさん陽気で「走り終わったらビールが待っているよ!」とか言ってくれて。私が雑誌に出ているからではなく、ただ走っているから、知らない人でも応援してくれる。そういう体験が初めてだったので、とても感動しました。本当にそれで、自信がついてきたんですよ。

走るのって、自分のことを好きになるツールだと思っていて。だから、走らない日の自分はあまり好きになれないことも。笑 でも、走った日は『もう私最強かも』と思うんです。無敵感ですよね。笑 走るのは、大切な時間です」

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また、走ることで人見知りもしなくなったとのこと。走って変化を感じ、自分の心身に興味関心が沸いたら、今度は他の人はどうなんだろうと自然とベクトルが外向きに。「走る人ってどんなもの食べているんだろう?とか、どういうメンタルでこんなにすごい走りができるんだろう?という興味が出てきて。いろんな人にアドバイスもらったり、いろんなことを教えてもらうようになってから、人見知りがなくなってきたんです。なんか、スイッチが入ったみたいで。人間らしくなりました。笑
周りもびっくりして、よく笑うようになったね、とか、人見知りなくなったね、と言われるように。180度変わりました。食事も人間力も、身につけるものとかも。走ることは、マイナスが一つもないです」

フルマラソンで生まれ変わり、新しい自分になる

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毎年フルマラソンに参加しているというizuさん。マラソンを走るときも、自分の心の変化を丁寧に受け取る真摯な姿に刺激を受けます。

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